目次
会社が外資系企業に買収されて上司が外国人になり会議が英語になった」、
「海外とのやり取りが増え、自分も英語の電話会議に参加しないといけない」
なんてことになっていませんか?
確かに英語での会議は憂鬱です。。
グローバル化と何年も前から言われていますが、
日常生活で英語が必要なことはほとんどありません。
すでにお分かりだと思いますが、英語力は一朝一夕で身につくものではありません。
毎日の積み重ねでついていくものです。
でもだからといってあきらめてはいけません!
必ずしも英語が完璧である必要はありません。英語力が低くても大丈夫です。
やり方次第で英語の会議を乗り切り結果を出すことは十分に可能です。
ちなみに私は一年ほどアメリカに語学留学をしていましたので、
いわゆる日常英会話的なものはできました。
「何だ、じゃー私と状況が違うじゃん」と思ったかもしれませんが、
会議にはまた違ったスキル・経験が必要になってきます。
そのため色々な方法で英語の会議を乗り切っていました。
会議の英語もすべてネイティブスピーカーのきれいな英語だけとは限りません。
多国籍な場合、当然それぞれに「なまり」があります。
ネイティブの英語だって地方では日本語と同じようになまりがあります。
私が在籍した会社はアメリカの企業でしたが、
ブラジル、インド、ドイツ、シンガポール等、国際色豊かな職場でした。
半分は日本人でしたが半分は外国人でした。
そのため会議は当然英語です。
通訳が部ごとに専属でついていました。
その通訳の人たちでさえ、この多国籍の英語を訳すのには苦労をしていましたね。
でも1点注意したいのがゴールは「会議で英語を話せるようになること」ではなく、
「問題解決のために会議を開いて会社に利益をもたらすこと」です。
金融系の外資系企業で働いていた私が
英語の会議でついていくために
絶対に必要なことを経験を踏まえてまとめたので、
ぜひ最後まで読んで会議を乗り切ってみてください!
事前にしっかりと会議の議題を確認する
まず、基礎中の基礎ですが会議の内容をしっかり予習しておきましょう。
日本語の会議の場合でも同じだと思いますが、
会議の内容を把握していないのにいきなり会議に出ても分かりませんよね?
まずは、何について話してるのか理解するところから始めないといけません。
英語の場合はなおさらです。何を言っているのかわからないことが予想されるので
いつもより念入りに事前資料を確認したり、担当者に話を聞いておくことをおすすめします。
英語力があれば心強いのですが、
それ以上に何のテーマで、どういった問題があり、
どうしたいのかというのを事前に把握しておくだけで、
会議への心構えができて乗り切ることができます。
事前準備して、ぜひ心にゆとりが持ってみてください。
予測する
いよいよ会議が始まり冒頭から英語がさく裂します…!
でも、焦らないでください。
あなたは事前準備をしっかりしてきているので
発言者が何について話しているのかは何となく追えているはずです。
この時のコツは、一字一句を聞き取ろうとしないことです。
聞き取ろうとすると相当な集中力が必要とされますし、
頭の中で日本語に変換しているとまず置いて行かれます。
だいたいの話の流れで大丈夫です!
聞き流しながら発言者の身振り手振り、他の参加者の反応等を見て結果、
何を言いたいのか何となく予測します。
「え、そんなこと?」と思うかもしれませんが、
どんなに頑張っても英語はすぐに聞き取れるようになりません。
しかも、多国籍の環境であればそれぞれの英語のなまりがあり、
これは英語ができる人でも慣れるまで時間がかかります。
大切なのは会議をしっかり理解して問題を解決し結果を出す。
そして会社に利益をもたらすことです。
リスニングのテストをしてるわけじゃありません。
かといって99%分からないと英語の会議についていけなくなるので、
英語の勉強は日頃より積み重ねておきましょう。
リスニングの勉強法についてはこちらを確認してください。
この記事ではスキマ時間を活用して
効率的に英語習得できる3つの秘訣について
私の経験からお伝えしてます!!
分からなければ遠慮なく分からないと伝えよう
頑張って事前準備をし、会議に集中していたとしても分からないときは分かりません。
そういう場合は遠慮なく分かりませんと会議のメンバーに伝えましょう。
日本式の分かっていないのを分かっていてくれているだろうというのは通じません。
質問や発言がなければ当然理解しているものとして会議は進んできます。
そして遠慮なく「今まで話してきたけどあなたはどう思う?」と意見を求められてきます。
その時に、「何だ、聞いていなかったのか」と評価を落としかねません。
こういう場合は、遠慮なく英語が聞き取れない旨を伝え、
繰り返してもらったり、遅くしゃべってもらったりしてもらうようにしましょう。
相手に迷惑をかけたくないという日本人特有の性格が邪魔をしますが、
自分の状況を相手に伝えるのは特にバックグラウンドが違う外国人に対しては大切なことです。
遠慮はいりません!
通訳の横をゲット!
自分で色々頑張ってもやはり限界はあります。
そういう時は、いっそのこと諦めて周りの人に助けを求めます。
周りで英語のできる人に頼むか大きい会社では通訳がいることもあるので
そういう時はその通訳の隣の席に座りましょう。
割り切って英語のリスニングをあきらめ、
通訳に集中して会議を乗り切るのも一つの方法です。
ただその時に、通訳に話しかけるのはNGですね。
通訳の邪魔になってしまいます。
この場合、中途半端に英語ができるとかえって疲れることもあります。
聞き取れるところは聞いて聞き取れないところを通訳から聞くというのはなかなか疲れます。
どちらかに集中しましょう!
会議を録音する
会議を録音しておくことも良い手ですね。
あとで聞き返すことでより会議の内容の理解度が深まったり、
後々にリスニング力アップに繋がったりします。
会議中、迷惑をかけたくない、という人にはうってつけの対策になります。
聞き取れない箇所があったとしても誰にも迷惑をかけずに聞き返せるので、
ゆとりをもって会議に臨めます。
あと、会議のシーンにはその時に良く使う単語だったりフレーズだったりがあるので
繰り返し聞くことで耳が慣れていき、
会議を重ねるごとにヒアリングが向上しているのが実感できるはずです。
業界用語を覚えてしまえば、
格段にリスニングはラクになるのでとてもオススメの対策方法ですよ!
ただ、事前に録音する旨をメンバーに伝えて了承を取っておいたほうが良いでしょう。
会議後に聞く
これも周りの人に助けを求める対策方法ですね。
単純ですが、分からなかったところは発言者本人に確認したり、
周りのメンバーに確認するのが一番です。
そのためにはちゃんと聞いてる、ということを相手に伝えるためにも
しっかりとメモを取っておきましょう。
○○は分かったけど、△△が分からなかった、という聞き方なら、
相手から悪い印象を持たれることはないはずです。
しかし、初めからそのつもりだと集中力を欠いて
全然会議の内容を理解できてないケースがあるので、
その時に意見を求められたら地獄ですね(汗)。
他力本願でもいいので、目的達成のためにどうにかして英語の会議を乗り切りましょう!
議事録に期待する
どうやっても英語での会議についていけないときはあとから出てくる議事録に期待しましょう!
だいたいの会議では議事録を取っているはずです。
個々の英語力にもよりますが、精一杯努力しても難しい時もあります。
こんな時は他者が記録してくれている議事録です。そこに期待しましょう^^
また今は音声入力の技術が発展してるため、
google ドキュメントの音声入力を用いて
自分から議事録を作ってみることを提案してみてもいいかもしれませんね。
発言をする
意外に大切なのが「発言する」ということです!
周りに「お、あいつ積極的に会議に参加しているな」と思ってもらえるばかりではなく、
何気に集中力が切れるのを防いでくれます。
日本語でも同じだと思いますが、
ただ聞いているだけでは集中力は持ちませんね。眠くなってくるし。。。
そして外国人にはアピールが大切です。(とても大切なことです)
「私は英語があまり分かりませんが、一生懸命会議に参加していますよ」
と頑張ってる姿勢をみせるのは、意外に効果があり自分の評価が上がります。
誰だって自分の話は聞いてもらいたいですよね。
「反応がない」「意見がない」というのが一番ダメです。
分からないなら分からないという意思を示しましょう。
参加しようという気持ちが大事
英語の会議を乗り切る8つの方法を紹介しました。
結局、ポイントは集中力を切らさずに英語での会議に参加することです。
そのためには参加しようという気持ちが大事で、
自分から行動していればその気持ちは他のスタッフにも伝わります。
そうすると他のスタッフもゆっくり話してくれたり、
聞き取れてるか聞いてくれたり協力をしてくれるはずです。
英語力が低くても大丈夫です。
相手も同じ人間なので、事前に対策をしっかりしておけばあなたも英語の会議を乗り切れます!
しゃべる言語や文化背景が違うだけでビビる必要はありません。