目次
こんにちは!
今回の記事では
「名詞節と副詞節のIfとWhetherの違いがわからない…..」
「どうやって見分ければいいのか知りたい!!」
「名詞節と副詞節ってどうやって見分けるの?」
といったような悩みをもっている方に向けて作成したものです。
IfとWhetherは大学受験やTOEIC、TOEFLにおいて頻出の文法事項です。
にもかかわらず、対策を疎かにして苦手にしてしまう人がたくさんいます。
とはいっても、英語は基本から理解していけば簡単です。
そこで、今回はIfとWhetherについて基礎から説明していきたいと思います!
名詞節のIf「〜かどうか」
IfやWhetherの特徴や見分け方を知る前に
基礎としてそれぞれの意味を知っておくことが最も大切だといえます。
もちろん、意味で判断するよりもカタチから攻めた方が素早く効率的に
見分けることができますが(詳しくは記事最後で説明します)
最終的な確認として「英文の意味を把握すること」が求められているので
基礎的な意味を暗記することによってその後の学習を効果的に進めることが
できるといっても過言ではありません。
では早速、名詞節のIfから紹介していきます!
- 名詞節Ifの意味「〜かどうか」
- 特徴「動詞の目的語になる」
と表すことができるのがこの名詞節としてのIfです。
まずは意味を覚えてください。
訳)「彼が窓を壊したかどうかはどうでもいい。
なぜなら私は彼のことが嫌いだからだ。」
名詞節→Ifからthe windowまででcareの目的語となっている(しかし文頭のIfはほとんど副詞節「もし〜ならば」なのでこのパターンはまれ)
訳)「あなたは昨日私があなたのピザを食べたかどうか知っている?」
名詞節→Ifからyesterdayまででknowの目的語となっている
このように、意味と特徴を押さえた上で英文にチャレンジすると
簡単に文章全体の意味を理解することができ、精読や速読につながっていきます。
そして
「意味と特徴をつかむ」→「実践でアウトプット」
この流れで学習することによって
最速で結果を出すことができるので、是非覚えておいてください!
名詞節のWhether「〜かどうか」
IfだけでなくWhetherにも「〜かどうか」という名詞節の意味があります。
そのため
「どうやって使い分ければいいのかわからない…..」
「意味が同じなら使い方も似ているの?」
「そもそも使い分ける必要ってあるの?」
など様々な疑問を持つひとがいると思いますが
IfとWhetherには使い方のルールがあります。
詳しくは「IfとWhetherの違い」にて説明するので
現段階では「名詞節ならIfとWhetherは同じ意味になる!」
と理解していただければオッケーです。
- 名詞節Whetherの意味 「〜かどうか」
- 特徴 「主語、目的語、前置詞の目的語、補語」になる
このように WhetherはIfと比べて「万能である」 ということがいえます。
そのため「英検のライティングテスト」「TOEICのS&R」「ビジネスでのメール対応」など
英作文で悩んだときはWhetherを使うのがオススメです。
とはいっても簡単なルールさえ押さえてしまえばすぐに理解できるので
まずは意味と特徴だけ覚えてください。
訳)「私は彼女がデイビットと結婚したかを知っている。」
名詞節→WhetherからDavidまでがknowの目的語となっている
訳)「トムが友人とサッカーをしたかどうかは大して重要ではない。」
名詞節→Whetherからfriendsまでが文全体の主語になっている
訳)「彼の問題は、彼自身が毎週月曜日に早起きできるのかということである。」
名詞節→WhetherからMondayまでがHis probremの補語になっている
副詞節のIf「もし〜ならば(仮定)」「たとえ〜でも(譲歩)」
上記では名詞節のIf Whetherについて紹介したので
次からは副詞節について解説していこうと思います!
まず、名詞節との違いは
「節の意味」「節のカタチ」です。
これらを踏まえた上で説明を聞くと理解しやすいので
しっかりと覚えていてください。
- 副詞節Ifの意味 「もし〜ならば」「たとえ〜でも」
- 特徴 「文全体の副詞の役割をする」
といったように表すことができます。
そもそも名詞節と副詞節は基本的に「意味で見分ける」作業が必要です。
if と whether の見分け方は「カタチで見分け」できるですが
意味を理解している上でカタチで判断するのがベストです!
そのためにifが
「もし〜ならば」「たとえ〜でも」という2つの意味を覚えましょう。
訳)「もしあなたがミスをしてしまっても、それは心配しなくていい。」
副詞節→Ifからmistakeまでが副詞節になっている
訳)「もしあなたが東京にいったら、東京スカイツリーを見るべきだ。」
副詞節→IfからJapanまでが副詞節になっている
訳)「たとえあなたがミスをしてしまっても、それは心配しなくていい。」
副詞節→Ifからmistakeまでが副詞節になっている
このように先ほどの名詞節とは異なり
文全体が副詞節(なくても文が成立する部分)になっているという特徴があります。
これを踏まえた上でWhetherについて説明していきたいと思います。
副詞節のWhether「〜であろうとなかろうと」
名詞節はIfとWhetherどちらも「〜かどうか」という共通の意味をもっていましたが
副詞節の場合は意味が異なり
「〜であろうとなかろうと」と訳していきます。
If=「〜かどうか」 Whether=「〜かどうか」
If=「もし〜ならば」「たとえ〜でも」
Whether=「〜であろうとなかろうと」
まずはこの4つを整理することから始めてください。
しっかりと理解すれば読解力アップにつながります!
- 副詞節Whether意味 「〜であろうとなかろうと」
- 特徴 「文全体の副詞の役割をする」
3で紹介したIfの副詞節とは意味が異なりますが、特徴は同じです。
実際に例文を見た方が理解しやすいと思います。
訳)「あなたがオレンジを好きであろうとなかろうと、それを食べなければならない。」
副詞節→Whetherからnotまでが副詞節になっている
訳)「トムが正しくてもそうでなくても、あなたは彼を思いやるべきである。」
副詞節→Whetherからnotまでが副詞節になっている
訳)「仕事をやりたくないと思ってもそうではなくても、
私は毎日自分の仕事をしなければならない。」
副詞節→Whetherからnotまでが副詞節になっている
このように、副詞節のWhetherは
「Whether A or B」「AであろうとBであろうと」
というカタチで頻出なので十分注意してください。
ただし、名詞節の場合は
「Whether A or B」 「AかBかどちらか」
という意味になるので混同しないようにしましょう。
この違いを理解するだけでもあなたのリーディング力をレベルアップさせることが
できるので、しっかりと覚えていきましょう。
IfとWhetherの見分け方
1から4章まではIf、Whetherの意味や特徴を紹介ししました。
しかし「訳してから名詞節か副詞節かを見極める」という方法では
かなり時間がかかってしまいます。
そこで、今回は意味ではなく「カタチから名詞節と副詞節を見分ける」
方法について説明していこうと思います。
これを実践することによって
「回答のスピードが上がると同時に精度もアップする」
といった一石二鳥な効果が期待できるので
しっかりとマスターした上で
日頃の学習効率の向上につなげてくだされば幸いです。
名詞節と副詞節の見分け方
• 自動詞、他動詞で見分ける
• なくても成立するかどうかで見分ける
まず、自動詞か他動詞で見分けるのが最も効率的かつ最速です。
英文のルールとして「他動詞のあとには目的語がくる」というものがあります。
そのため、自動詞か他動詞かを見分けることができれば
その後に続くIfやWhetherが名詞節だと判断することができます。
訳)「あなたはトムが窓を壊したかどうか知っていますか?」
名詞節→Ifからwindowsまでが名詞節になっている
この場合はknowという他動詞に着目して判断することができます。
訳)「エレンが家族とバスケをするかどうかについてはどうでもいい。」
名詞節→whetherからfamilyまで名詞節になっている
まずseeという動詞に着目して、他動詞と気づけば名詞節と判断できます。
訳)「もしあなたが私のことを嫌いでも、
私はいつでもあなたを尊敬しています。」
副詞節→Ifからmeまでが副詞節になっている
例文1〜2とは異なり、副詞節の場合はIfやWhetherの節が消えても文が成立します。
この見分け方をマスターすると
意味で判断する必要がなくなり、時間短縮につながります!
IfとWhetherの使い方
5章で紹介した「自動詞他動詞で見分ける」「なくても成立するかどうかで見分ける」
という名詞節と副詞節の判別方法を覚えた上で、
IfとWhetherのルールについて説明していきたいと思います。
WhetherはIfと比べて万能といいましたが
今回はその理由について紹介していきたいと思っています。
「意味」「見分け方」をマスターしてから
細かな使い方の学習も進めてみてください。
- Ifは主語にならない
- Ifは後ろにto do をとらない
- Ifは後ろにor not をとらない
- Ifは補語、前置詞の目的語、同格説にはなれない
- Whetherは万能
といった特徴があります。
まず、Ifが文頭にきたときに名詞節になることはありませんが
副詞節の場合は文頭にきて「もし〜ならば」という意味になることが多いです。
そして、If to doというカタチは存在しません。
Whether to do「〜すべきかどうか」はオッケーです。
また、Whether 〜 or not はOKですが
If or not 〜はNGです。
このようにIfを使う場合は細かなルールについて知っていなければならないのです。
しかし、Whtherは副詞節と名詞節を場面に応じて使用できれば良いので
「Ifと比べてWhetherは万能」といわれています。
まとめ
- 名詞節のIf「〜かどうか」
- 名詞節のWhether「〜かどうか」
- 副詞節のIf「もし〜ならば(仮定)」「たとえ〜でも(譲歩)」
- 副詞節のWhether「〜であろうとなかろうと」
- IfとWhetherの見分け方
- IfとWhetherの使い方
- 今回の記事ではTOEICなどで頻出のIfとWhetherについてまとめてみました。
多くの人が混同しがちな分野なので
しっかりとマスターすれば、ライバルと圧倒的な差をつけることができるので
是非、この記事を参考にしながら頑張ってみてください!!
第一章の例文1のIf he broke the window, I don’t care. Because I don’t like him.という分は少し変です。becauseはそのまま文頭に置かないからです。
第4章の副詞節のIfの例文1と例文3が全く同じです。
ご指摘ありがとうございます。参考にいたします。