目次
学校で英語を学習する時に
1番最初に聞くといっても
過言でないフレーズ。
それは
「How are you? (元気ですか、調子はどうですか)」
ではないでしょうか。
これに対する返事として
学校からは
「I’m fine (元気です)」や
「Fine, thank you (元気です、ありがとう)」
と教えられたので、
私はこのフレーズが正しいと思っていました。
しかし後に留学先でネイティブスピーカーと話して、
私の考え方は180度変わります…。
たしかに「I’m fine」は間違いではないのですが、
「How are you?」に対する返事としては違和感があり、
どちらかというと別の場面で使うフレーズです。
私はアメリカ留学時、
現地でホストマザーに
「How are you?」と話しかけてみたら
「Good, how are you? (元気よ、あなたも元気?)」
と返事が返ってきました。
あれ? “I’m fine”って言われなかった。
Goodのみ??
一瞬頭がパニックになりました…
そして私は現在アメリカに住んでいますが、
「How are you?」と聞いて「I’m fine」という返事を
聞いたことがありません。
ネイティブたちは「I’m fine」以外で
色んな言い方で返事をしてるのです!
今回は「How are you?」に返事するよく使う挨拶フレーズをお伝えします。
自然な返事を暗記して話してみよう!
「How are you?」の表現は
英会話の中で必ず聞くフレーズです。
朝、家族に「おはよう」と
挨拶した後に「How are you?」
久々に会う人にも
「How are you?」
職場で初対面の人に会っても
「How are you?」。
スタバで注文をする時に
店員さんから最初に聞かれるのも
「How are you?」。
そう、英会話は全て「How are you?」で
始まるといっても過言ではありません。
さまざまな場面で
「How are you?」が使えるということは、
逆に言えば、それに対する返答も
さまざまな表現が使えるわけです。
返答に種類があると聞くと
逆に難しく感じるかもしれませんが、
英語は難しくはありません。
自分の答えたいように答えれるからです。
元々英語学習が大好きだった私。
学生の頃、将来は
「英語を使った仕事がしたい!」
「海外に住みたい!」
など、たくさんの夢を抱えていました。
でも学校で文法だけを学んでも、
実際ネイティブスピーカーと
話さないと本当に学んだことが
活かされているのか、学んだことが
自然な表現なのか分からないまま…
そんな不安に駆られた高校生の時から
始めた英会話スクールは10年間通い、
高校時代、大学時代、社会人時代
3回の留学や現在のアメリカ生活の経験を元に、
英語ネイティブスピーカーの
自然なフレーズをお伝えます!
長文で会話しようと考えて難しいと感じるより、
最初はフレーズで覚えて、
少しずつ会話量を増やせるよう、
今回は自然な返答のフレーズをご紹介しますね!
how are you への返事
Goodを使う返事
「Good!」というフレーズは
とても一般的で、
Goodを用いたその他のフレーズとしては
以下の3つが主に使われます。
意味は全て同じです。
(挨拶なのでI’mは省くことが多いです)
- I’m good
- Doing good
- Pretty good
私は普段「Good!」を使うことが多いです。
笑顔でシンプルに伝えたあと、
「How are you?」と相手に
聞き返して会話を
スタートさせます。
「Good」は日本でもよく聞く単語なので、
初めて「How are you?」と
聞かれたらベーシックに
「Good!」と答えると良いでしょう。
上記以外にも「Good! Good!」と
”Good”を繰り返す言い方も
一単語で言いやすく、
相手にも理解してもらいやすい
表現になります。
笑顔で伝えると相手に伝わりやすく、
親近感や好感を持ってもらいやすいです。
Wellやalrightを使う返事
上記の“Good”を用いた表現と
同じ「元気」の程度を表すフレーズですが、
ここでは単語が少し変わります。
フレーズ下記の種類があります。
- I’m doing well
- Doing well
- I’m doing alright
- Doing alright
Wellやalrightには元々
「状態が良い」という意味があるので、
上記もフレーズ1と同じように
「元気です」「順調です」
といった意味になります。
フレーズ2も良く聞いたり
使ったりする表現です。
私の友人がよく使う表現で、
私にとってとても身近なフレーズです。
海外ドラマや映画などでも良く耳にする
とても一般的な表現ですので、
よく視聴される方は、
少し意識して聞いてみて下さいね!
Greatを使う返事
フレーズ1やフレーズ2の表現よりも
「更に調子が良い」といった
意味に使われるのが
「Great」です。
フレーズ1と良く似ていて覚えやすく、
かつ一般的に使われます。
表現としては下記のような
使い方ができます。
- Great
- I’m great
- I’m doing great
使い方はフレーズ1や2と同じで
単語を「Great」に変えれば
良いだけなので、
覚えやすく使いやすいですね!
そして「Great!」は私のアメリカ人の旦那が
よく使う表現で
私にとってはとても馴染みがある表現です。
笑顔で「Great!」と返事を聞くと、
こちらまで明るい気分になれるような、
そんなフレーズです。
Excellentを使う返事
フレーズ1-3までとは異なる中級編が
「Excellent」です。
元々
「素晴らしい」
「優秀な」
「優れた」
といった意味があるので、
「Great」よりも
「はるかに元気だ、調子が良い」
という意味になります。
使い方はフレーズ1-3と同じなので、
単語さえ覚えれば簡単です!
- Excellent
- I’m excellent
フレーズ1-3よりも状態が
良いことを表すので、
明るいトーンで伝えることによって、
調子が良いことを
更に強調でき相手にも
伝わりやすくなります。
Excellentを使用するのも一般的ですが、
それ以上によく使われるには
フレーズ1-3ですので、
最初はフレーズ1-3を
使ってみると良いでしょう。
絶好調を伝える返し方
もしかすると聞きなれない表現かも
しれない上級編のフレーズ。
それは「Couldn’t be better」です。
フレーズ4と同じくらい
「調子が良い」
「絶好調だ」
と表現したい時に使います。
直訳すると「これ以上良くならない」。
言い換えると
「絶好調!」という
表現になるわけです。
- Couldn’t be better
これも元気であることを
最大限に伝えているので、
最高の笑顔で
返答すると良いでしょう。
フレーズ4や5のレベルで
調子が良いと言われると
「どうしたの、最近何があったの」
と会話が弾み、更に相手との
コミュニケーションを図ることも
できますね!
こちらの表現も海外ドラマなどで
よく見聞きするフレーズですので
フレーズ1-4に慣れてきたら
一度フレーズ5も使ってみて下さいね。
YouTube 参考動画
こちらの動画はアメリカ人の方が監修しており、
挨拶をするときの英語フレーズ
「How are you?」への返事について
たくさんの英語フレーズを説明しています。
38分とちょっと長く感じますが、
半分はイギリス英語での音声なので、
実際はすぐに聞き終えるかと思います。
ぜひ参考にしてみてくださいね!
「調子が良い」以外の返し方
普通だ、と伝える
フレーズ1から5までは、
一般的な「元気である」を意味する返事の表現をお伝えしました。
それでは
「まぁまぁ元気だけど、
そこまでテンションは高くない、普通だ」
と言いたい時はどう言った表現があるのでしょうか。
一般的には下記のように使います。
- I’m ok
- I’m alright
- Not bad
前述しましたが、
声のトーンによって
相手の受取り方は異なるので、
注意してくださいね!
「I’m OK! 」と言えば
元気に聞こえます。
逆に「I’m ok…」と小声で言えば
相手を心配させてしまうような
表現になります
(日本語もそうですよね!)
それぞれの単語も、
難しくない単語ばかりなので、
あとは「How are you?」と聞かれることに慣れてきたら、
アレンジして自分のその日の気分を伝えると良いでしょう。
元気がないときの返し方
「テンションが低い時」
「落ち込んでいる時」
「体調不良の時」
など元気がないに使う
一般的なフレーズです。
日本語も同じですが、
初対面の相手には場の空気を暗くして
気を遣わせてしまうこと可能性をあるのを避けるため、
いつも本音で話せる親しい間柄(友人や家族)に
使った方が好ましいフレーズをご紹介します。
- Not good
- Terrible
上記の状態よりひどく、
更に気分を協調したい時は
下記の表現を使うこともあります。
- Awful
- Horrible
これもフレーズ4と5と同じで、
通常のテンションと異なるので、
相手に「どうしたの、何かあったの?」と、
(今回の場合は相手が心配して)
次の会話に進むことになります。
私は落ち込んでいる時、
話を聞いてほしい時、
仕事で疲れた時
など使いわけて使っています。
ただ単に疲れた時は(親しい相手に)
「I’m tired」と返事をすることも
よくあります。
久々に会った友人や家族への挨拶の返事で
急に「Terrible」と伝えるのは
私個人的には億劫なので
「I’m good」などとフレーズ1を伝え、
少しずつ会話が弾み始め
相手や自分が近況報告をしている時に
「実は先日こんなことがあって…
その時はTerribleな気分だった」
と会話の中で
自分の気持ちを表現する時も
あります。
その他の例としては、
親しい間柄であれば「Awful!」と言った後に
「聞いて、聞いてー!」と
話を続けて詳細を伝えても問題ありません。
相手との距離を大切にして
臨機応変に会話の持って
行き方を変えてみると良いでしょう。
How are you?の言い換えとは?
さて、最後は
「How are you?」の言い換えです。
これまで「How are you?」に対する
返事のフレーズをお伝えしましたが、
「How are you?」にも下記のような
別の言い方があります。
- How are you doing?
- How’s it going?
- How have you been?
どれも同じ意味ですので、
下記のように聞かれても、
フレーズ1~5(相手によっては番外編も)を
使って返事をすることが可能です!
また「How are you?」とこちらから聞いても、
それに対する返事なしに
「How are you?」と返事の前に
聞き返されることもあります。
これも日本語と同じですね!
「元気?」と聞かれても、
こちらも「元気?」と聞いてしまう
こともありますよね。
なので、この場合も上記フレーズや
番外編などの表現で返事をすれば
全く問題ありません。
英会話に大切なこと
英会話に大切なのは、
積極的に返事をすること、
自分の英語に自信を持つこと、です。
相手を思いやるがゆえに、
長い文章に繋げようと試みたり、
次の会話を考える必要はありません。
最初は、「1単語だけ覚える」など
小さな目標を決めて実践し、
英語が通じることの喜びを感じて、
それを自信に繋げることが大切です。
私は、学生時代や社会人になってからも
留学するために英会話スクールに通っていましたが、
1週間に1度スクールに行き
ネイティブスピーカーに会う度に
「How are you?」と聞かれ、
返事をする場を設けていたので、
「How are you?」の会話は慣れた表現でした。
では私は1週間に1回の英会話スクールで、
「How are you?」に対する返事には
どのように慣れたのでしょうか。
(もちろん最初は、「How are you?」
と聞かれるだけで緊張しましたが笑)
私は、自宅で宿題をしている時など
1人でいる時も、学校の英語の
教科書を声に出して読んでいました。
声に出して英語を読むと声に抑揚がつき、
本当に誰かと会話しているような
感覚になります。
私は教科書や本に出てくる登場人物ごとに、
声のトーンを変えたり、抑揚をつけて、
英語を読んでいました。
そのため英会話スクールの実践場に行っても、
普段の練習を活かせる場として、
楽しい気持ちで明るく元気に
「Good!」と返事ができていました。
そして慣れた頃には自分から
「How are you?」と聞き返したりと、
会話を少しずつ増やしていきました。
さて、英語学習は、
英会話スクールに通うことだけが、
英会話上達への一歩というわけ
ではありません。
海外ドラマや映画のセリフの
「How are you?」に対する返事を、
登場人物と合せて一緒に声に出してみたり、
海外旅行の宿泊先やレストランで
「How are you?」と聞かれることを想定して
答えを用意しておく、など、
自分に合う方法で、
長く地道に楽しみながら英会話が
できる方法を探してみて下さいね!
まとめ
フレーズについて
- 「Good」一般的、覚えやすい「Good」を使ってみましょう。
- 「Doing well」1単語から文章に変えてみましょう
- 「Great」文章で覚えにくい場合は単語だけでも調子の度合いを変えていつもと変化をつけてみましょう
- 「Excellent」声のトーンに表現力をつけて伝えましょう
- 「Couldn’t be better」調子が良いことを伝え、会話をはずませましょう
勉強法について
- 1単語だけ覚えて、声に出して練習してみましょう
- 失敗を恐れず自信を持って、返事をしてみましょう
上記をマスターすれば、
ナチュラルな表現で英会話を
スタートさせることができます。
英語を話す機会があまりない方には、
突然ネイティブスピーカーに
話しかけられるとビックリしてしまう
かもしれませんが、
元気よく明るく返事を
してみてくださいね。
日本国内での英会話の機会は限られていますが、
そんな限られた中だからこそ、
パッと返事ができたら嬉しい気持ちになります。
是非、普段から「How are you?」と
聞かれた時の返事を
1つだけでも用意してみて下さい。
相手に英語が伝わったことが
分かった時の感動は忘れられないものです。
またその感動が、
自然に英会話に興味がわき、
外国人と接するのも
楽しみに変わるはずです!
読者の皆さんが、
少しでも英語に対して
「楽しい!」
「嬉しい!」
という気持ちを持って、
後には英会話が弾むように
なるのを祈っています!