日常生活のなかで、
胸キュンしたり、トキめいたり、
心臓がドキッとしたりする場面は
たくさんありますよね!
「カッコイイ人を見てドキッとした!」や、
「可愛い服を見つけてトキめいた!」など、
恋愛感情だけに限らず「トキメキ」は色々な意味がありますよね。
この記事では、
「胸キュン」「トキメキ」を表す英語表現を
シチュエーションに応じて紹介したいと思います!
また文章最後には、
自分の好きなアイドルに使える
「推し」についても解説します。
ぜひ最後まで読んで使えるようになってみてください!
「心臓のドキドキ」を表す表現
そもそも日本語で言う「胸キュン」「トキメキ」を
そのまま英語表現にするのは中々難しいです。
ときめく感情を単語、名詞として表現するのは、
英語には無い日本語独特の表現なのです。
しかし、英語でも日本語と同じように
ときめく気持ちを伝える表現はもちろん存在します。
「トキメキ」という名詞の代わりに、
「(心臓が)ドキドキする」「バクバクする」
というような文章での表現でしたら英語でも近いフレーズがあります。
心臓がドキドキする、バクバクする
という表現は「My heart is ~」を使います。
(脈がドクドクと打っている)
My heart is racing(脈が速まっている)
My heart is beating(脈を打っている)
My heart is pounding(バクバクしている)
どれも同じような意味なので
細かい違いはありません。
上記の例文はすべて同じ意味合いでネイティブは使います。
それでは具体的なフレーズを紹介します。
(彼とエレベーターに一緒に乗っていた時、心臓がバクバクしていた)
My heart is thumping because I’m going to my favorite artist’s concert next week.(来週大好きなアーティストのライブに行くから心臓がドキドキしてる)
Why is my heart so racing right now?(なんで私の心臓今こんなにバクバクしてるんだろう?)
My heart was pounding throughout while he was staring at me.(彼が私を見つめている間、心臓がずっとバクバクしていた)
という感じで使います。
また日本語では、
「胸キュン」「胸のトキメキ」という表現がありますよね。
こちらは英語でも同じような
名詞での表現があり、
My heart is beating
という表現にちなんで、
「Heartbeat」と言います。
(誰も私の胸のドキドキを止めることは出来ない)
「恋に落ちる」を表す表現
ただ心臓がドキドキしてトキめいただけでなく、
完全に恋に落ちた様子を表現する時は、
・Fall in love with ~
・Have a crush on ~
と言います。
一つ目の「Fall in love with ~」 は一番スタンダードな表現で、
言葉通り「(人)に恋に落ちる」という意味を表します。
(すっかり彼に恋しちゃったみたい)
二つ目のHave a crush on はスラングに近い表現で、
一つ目のfall in love よりも
強くて一方的に恋する感情を表します。
Crush(ぶつかる、砕ける)という意味から、
「一発でドンときた」といったような感覚を表します。
特にネイティブの若者の間でよく使われ、
よく自分の好きなアイドルなどに対して
使われたりしています。
(彼が私が完全に恋してるK-popアイドルです)
これは、日本語の「一目惚れ」という
表現にも近いのですが、
英語にも「一目惚れ」を直接表す表現は存在します。
それは、
Love / fall in love at first sight
です。
「一目(first sight)で恋する」、つまり
「一目惚れ」という風になります。
(初めて旦那に会った時、あれは一目惚れだった)
I fell in love with this lipstick at first sight.(このリップに一目惚れしました)
緊張感のあるドキドキを表す比喩表現
次に、心臓のドキドキや胸のざわめきで
落ち着かない状態を表す比喩表現です。
それは、ある生き物を比喩として使い、
Have butterflies in my stomachと言います。
直訳すると、「お腹の中に蝶々が飛んでいる」というような意味になりますが、
それほど興奮していて落ち着かないという様子を表しています。
(明日彼氏と初めてのデートに行くから緊張してドキドキする)
この表現はポジティブなことだけでなく、
居心地の悪い落ち着かなさなどの
ネガティブなシチュエーションでも使えます。
(明日会社の面接があるから緊張でソワソワして落ち着かない)
またこのフレーズは省略して、
Get the butterflies/ Get me the butterflies
と言われることもあります。
(彼と直接会った時、興奮してドキドキした!)
His looking got me the butterflies!(彼のルックスが私の胸をキュンとさせた!)
この言い方の場合、一つ気をつけなければ
いけないのが、”the”を必ずつけるということです。
「Butterflies in my stomach」は特定のフレーズなので、
省略して使うときは butterflies の前に必ず冠詞の”the”が必要です。
「心を奪われた」様子を表す表現
心(心臓)を奪われた、心臓がやられた様子を
表す名詞の表現は、
・Heart-throb
・Heart attack
などがあります。
これらは、
My heart is throbbing.My heart was attacked.
という文章から来ています。
Throbbingは、「傷んでズキズキする」
という意味で、
それほど胸が苦しいドキドキするという意味で使われます。
Heart-throbはそこから派生し、
日本語に訳すと、
「胸の傷み」「胸のトキメキ」というような意味になります。
また、自分の心を奪った相手や、憧れの的のなるものなどに対しても使われます。
(胸のドキドキの原因は彼の笑顔でした)
My current heart-throb is him who works at the Starbucks.(最近胸がときめく相手はあのスターバックスで働いている彼です)
My heart was attackedは、言葉通り
「心臓(胸)がやられた」というような
意味になります。
Heart attackは独自でも正式な意味を持ち、
英和辞典で調べると、
「心臓発作」と出てきます。
(あなたが私の心を奪いました)
記事の最初の方で、
日本語の「トキメキ」に該当する
英語の表現は見つけるのがお伝えしましたが、
My heart was attacked.
この二つが「トキメキ」や「胸キュン」という
表現に一番近いのです。
日本語の「推し」は英語で表現できる?
最後に紹介したい豆知識が一つあります。
アイドルファンなどの間で
よく使われる「推し」という表現。
自分が特に推している、好きなアイドルや
芸能人のことを指しますよね。
果たして英語にも「推し」という表現はあるのでしょうか?
結論から言いますと、英語でも「推し」という表現は存在します!
そもそも西洋では日本や韓国のような
「アイドル文化」が存在しないので、
「推し」に当たる表現は無いのでは、と思いますよね?
しかし近年はそんなアジアのアイドル文化が
世界に浸透し、大人気です。
ネイティブは「推し」のことを何と呼んでいるのか…
それは、 “Bias” です。「バイアス」と言います。
Biasは「偏り、ひいき」という意味を持ちますが、
そこから、
「自分の中で特にひいきするほど大好きな相手」
という意味でBiasと言われています。
複数形は、Biases(バイアシズ)となります。
(あなたが完全に恋してる推しは誰ですか?)
まとめ
- 「心臓がドキドキする」「バクバクする」という表現はMy heart is thumping/racing/beating/poundingの4つがある
- “完全に恋に落ちる”というフレーズは、一般的なFall in love withとHave a crush onで、「一目惚れ」はLove at first sight
- 緊張感のある興奮を表すドキドキやざわめきは、比喩を用いて、Have butterflies in my stomach
- 「心臓を奪われた」「心臓がやられた」はHeart-throbやHeart attackで、日本語の「トキメキ」や「胸キュン」に一番近い表現である
さてこの記事では日本語の「胸キュン」や「トキメキ」を表す
英語の表現について紹介しました。
日本語独特の「トキメキ」や「胸キュン」などの感情を
英語で直接表すのは難しいですが、
解釈の仕方や言い回しを変えて、
英語でも同じようなニュアンスで使うことはできます。
英語でもときめく感情を表現することができたら、
会話でももちろん、
電話やSNS上などでのやり取りで
ネイティブに気持ちを伝えることができます!
恋バナやお互いの好きな芸能人について語り合ったりして
流行りのスラングを勉強して新たな交流関係を築いてみるのも良いと思いませんか?
いまアメリカで人気になってるスラングはこちらにまとめました↓↓