私が初めてネイティブと会話したときに、
もっと勉強しておけばよかったなあ、と思ったことがスラングです。
スラングとは、日本語では「俗語」と訳せますが、
簡単にアメリカのスラングを説明すると、
気軽なおしゃべりなどにおいて日常的に使われる言葉です。
スラングは正式な場所では使わないほうがいいです^^;
そもそも、私はネイティブと会話する前は、
大学留学できるくらいのレベルの英語を一生懸命勉強してきたはずなのに
いざ現地につくと周りの学生たちが何をしゃべっているのか分からず、悔しい思いをしていました。
スラングはアメリカに行くと100%耳にします!
生きた英語だからです。
それなのに英語の教科書には載っていないし、
ALTの先生すら教えてくれないので、
ぜひスラングを覚えて使える英語を実感していただきたいと思います!
ネイティブと英会話が10倍以上楽しむために、
アメリカに来たら絶対に耳にするようなスラング6つをご紹介いたしします!
awesome
awesomeは何か事柄やもの、人に対して賞賛するときや、ポジティブな感想をいうときにとても便利で気軽に使えるスラングです。
日本語の「すごい」が一番ぴったりな意味です。
この単語、教科書ではあまり見ませんが、
教科書に載せっちゃっていいんじゃないかと思うくらい
アメリカではよく使われる単語です。
意味:すごい、素晴らしい、やばい、最高、かっこいい
例文:
「君、すばらしいね!」
「そりゃあすげー!」
“It was awesome! I really liked it.”
「昨日夜の映画どうだった?」
「最高だったよ!まじで気に入った。」
awesome は私がアメリカ留学した初日から毎日のように耳にしていました。
初めて聞いたときはawesomeなんて知らなかったので、「オウサマ」って感じに聞こえてて、、、「なんだ王様って?!」って思って、後でルームメイトに聞いたらawesomeっていう言葉があることに気づきました。
アメリカでは相手が話しているとき黙って静かに聞いているよりも、話の途中で相づちを打ったりするほうが好まれるので、“That’s awesome!”は本当に役立ちます。
私が留学していたころは現地の学生のおしゃべりがものすごく速くて何言っているのかぜんぜん聞き取れなかったのですが、
話を聞いていますよ、というアピールするためにも“That’s awesome!”で適当に相づち打って失礼のないようにしていました。
実際のところ、awesome(すごい!)と思っていなくても相づち打つために使っていいです!
日本でも、相手の話があんまり面白くないときとかに適当に「すごいね」っていうときと、心の底から感動して「すごいね」っていうときあるでしょう。
Awesomeもそんな感じのイメージで使って大丈夫です。
epic
汚い言葉ではないので、友達同士などのカジュアルな会話であれば、留学生でも比較的使いやすいです。
意味:すごい、素晴らしい、最高、ヤバい
例文:
「昨日の夜はまじで最高だったなあ!」
「あらまあ、(大きな間違えを)やってしまった」
このように、epicは何か大きな出来事に対して表現するとき、名詞や形容詞として使うことができます。
ちなみに、epicはもともとスラングではなく、辞書で調べると、
【名】叙事詩 【形】叙事詩の、勇ましい、壮大な
といった意味がでてきます。
スラングの意味になると、「壮大な」に近いものになるのでしょう。
dude
dude は簡単に言えば、Youの砕けた言い方、です。
dude には2つの意味があるので、それぞれの意味の例文も紹介します。
意味:
- あの人、やつ、野郎、アイツ、男
- お前、おい、やあ、よう、君
例文:
- “What’s up, dude?”
「よう(君)、元気か?」
“Dude, Where’s your car ?”「おい、お前の車どこだ?」
- “That singer is a real cool dude!”
「あの歌手は本当にかっこいいぜ!」
“Who’s that dude over there?”「あそこにいるやつは誰だ?」
dude は①の意味のように、親しい仲の友人を呼んだり、話しかけるときに使えます。
Youの砕けた言い方なので、guy と似てますね。
使うときの注意点としては、会ったばかりの人やまだ関係の浅い仲に対しては使わないほうが良いでしょう。
かなり仲が良くなった友人に対してなら、試してみるのもいいかもしれません。
また、dudeは ②の意味のように、ある人について指すときの砕けた言い方、として使われます。
Brb
Brbは“be right back”の略で、「すぐ戻ります」という意味。
とくにインターネット上でチャットするときにものすごく使われます。
Brbはとても便利なワードで、私もよく使いました!
チャットの途中で少しだけ席を離れなければならない時に、ちょっと待っててね、という意味も込めて使えます。
意味:すぐ戻ります
例文:
「ねえ、今夜電話してもいい?」
「もちろん!でも今からシャワー浴びてくるから。すぐ戻るね!」
「ちょっと待ってて!トイレ行ってくる!」
「もうすぐ授業が始まるんだ!すぐ戻るよ!」
親しくなった友人とチャットしていて、授業が始まってしまうとき、何も言わずにチャットを退席するよりも、
Brbの一言で相手に失礼にならないようにしたり、また授業が終わったらチャットを再開できるようにするのにBrbは使えます。
No way
No wayは「信じられない!」と相手が冗談とか言ってきたときの返しとして便利な表現です。
No way には2つの意味があるので、それぞれの意味の例文も紹介します。
意味:
- (肯定的に)すばらしい、信じられない、まじで、本当に
- (否定的に)ありえない、信じられない、ぜったいいやだ
例文:
- “I’ll travel to Japan next month!”“No way! So cool!”
「来月日本を旅行するの!」「まじ?そりゃあいいね!」
“I won 3 million dollars yesterday!”“No way! How did you win it??”「昨日300万ドル当選したの!」「うそー!どうやって当てたの??」
- “I heard you liked her”“What?? No way!”
「あなた、彼女のこと好きらしいわね」「えっ!まさか!」
“Are you going to the party, too?”「あなたもパーティー行くよね?」
「ありえないわ!めちゃめちゃ忙しいんだから!」
No wayは「信じられない!」という意味をベースに、
- のように肯定的な意味をあらわす表現として、“incredible”, “really?”, “unbelievable”のような意味を持ったり
- のように否定的な意味をあらわす表現として、強めの“No”の意味としても使うことができます。
個人的には2の意味のほうが使う頻度が高いです。
否定的な意味で「ありえない!」と言いたいときに便利な表現です。
Fuck
“fuck”は聞いたことがある人も多いかもしれません。
アメリカ人はこの言葉大好きです。
fuckは単体でも使いますが、他の単語と組み合わせることによっていろいろな意味になります。
よく使われる fuck だけど、とても汚い言葉だから
アメリカのテレビ番組ではビープ音になってたり、
ネット上でも“f*ck”と表現する人が多いです。
そこまでするなら、使わなければいいのになあと、思ってしまいます…(笑)
fuckにはものすごくたくさんの意味があり、特に汚い意味だとハードな下ネタになってしまうので、今回はそういった下ネタの紹介は控えさせていただきます。
下ネタを知りたいなら、アメリカでバーやクラブに行ったときなんかにアメリカ人に直接聞いてみてください!
今回の fuck は、もっとよく使われるメジャーな意味を幅広く紹介します!
Fuck
まずは、“Fuck”単体での使い方です。
自分や他人に対しての怒りとか、気に食わないこととかに対して、その気持ちを“Fuck”というワードにぶち込めて独り言のようにつぶやいたりするときに口にしているイメージです。
意味:ちきしょう!くそ!やべえ!
例文:
「ちきしょう!バスを逃しちまった!」
「くそ!あの客のクレームにはもうこりごりだ!」
Fuck you
喜怒哀楽の激しいアメリカ人はしょっちゅうそのへんで怒り狂っているので、この単語ももしかしたら聞こえてくるかもしれません。
意味:こいつ!クソ野郎!クズ!死ね!うせろ!くたばれ!
例文
「このクソ野郎!もうぜったいに口きかないからな!」
日本では相手を常に尊重する文化があるからか、他人に対して直接怒りをぶつけるようなシーンはそこまで頻繁には見ませんよね。
だから自分から使うことはないでしょうけど、
fuckが聞こえても、興味本位に近づかないようにね!
Fuck me
こちらは、Fuckにmeをつけた形です。
自分の間違えやミス、悪いこと、気に入らないことをしたと気づいたときに、
たいていは独り言として、自分を批難するのに使います。
意味:(自分に対して)最悪、最低だ、くそ、なんてことしちまったんだ!
例文:
「かぎを失くしちまった。くそ!」
「最悪!遅刻だ!」
Fuck yourself
yourself(あなた自身、という意味)を足した形です。
相手に対して怒っているときに、
自分とは関わるな、接触するな、出ていけ、といった意味を込めて使うようです。
意味:黙れ、自分を恥れ、くたばれ、出ていけ
例文:
「ここから出て行け!くたばれ!」
まとめ
今回は、アメリカで特によく使われているスラングの単語6つをご紹介しました。
“Fuck”の項目以外は、私自身も今住んでるアメリカで日常的に使っていますし、カジュアルな会話でとても便利です。
私自身、日本語でさえあまり汚い言葉を使わない傾向にあるし、ネイティブ並みの英語力はないので、もうアメリカに3年くらい住んでいても、
Fuckの項目に関しては、正直こわくて口から出したことはありません。
アメリカ人でさえ、fuck は使わない人もたくさんいます。
でも、アメリカにいると100%耳にする単語なので、覚えておいたほうが身の安全にもなると思います!
ぜひこのあとはアメリカのドラマや映画を見て、今までの10倍以上楽しんでみてください!
きっと前よりも理解できる部分が増えて、もっと楽しく見れるでしょう!
また留学を考えている方はぜひ現地アメリカ人のおしゃべりに耳を傾けてみてくださいね!