日常生活で「気にしないで」という表現を使うシチュエーションって、結構多いですよね?
誰かに謝られたとき、お礼を言われたとき、
自分がヘマを起こして落ち込んでいるとき、などなど。
しかし、いざ英会話中にそういったシチュエーションに遭遇した場合、
意外と良い言葉が出てこないこともあります。
こういうとき「気にしないで」を英語でさらっと表現できると、
とてもスマートでかっこいいですよね。
今回は「気にしないで」に関する
さまざまな英語表現とその使い方について解説します。
英語には「気にしないで」に近い表現がさまざまあり、
ネイティブが受け取るニュアンスがそれぞれ違うので、
シチュエーションによっては使えないものが存在します。
この記事では、
そういった細かいネイティブの意味の違いまで解説するので、
ぜひ最後まで参考にしてみてください!
「気にしないで」のスラング表現とは?
No problem (気にしないで)
「No problem」や「Not a problem」は、「気にしないで」と言う英語表現の中では最もオーソドックスです。
ビジネスの場で使うこともできるので、
比較的に丁寧な表現です。
そして友達同士の会話でも頻繁に使わる表現です。
この表現は、謝られたときにも、感謝されたときにも使うことができます。
ニュアンスとしては、日本語の「問題ないよ」に近く、
意訳すると「気にするほどのことではないよ」という意味です。
A: Thank you for letting me use your phone.
「スマホを使わせてくれてありがとう」
B: No problem
.
「気にしないで」
ちなみに、ネイティブはチャット・ゲームなどのSNS上の会話では
「No problem」を「np」と省略したスラングをよく使います。
No worries (心配しないで)
「No problem」ほどではありませんが、「No worries」もかなりよく使われる表現です。
「No worries」には「心配しないで」という意味があり、「気にしないで」という意味で使うことができます。
また、こちらも謝られたとき、感謝されたときのどちらにも使えるフレーズです。
比較的カジュアルな表現になるので、友達に使えます。
「No problem」と違ってビジネスな場ではあまり使われません。
A: I cannot make it to the party tonight! Sorry!
「今夜のパーティー行けなくなっちゃった!ごめん!」
B: No worries!
「気にしないで!」
Don’t mention it (気にしなくてもいいよ)
「Don’t mention it」は直訳で「それを言わないで」という意味。
そして「それ」の部分は、この文脈では謝辞にあたります。
つまり、「ありがとうなんて言わなくて良いよ。そんなことを言うほどのものでもないよ」ということです。
A: Thanks for helping me!
「手伝ってくれてありがとう!」
B: Don’t mention it.
「気にしなくて良いよ」
Don’t worry (気にすんなって!)
「Don’t worry」や「Don’t worry about it」は、かなり多くのシチュエーションで使えるフレーズです。
感謝や謝罪を伝えられたときにも使えますし、励ますときにも使うことができます。
また、その他のシチュエーションでも「そんなこと気にするなよ」や「私のことは気にしないで良いから」という意味で使うことが可能です。
応用しやすいフレーズなので、以下ではいくつか例文を紹介します。
A: Should I wait for him?
「彼を待った方が良いかな?」
B: Don’t worry, I will pick him up.
「気にしなくて良いよ、俺がピックアップするから」
Don’t worry! Everything will work out fine!
「気にすんなって!全部きっとうまくいくから!」
A: I’m so sorry. I didn’t mean it.
「本当にごめんなさい。そんなつもりじゃなかったんです」
B: Don’t worry about it. It’s fine.
「気にしないで。大丈夫だから」
Don’t worry about me and just enjoy the party!
「私のことは気にしないで良いから、パーティーを楽しんできなよ!」
Don’t be sorry (謝らないで)
「Don’t be sorry」は「Don’t worry」と違って使えるシチュエーションが、
謝罪を受けたときに限られています。
しかし、ネイティブと話していると結構耳にするフレーズではあるので、覚えておいて損はないでしょう。
「Don’t be sorry」は特に、相手が申し訳なくて落ち込んでいるときに使います。
意味的には「謝らないで、そんなに気にするほどのことじゃないから」といった感じです。
A: I’m so sorry. I should’ve talked to you first.
「本当にすみません。事前にあなたに話しておくべきでした」
B: Don’t be sorry. It’s not really your fault.
「気にするな。お前が悪いってわけじゃないんだし」
Never mind (気にしないで)
「気にしないで」の和訳としては、
Never mind
はかなり認知度の高いフレーズでしょう。
「Never mind」は、「あまり重要なことではないので、気にしないで」というニュアンスです。
これは感謝を伝えられたときにも、謝られたときにも使うことができます。
また他にも、相手に言ったことが伝わらず、
「もういいや」と思ったときに「気にしないで良いから」という意味で使うこともあります。
A: Wait, did I forget my notebook in my desk?
「あれ、ノートを机の中に忘れてきたかな?」
B: What?
「何て言った?」
A: Oh, never mind. It’s nothing.
「あ、気にしないで。なんでもないから」
A: Can you get me a cup of tea?
「お茶を一杯頼んでもいい?」
B: Where can I find a cup?
「カップはどこにあるんだっけ?」
A: Never mind. I will do it by myself.
「やっぱ気にしないで。自分でやるから」
詳しい使い方はコチラの記事からどうぞ!
fine / okay / all right (大丈夫だよ)
「That’s fine」や「That’s okay」、「That’s all right」なども
「気にしないで」「大丈夫だよ」という意味で使うことができます。
どれも同じ意味で、あらゆる場面で使うことができる便利なフレーズです。
「それは仕方がない」や「それはどうしようもない」というようなニュアンスがあるので、
落ち込んでいる人を励ますときなどにも使うことができます。
ちなみに、「That’s」の部分は、「It’s」と言い換えることも可能です。
A: I might not be able to come see you tonight.
「今夜はもしかすると会いに来れないかもしれない」
B: That’s fine. We will see each other tomorrow anyway.
「気にしないで。どうせ明日会えるんだし」
A: I messed up so bad this time…
「今回は思いっきり失敗しちゃったなぁ…」
B: Hey, it’s all right. You’ll be fine next time.
「おい、気にすんなって。次はきっと大丈夫だから」
A: Sorry, I haven’t finished the assignment.
「すみません、まだ課題が終わってないんです」
B: That’s okay. Just submit it tonight.
「気にすることはないよ。今夜までに出しなさい」
励ます英語フレーズはこちらのYoutubeに分かりやすく解説されてました。
音声付きなのでぜひ確認してみてください!
Don’t bother (お構いなく)
「Don’t bother」は、「お構いなく」というようなニュアンスの表現です。
「こんなことでわざわざ手を煩わせないでください」という意味の「気にしないで」
として使うことができます。
A: Can I help anything for you?
「何か手伝いましょうか?」
B: Oh, don’t bother. Please just wait here, and I will be done in a minute.
「あ、気にしないで。すぐ終わるからそこで待っててちょうだい」
Forget it (そんなこと気にすんな)
「Forget it」は、そのまま直訳すると「それは忘れて」という意味です。
しかし、これも落ち込んでいる人を励ます際には「そんなこと気にすんな」
という意味合いで使うことができます。
意訳すると、「考えたってしょうがないんだから、いっそ気にしない方が良い」といった感じです。
特に、ネガティブ思考の人がいたら、この言葉をかけてあげると良いでしょう。
A: I’m so sorry, I didn’t mean to break your vase…
「本当にごめんなさい。花瓶、壊すつもりはなかったんだけど…」
B: Just forget it. I was thinking about buying a new one anyway.
「気にしないで良いよ。新しいの買おうと思ってたところだし」
It’s not a bid deal (全然気にしないで)
「It’s not a bid deal」は「大したことないよ」という意味のフレーズで、
特に感謝をされたときに使います。
また、何かを依頼されたときにも、「全然構わないよ」
という意味を込めて使うことが可能です。
A: Thank you so much for the help.
「助けてもらって本当にありがとうございました」
B: It’s not a big deal.
「全然気にしないでください」
「気にしないで」に関する英語表現のまとめ
今回は、「気にしないで」に関する英語表現をさまざま紹介しました。
以下が10個のまとめです。
- 「No problem」or「Not a problem」
- 「No worries」
- 「Don’t mention it」
- 「Don’t worry」or「Don’t worry about it」
- 「Don’t be sorry」
- 「Never mind」
- 「That’s fine」or「That’s okay」or「That’s all right」
- 「Don’t bother」
- 「Forget it」
- 「It’s not a bid deal」
こうして見ると、同じ「気にしないで」でも、英語だといろんな言い方ができることがわかります。
これだけ知っていれば、「気にしないで」とネイティブの友達に自然に使えるはずです。
少しずつ表現の幅を広げて、ネイティブのレベルを目指していきましょう!