これで完全マスター!so that構文の使い方と意味とは?

【監修】
英語講師ベル


塾講師を経て、書籍「英文工学」を執筆し、amazonランキング1位を獲得。英語を効率的に学習する「メルマガ」は5000人に購読され様々なメディアで取り上げられる。英語セミナーは累計1,500人が受講する人気講座となっている。
さらに近年では、英語学習アプリ「トークトレーナー」を制作し地上波テレビで取材を受ける。

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どうもベルです。

この記事では、
so that構文の意味だけでなく、
「so」と「that」それぞれの本質も解説します。

 

つまりこの記事を読めば、
so のコツと that のコツが分かり、
ムリな暗記することなくso that構文を使えるようになります。

ちなみに、英会話するときは、
今回紹介するような本質をしれば
スラスラと英会話すときにも役に立ちます。

ではさっそくso that の意味について理解を深めましょう!

so that の意味

では、いきなりですが、
so と that のコアな意味について紹介します。

soは「とても」という日本語が当てられます。

確かに「とても」なんですが、
実は「引っ張り感」を読者に与えているのです。

 

では、so とよく比較される very とあわせて具体的に紹介しますね。
very に「とても」以上のものは何も感じません。

I’m very tired.→【話が終わったのか】
みたいな感じです。

 

でも、ここをI’m so tired.というと、
聞き手の反応がガラリと変わってきます。

I’m so tired.→【それで何?】
とネイティブは疑問に思うんですよ。

 

なぜ「so」を使うことによって
ネイティブが「それで何?」と疑問に思うのかというと、
I’m so tired.だけだと
十分な情報がないからです。

soには独特の「引っ張り感」によって
文章の情報が不足しているのです。

I’m so tired.
「とても疲れている」

と引っ張ることで
聞き手は「それで何?」と次の話を待っている感じです。

 

つまりネイティヴの感覚では、
soの後ろに「だから何?」と気になるんですよね。

そのため「こういう意味です」と
補足説明するために that で足し算するのです。

これがso thatの関係性なのです。

だからネイティヴたちは、
so thatの構文なんて勉強しません。

自然とso thatという文章の流れになってしまうのです。
なんとなく英語の感覚がわかってきましたか?

 

例えるなら
「もし~だとしたら」みたいな繋がりです。

「もし」がきたら「~だとしたら」が来ないと
ちょっと違和感がありますよね。

この感覚が、so that なのです。

 

で、ここから大事なことなのですが・・・

that にはいろんな意味がありますが、
本質は「こちらです」という意味があります。

これは that のコアな意味なため、
もちろん so that 意外にも応用が効きます。

 

例えば、that を使うシチュエーションとして、
「SV~ + that + SV~」と
言うことがありますよね。

この英文に使われている that は
前半のSVだけでは情報不足だったので、
that を使って「こちらです」と後半のSVへ導いているだけなんです。

 

このように英単語のコアな意味を覚えれば
英語を丸暗記する必要はなくなりますよ。

非常にオススメの勉強法なので、
英語のコアな意味だけを覚えてください。

so that がセットになる理由とは?

そして、so と that は
セットで使われることが多いですよね。

セットで使われる理由は、
すでに so の意味の部分で紹介した通りですが
復習のためもう一度紹介します。

so が引っ張った「何?」について答えるために
that 以下で補足説明してるのでしたね。

 

英語の法則はいたってシンプルです。

英語には明確なルールがありますからね。
まずは、そういった英語のルールを
日本語で知ることが大事です。

なぜ that は省略されるの?

ところで「thatの省略」ってのがありますよね。

よく文法書などでは
「くだけた会話などではthatを省略することがある」なんて書かれていますが、
別にそんなルールはありません。

 

僕は義務教育のときに教えてもらえずに、
かなり苦労したところなので、
ぜひ早いうちに習得してくださいね。

ちなみにしょっちゅう that の省略は起きます笑

 

もしもso that という構文があるなら、
so that はセットでなければいけません。

しかし実際は、
soの感覚が生きているから
thatが省略されてもぜんぜん大丈夫なのです。

 

つまり so that という構文は無くて
so と that それぞれの意味があるだけなんですよね。

 

「thatいらないかな」って思えば、
ネイティブたちは省略します。

たとえば that で「こちらです」って
わざわざ丁寧に導かなくてもいいかな~、
って思えば省略されます。

soが使われた後に何か文が続けば、
それはデフォルトとして
「結果である」と認識されるからですね。

 

いわば、so that において
thatは補助輪のようなもの。

that が「こちらです」と導いて
伝わるようにしているだけです。

that を省略するタイミング

例えば省略するタイミングとして、

①I was so upset that I couldn’t sleep a wink last night. 

という英文をみていきましょう。
この英文にはso~that構文があります。

 

しかし、ネイティブたちからしたら
このso~that構文は「違和感」があるんですよ。

口語だから、という理由ではありません。
たとえメールに書かれていても違和感があります。

 

なぜこれらはthatを省略する方が「普通」なのでしょうか?

①I was so upset that I couldn’t sleep a wink last night.
の英文には、
「感情の動き」があるからです。

つまり勢いです。
喋っているときに
感情が動くから省略が起きるんです。

どんな「感情の動き」かというと、

①I was so upset
「おろろ。オレ狼狽えてた。」というように。

だから「こちらです」と丁寧に
that で導く暇なんてありません。

心理的に余裕がなくて
一気に結論まで話しちゃいたい気持ちになって
ササッと話したくなるから that が省略されます。

・・・簡単なルールですよね?

 

ちなみに次のso~that構文の英文にも違和感があります。

②He is so stupid that we hate him. 

 

③I was so tired that I didn’t eat anything. 

2つとも前半部分を取り上げると、

②He is so stupid
「あいつホント馬鹿。あーもうっ。」

③I was so tired
「疲れてたんだよ・・・はぁ。」

って感情が動いてますからね。

 

①I was so upset that I couldn’t sleep a wink last night.
②He is so stupid that we hate him.
③I was so tired that I didn’t eat anything.

・・・以上の3つの英文には
むしろ that がない方が普通です。

 

英語はコミュニケーションのツールなので
こういった論理的なルールと、
感覚のルールを押さえましょう。

すると、英語を英語のまま理解出るし、
自分の伝えたいことを自由に話すことができるようになりますよ。

 

僕のブログでは、
英文法を丸暗記するのではなく、
今回紹介したように英語の本質を知ってもらい、
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