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美味しい物を食べると誰かにその美味しさを伝えたくなりますよね。
「この新発売のチョコ美味しいよ!」
「あのお店のパスタ美味しかった」など
英語で「美味しい」を表現できますか?
ぱっと思いつくのは「Delicious」や「Yummy(ヤミー)」かもしれませんね。
でも、ちょっとまって!
実はそれじゃ自分の気持ちが上手く伝わっていないだけでなく、あなたのキャラについても誤解される恐れが…。
表現の幅を広げて自分らしい「美味しい」を伝えられるようになるフレーズをご紹介します!
DeliciousやYummyは間違い?
DeliciousもYummyも「美味しい」という意味ですが、そのニュアンスには気を付けるのがベター。
Deliciousは「感動するほどに美味しい」というちょっと堅いニュアンスを含んでいて、普通レベルの「美味しい」とは違います。
例えば、レストランでステーキを食べた時に、
は何の違和感もありませんが、
普通のポテトチップスを食べて
なんて言うと、「なんだか大袈裟な人だな…」と思われるかもしれません。
Yummyもよく聞く表現ですが、これ実は子供っぽい言い方なんです。
大の大人が This bread is yummy!(このパンおいちぃ!)なんて言っているところを想像してみてください。「この人ってこういうタイプだったんだ…」と誤解を招く可能性もあるので要注意です。
DeliciousやYummyの他にもたくさんの便利な表現があるんですよ。
どれも聞き覚えのある簡単ですぐに使えるフレーズばかりなので、ぜひこの機会に自分のものにしてください。
Goodを使った「美味しい」
(これ美味しい)
これは日常生活の中で本当によく使われます。
何か食べて「あ!これ美味しい」と言う時にさらっと使う表現です。全く難しくないですよね。
ただし、goodは「普通」とか「まあまあ」というニュアンスもあるので、
声のトーンや抑揚などに気を付けないといけません。
一緒に例を見ていきましょう。
(私の作ったクッキーどうだった?)
B: It’s good.
みなさんはこのIt’s goodをどのように言いますか?
もし抑揚をつけずに言うと「普通だね」という意味になってしまい、自分にそんなつもりが無くても相手を傷つけてしまう恐れがあるのでご注意を。
「美味しい」と伝えるにはgoodにやや力を込めて「グーーーッド」と延ばして言うといいでしょう。
シンプルな表現であるがゆえに、声や表情などには十分に気を付けないといけませんね。
また、it’s goodを強調して言いたい時はgoodの前にvery, so, reallyをつければOK!
This apple pie is very good.
(このアップルパイとても美味しい)
These cookies are so good.
(このクッキーすごく美味しい)
This spaghetti is really good.
(このスパゲティほんとに美味しい)
この時にvery, so, reallyをゆっくりと延ばし気味に言うと気持ちがより込められて相手に伝わりやすくなりますよ。
Greatを使った「美味しい」
Goodより上の評価をする時は「Great」を使います。
(すごく美味しい)
これも難しい単語ではないのですぐに使えそうですね。
Goodのように誤解されるような意味合いはなく、とにかく「素晴らしい」という意味なので言う時はこちらの方が間違いないかもしれません。
His pasta is great!
(彼のパスタってすっごく美味しい!)
You made this cake? It’s great!
(あなたがこのケーキ作ったの?とっても美味しいよ!)
このように使います。
Deliciousを使った「美味しい」
冒頭でもご紹介した通り、Deliciousはちょっと堅い表現です。
友達と話すようなカジュアルなシチュエーションではあまり使いませんが、
ちょっといいレストランや仕事での会食など、フォーマルな場面で使用することが多いので覚えておくといざという時にスマートな会話ができますよ。
例えば:
This chicken is tender and delicious.
(このチキンは柔らかくて非常に美味しいです)
These macarons are delicious.
(このマカロンはすごく美味しいです)
このように使うと品のある感想になります。
また、強調する際にはveryをつけてThis is very deliciousでもOKですがちょっと面白味に欠けますよね。
そんな時ネイティブがよく使うのは
(とても美味しい)
という表現です。Absolutelyは「完全に」や「間違いなく」という意味があり日常会話でもよく使われる単語ですので覚えておくと便利ですよ。
Tastyを使った「美味しい」
Tastyには「風味がある」とか「味わい深い」という意味合いが含まれています。
Deliciousよりカジュアルに使えるので、ぜひ普段の会話にも取り入れてみてください。
This burger is very tasty. Do you want a bite?
(このハンバーガーすごく美味しいよ。一口いる?)
This soup is tasty and keep you warm.
(このスープ美味しいし体が温まるよ)
ここで一つ注意!
Tasteを使って「この味いいね」「美味しいね」という意味で
という表現をしていませんか?
実はこれ間違いなんです!
Good tasteは「趣味がいい」とか「センスがいい」という意味で、「美味しい」という意味になはなりませんのでご注意を。
正しくは
です。
食事するときに使える「美味しい」
上記は全て This is… や It’s… というように使えます。
いくつか例文をご紹介します。
A: How do you like my soup?
(スープはどうだった?)
B: It’s amazing!(すごく美味しかったよ!)
レストランで:
A: Is everything ok?
(お食事はお楽しみいただけていますか?)
B: Yes, it’s perfect. Thank you.(非常に美味しいです。ありがとう。)
スラング英語の「美味しい」
仲のいい友達や気心の知れた間柄の人との食事は楽しいものですよね。
スラングを織り交ぜてナチュラルに美味しさを表現できるようになると
親交もより一層深まりそうです。
ただし、どんなに親しい間柄でも決してビジネスシーンや改まった場でポロっと言わないように気を付けてくださいね。
感嘆
- Awesome(やばい)
- Smashing(最高)
A: Do you like my pasta?
(私が作ったパスタの味はどう?)
B: It’s awesome! Can I have some more?(やばい!おかわりしていい?)
A: Did you enjoy my cake?
(私が作ったケーキどうだった?)
B: It was smashing!(最高だったよ!)
間接的に伝える「美味しい」
これまでは「このパスタは美味しいです」のように食べ物自体を褒める言い方をご紹介してきましたが、
他にもよく使われる「美味しい」を伝える言い回しがあるのでご紹介します。
(これ好き)
(これ大好き)
「I love it.」 は某ファストフード店の宣伝文句である 「I’m lovin’ it(私の最近のお気に入り)」に似ていますが、意味合いは違うので使う時には間違わないように気を付けてくださいね。
(今まで食べた中で最高の~だよ)
(うーん美味しい)
Hmmm は食べ物を食べながら口を閉じて「んんーー」と発音し、軽く頭を上下に頷きながら言うとネイティブっぽい仕草になりますよ。映画などの食事のシーンで一度は見たことがあるかと思います。
(レシピ教えて!)
誰かが作ってくれた料理を褒める時には Can I get the recipe?(レシピ教えて!)はとてもいい表現です。
「レシピ教えて!」とか「作り方教えて!」という意味ですが、これも美味しかったことがとてもよく伝わりますね。
いきなり言うのではなく、最初に I love it! などワンクッション置いてから使うのがポイントです。
まとめ
「美味しい」の表現方法は本当にたくさんありますね。ここで一度おさらいしておきましょう。
シチュエーションや自分の気持ちに合った表現を見つけられたでしょうか。
どれもシンプルで使いやすいですね。表現の幅を広げてぜひ自分なりの「美味しい」を伝えてみてくださいね。