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友達と話しているときに、
相手が「え?ごめん今何て言った?」と聞き返してくれたはいいものの、、、
わざわざ言い直す必要のない時ってありませんか?
そんな時に使える英語フレーズが
“Never mind.” = 「気にしないで。」
です。
そして洋画を見る方はお気づきかと思いますが、
Never mindは日常会話で沢山使われます。
Never mind.は「気にしないで。」という意味になり、何も難しくないですよね。
ただ使うとなると、もう少し知識が必要。
意味を正しく理解し、よく使われる場面を知っておく必要があります。一歩間違うと失礼な表現になる可能性も秘めていますので要チェックです!
この記事では“Never mind.”について
- 意味
- 場面ごとの例文
- 類語
と詳しく解説していきます!
“Never mind.”の意味とは?
never : 決して〜しない
mind : 気にする
Never mind. : 気にしないで。
直訳するとこんな感じになりますね。
「気にしないで。」と言っても、様々な場面が思いつきますよね、
日本語での「気にしないで」は汎用性が高いです。
たとえば・・・
- 明日テストだ、、どうしよう、、→「気にしなくて大丈夫!」
- ごめん、これ壊れちゃった、、→「気にしなくていいよ!」
- え?今なんて言った? →「気にしないで!」
- 貸してくれてありがとう! →「全然!気にしないで!」
などなど、、、たくさんあります。
しかし英語だとどうでしょう?
毎回”Never mind.”で問題ないのでしょうか。
残念ながら、そんなに単純ではありません、、
まず”mind”の意味を正しく理解する必要があります。
Mind = 構う、注意を向ける
です。
つまり、
Never mind. = 構わないで、注意を向けないで→気にしないで
といった訳になります。
これを念頭に置いきながら、例文を確認して、
”Never mind.”の細かいニュアンスを例文で見ていきましょう!
“Never mind.”の例文
(ちょっと聞いてよ。)
What? Any good news?
(なになに?いいことでもあった?)
Ben seems to like me. Okay so he asked me to out.
(ベンが私のこと好きらしい。デートに誘われたんだ。)
Wait. Honestly I’m not sure who Ben is.
(ちょっと待って。正直なところ、ベンが誰かわからないんだけど、、、)
Oh okay. Never mind.
(あ、オッケー。気にしないで。)
Just tell me! I wanna know.
(教えてよ!気になるって。)
(私の言ったことに対して)注意を向けないで。
と捉えることができますよね。
なのでnever mindを使うことができます。
ほかにもここ最近での、
ネイティブが使っていた例を紹介しますね。
(お願い聞いてくれる?窓閉めてくれない?)
No! I can’t!
(できないよー)
Oh your hands is fulled right now. Never mind. I’ll do it.
(手塞がってるのか。気にしないで。私やるから。)
(ここに携帯忘れたかな?)
Let me check!
(確認しますね!)
Oh never mind. I just found it.
(あ、気にしないで。見つけたわ。)
と、少し前の自分の発言に対して、構わないで。忘れて。
といった文脈で使われます。
次に他の使い方の例を紹介します。
(ごめん。花瓶を落として壊しちゃった。)
It’s okay. Never mind.
(大丈夫。気にしないで。)
Are you sure? I’ll buy new one.
(本当に?新しいのを買うね。)
That would be great. Thank you.
(そうしてくれるならありがたい。ありがとう。)
このように発言だけでなく、
事柄についても、構わないで。気にしないで。忘れて。
と使うことができます。
ですが、似た文脈でありながらも、
Never mind.が使えないパターンもあります。
一緒に見ていきましょう。
(学校行きたくない。)
How come?
(どうしたの?)
We have a math quiz today.
(今日数学のテストなんだよね。)
Never mind! It’s gonna be okay.
(気にしないで!大丈夫だよ。)
日本語訳を見る限り、
何も問題はなさそうです。
そんなに気にしないで。大丈夫だって。
こんな感じで使いますよね。
この場合の「気にしないで。」は何を気にしていないのでしょうか?
テストです。テストを構わないで。と言っています。
少し違和感に気がつきましたか?
悩んでいる相手にとって、テストは大事ですよね。
相手にとって重要なことを、大したことないよ。と決めつけてしまうのは、少し失礼に聞こえてしまいます。
ここでは、
Don’t worry. = 心配しないで。
などが、適切です。
失敗して落ち込んでいる相手を励ます時にも、
Don’t worry.はよく使われます。
そのほかにも「気にしないで!」と伝える英語フレーズをこちらの記事で紹介してます!
Never mind.とDon’t worry.は似ているのでややこしいですが、
間違って相手を傷つけてしまわないようにしましょう。
頭の中を整理するためにも、
事柄に対してNever mind.を使う他のパターンを紹介しますね。
(ああもう行かなきゃ。でもまだ散らかってる。)
Never mind. I’ll do dishes.
(気にしないで。お皿は洗っとくよ。)
Really? I appreciate it.
(本当に?ありがとう。)
No problem.
(いいえ。)
お皿のことは構わないでいいよ。
という意味合いです。
“Never mind.”の類語
上記で説明したように、
Never mind.には大きく二つの使い方があります。
- (発言に対して)気にしないで。
- (事柄に対して)気にしないで。
上記二つの使い方別に類語を紹介しますね。
(発言に対して)気にしないで。
Don’t give it a secondDon’t give it another thought.
気に留めなくていいよ。という意味になります。
Just forget it.
直訳した通り、
忘れなよ。=気にしなくていいよ。
となります。
“Just”がつくことで、ためらっていう相手に対して、
「とにかく/いいから〜しなよ」と勧めるニュアンスが加わります。
手伝ってほしいって言ってたっけ?
Just forget it.
気にしなくてもいいよ。
こんな会話の流れで「いやもういいから忘れて。」と相手に伝えることができます。
また、迷惑をかけてしまって謝っている相手に対しても使うことができます。
(二つ目の事柄の方にあたります。)
(事柄に対して)気にしないで。
No worries.No problem.
つい先ほど説明したように、
迷惑をかけてしまって謝っている相手に対してよく使われます。
その延長で、
何かをして感謝された時の返事としても使います。
「大したことないから!気にしないで!」
といったイメージになります。
It doesn’t matter.
直訳すると「それは重要ではない。」になります。
重要じゃないので、気にしなくていいよ。ってことですね。
少し厄介なのが、
このフレーズ、全く違った場面でも使われます。
それが、どっちがいい?/何がいい?と相手に聞かれている時に、
「どっちでもいいよ。/なんでもいいよ。」と答えるパターンです。
重要じゃないので、なんでもいい。という解釈になります。
Never mind と Don’t worry は違う意味
ここで一つ。
日本人がよくする勘違いを紹介します。
友達が失敗した時に「ドンマイ!」と声をかけますよね。
じゃあ”Don’t mind.”も類語なのかというと、、、類語ではありません、、!!!
Don’t mind.はまず英会話で出てきません。
強いて言えば、”I don’t mind.”でしょう。
(ドアを開けることを気にしますか?)
No, I don’t mind. Go ahead.
(ううん。していいよ。)
「私は気にしない。」という意味です。
友達の失敗に対して使うと、
私は気にしない。=私にとってはどうでもいい。
あなたの問題だから私には関係ない。
といったニュアンスがでて、少し冷たい印象になるのでご注意ください。
“Never mind.”はどんな時に使える?
”Never mind.”はカジュアルな言い方で、友達同士で使われます。
ネット上では“nvm”と表記されることも。
目上の方に使う場合には
- Actually, you don’t need to think about it.
- Don’t be sorry.
などが好まれます!
まとめ
“Thanks anyway.”についてまとめると
- “Never mind.”は便利な日常英会話フレーズ
- 意味は「(発言/事柄に対して)気にしないで。」
- フォーマルな場では使わない
この3つのポイントをおさえたら、
ネイティブとテンポよく会話できます!
では最後にNever mind.のような便利で
2語で表現できる簡単フレーズを紹介しますので、
ネイティブとの会話に役立ててください!
フレーズのバリエーションを増やすと、英会話がもっともっと楽しくなると思います。
このブログを参考にして、
使える英会話表現をどんどんマスターしてくださいね!