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今回は、「Come on」というフレーズの意味・ニュアンスについて分かりやすく紹介します。
私は、アメリカの高校と大学で学生生活を寮で過ごした経験があり、
この言葉は色々な場面で常に耳にしてきました。
聞かない日がないというほど、友達みんな使っていましたよ!
では、このフレーズには実際にどのような意味があるのでしょうか。
日本では、「こっちおいで!」という意味合いで使うという認識が多いような気がしますが、
それだけでなく4種類も意味はあるのです。
しかもその4つの意味を
ネイティブは声のトーンによって使い分けている、
というのがこのフレーズのおもしろいところです。
「Come on」というフレーズは、
映画でも必ずと言っていいほど出てきますが、
詳しい意味までは、学校で教わったりしないですよね!
簡単なフレーズなので自分で使えるように
ぜひ「Come on」の4つの意味を押さえてください。
これからご紹介する例をみていくと、
「あの時のcome on はこんな意味だったのか!」と、
思ってもらえるかもしれません。
私が経験してきたシチュエーションをもとに、なるべくリアルな例文を使ってご紹介しますね!
Come on の意味とは?
- 「ほら行くよ」/「おいで!」
- 「頼むよ」/「いーいじゃん」
- 「ちょっとやめて」/「できるって!」
- 「大丈夫だよ。」
こんなにあるの?!と驚かれるかもしれませんが、
実は「Come on」には、たくさんの意味があるんです。
しかもこれでもまだ一部です。
意味の違いの見分け方は?
「Come on」には、意味が複数あるために、その違いを見分けるのはちょっと大変です。
その違いとは何なのでしょう?
それは、「トーン」なのです。
「トーン」で意味が変わるなんて、と思うかもしれませんが、
英語はこういうパターンが珍しくありません。
Come on の正しい使い方・例文
「Come on」はトーンによって、意味が大きく変わります。
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と、文字でご紹介してみましたが、
わかりやすく学生編と社会人編の2つの例文でご紹介します。
違いをわかりやすく感じて頂きたいので、
クスっと笑えるような、参考書などにはないような例文でご紹介しようと思っています。
かなりリアルなので、そのまま使えますよ!
「ほら行くよ!」「おいで!」
~学生編~
学校でランチ中、盛り上がり過ぎていたら授業開始まで後1分!と友人が気づいたとき。
(やば!あと1分で授業始まっちゃう、ほら行くよ!)
~社会人編~
入社初日で、先輩社員が少し距離ある場所から自分を社内ツアーへ誘ってくれたとき。
(おいで、いろいろ見せてあげるね)
「頼むよ」「いいじゃーん」
~学生編~
歴史の課題をやるのを忘れて、見せるのを渋っている友達に粘ってお願いするとき。
(頼むよ、お願い、お願いだから明日の課題見せて!)
~社会人編~
上司に仕事を依頼され、1人で行くのが大変なので同僚に同行をお願いするとき。
(ちょっと助けてくれない?いいじゃーん、なんか飲み物おごるから。)
「ちょっとやめて!」「できるって!」
~学生編~
教室で生徒同士がけんかを始めたとき
(ちょっとやめろよ!何してるんだよ!落ち着きなよ!)
~社会人編~
社長が社員に叱咤激励を送るとき
(できるって!君たちみんな、それぞれの目標を必ず達成できる!)
「大丈夫だよ」
野球の試合に負けた友人が落ち込んでいるとき
(おつかれ!大丈夫だよ。次は絶対うまくいくから。)
ネイティブの会話では、これ以外にも細かく使われている言い回しはありますが、
大きく分けて4つ、今回はご紹介してみました。
Come on はどんなシチュエーションでも使う表現
ちなみに「Come on」は、さまざまな場面でとてもよく使われる表現です。
家族や友人、学校、職場、お店、など、本当にあらゆる場で使われます。
使い方(トーン)によっては勘違いされることがありますので、
意味をよく把握して使うよう注意しましょう。
例文でもご紹介したように、学校などでは、学生同士で、
ビジネスシーンでは、上司が部下に、同僚同士で使うなど
ほんと沢山のシチュエーションで使われます。
come on は命令文?
ちなみに、英語学習者の中には、
「あれ?Come onって動詞から始まってるから命令文じゃないの?」
というような疑問を持つ方もいるかもしれません。
学校では、動詞から始まる文=命令文、と習いますが、会話ではすべてがすべて命令文になるわけではありません。
とはいえ、Come on=来い!というニュアンスが全くないわけではないですが、
「命令」という感覚より、例文でもご紹介したように、
「励まし」や、「お願い」といった場合が多いです。
他のフレーズにもいえることですが、動詞から始まる文は命令文、
という固定概念は会話ではあまり有効ではないので、
とらわれ過ぎないように注意しましょう。
comeを使った表現をたくさん知ればだんだん
ネイティブの感覚が分かるようになってきますよ!
まとめ
「Come on」についてまとめると、
- 「Come on」は、とてもよく出てくるフレーズ
- 「Come on」には、たくさんの意味がある
- 自ら使うより、相手が使った「Come on」を見分けることがまず大事
- 「トーン」によって意味を理解すれば違いがわかる
- 動詞から始まるからといって、必ずしも命令文、というニュアンスでもない
この5つのポイントを押さえておけば、
どんな場面で使われた「Come on」にも「?」とならず、
正しく反応できるようになるでしょう!
「Come on」のように、トーンによって別の意味を持つフレーズは英語にはたくさんあります。
映画やSNSなどを利用することで、是非たくさんの「Come on」に触れ、違いに気づいて身につけていってほしいと思います!
では最後にcome onのような便利で
2語で表現できる簡単フレーズを紹介しますので、
ネイティブとの会話に役立ててください!