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『実際には・・実は・・・』という場合に使われる
in fact と actually ですが、
同じ意味として使われる事が多く、
使い方に違いはあるのでしょうか?
私は、大学と大学院でイギリス文学を専攻していました。
アメリカへホームステイ経験もあります。
ですので、単語の意味が分からない経験は日常茶飯事にありました。
そんな経験もふまえて、英会話するときに、
ネイティブは、in fact と actually のどちらを使うのか、
in fact と actually の違いについて今回はわかりやすく紹介します!
in fact と actually の意味の違いを押さえてみよう‼
in fact と actually のどちらも共通していえるのは、
文と文をつなぐ役割があるという事です。
そして、その後に続く文章では、事実を述べるということです。
それでは、まずそれぞれの意味と例文を見てみましょう。
In fact の意味と例文
in fact の意味は、
- 実際には〔むしろ〕
- 実のところ、つまり、
の2つです。
では例文を見てみましょう。
(私は彼が事実を話していると思います。実際に、昨日彼は早く家に帰りました。)
He looks bored, but in fact, he enjoyed. He just doesn’t show his emotion openly.(彼は退屈そうに見えたけど、実際は楽しいでいた。彼は単に感情を表に出さない。)
前文で述べたことについて、
事実を付け加える場合に使います。
また、but などの否定する接続詞をつけて、
「いや実際には」という意味で、
「本当は○○だった。」のように使うことができます。
(彼は始める前に必ず何か言ったり、意見したりする。
つまり、彼は自分のことをグループのリーダーだと思っている。)
こちらの場合は、「事実上」という意味を含んでいるので、
つまり・要するに、という意味で使います。
ここでポイントは、文頭・文中・文末と、
どこにでも使うことができますが、
ライティングの時に文頭で使う場合は、
「In fact, 」とコンマを忘れずにつけましょう。
actually の意味と例文
in fact の意味は、
- 実際は、実際には
- 本当は
- やっぱり
の3つです。
では例文を見てみましょう。
(彼はいつも私をハワイへ連れていきたいと言っていました。彼は実際に昨年連れて行ってくれました!)
こちらは in fact と同じ意味で、置き換えることができます。
(本当はパーティーに行くつもりはなかったけど、友だちに無理やり行かされた。)
こちらは、reallyと置き換えることができます。
本当に起こったことについて使います。
(やっぱりワインよりビールにします。)
こちらは、自分がレストランやバーなどで注文するときの
例文ですが、一度決めたことを訂正するときの
「やっぱり~にします」というときに使います。
actuallyについては、もう少し意味を詳しく分けることができます。
こちらの動画がとても参考になりますので、参考にしてみてください。
in fact とactuallyの違いって何?
in fact とactuallyのそれぞれの意味を確認しましが、
in fact を使う文章については、
actuallyで置き換えることがほとんどの場合でできるでしょう。
しかし、actuallyについては、
意味の②、③のように、他の意味があるということを覚えておきましょう。
そして、in fact は万能で、
カジュアルな友だち同士の会話ではもちろん、
ビジネスやスピーチなど、どのような場面でも使うことができます。
一方で、actuallyについては、
ビジネスでの使用にはカジュアルすぎる単語と言えます。
ネイティブは、会話の時にはactuallyを本当によく使います。
ですから、なんだか親しみのあることばは、
actuallyの方かな、と思います。
では、使い分けについては、次に例文を使って解説したいと思います。
in fact とactuallyを使ってみよう!
in fact と actually のどちらを使ってもOKのパターン
(彼はとても若く見えますが、実際は60歳を越えています。)
◆ I went to take TOEIC at first time. In fact,/ Actually it was more difficult than I thought.(初めてTOEICを受けに行ってきた。実際は、思っていたよりも難しかった。)
actually を使う方が良いパターン
次の会話文を見てみましょう。
友だち同士でショッピングに行った時の例文です。
A: Which one should I get? The yellow one or the blue one?
(どっちを買ったらいいかな?黄色のかな?青色のかな?)
B: I think both of the colors look good on you, but actually I think the yellow one.
(どっちの色も似合うと思うけど、どっちか決めるとなると、正直なところ黄色がいいかな。)
友だち同士の会話の場合は、圧倒的にactually を使うことが多いです。
in fact を使っても意味はまちがっていませんが、
ちょっとかしこまったニュアンスに感じたり、
不自然な英語になるということです。
もう一つ、分かりやすい例文を紹介します。
A: How was the party last night?
(昨日のパーティーはどうだった?)
B: Actually I didn’t go.
(実は、行かなかったんだ。)
そして、actually の使い方で、日本語でも若者を
中心に使われている「っていうか」という感じの
ニュアンスで使えると思います。
次の例文を見てみましょう。
A: I heard you guys broke up. Is it true?
(別れたって聞いたけど。本当?)
B: Yeah,…well, actually I need another round of beer. (to talk about it.)
(そうだんだぁ。。。っていうか、ビールもう一杯必要だよ。(そのことを話すには))
まとめ
in fact と actually は、「実際には、実は・・・」
という意味では、同じ意味で使うことができますが、
使う場面やニュアンス、相手によって使い分けるということを学びましたね。
あくまで個人の経験ですが、
実際の会話においては、ネイティブがactuallyと使う場面の方が多かったと思います。
ただし、in fact=actually と同じように使えますが、
actuallyにはいろいろな使い方があるということを忘れないでくださいね!
「まとめ」の前の2つ目の黄色ボックス
A: How was the party last night? 英文読み上げ
(昨日のパーティーはどうだった?)
B: Actually I did go. 英文読み上げ
(実は、行かなかったんだ。)・・・Actually, I didn’t go. の間違いではないですか?
間違ってましたね…!ご指摘ありがとうございます!