目次
あなたはどんなところで働いてますか?
英語が出来ないと食器洗いとかの裏方でもいいやと思ってしまいがちですが、
少し勇気を出してフロントスタッフに挑戦してみてはどうですか?得る物は大きいですよ!
じゃあどこのフロントスタッフがお勧めかと言うと、
ワーホリで海外に出ると、日本人にとって仕事をゲットしやすいのは
日本食レストラン等の飲食店がダントツでオススメです。
私がワーホリした仕事は地元の海辺にあるレストランでした。
そのレストランは観光地だったので、
同じ職場で働くスタッフはドイツ人、ポーランド人、イギリス人、サウスアフリカ人などと国際色が豊かで、
オーナーだけが唯一ニュージーランド人でした!
そんなグローバルな環境の中で私が磨いた
お客さんが安心してくれる
接客の英語フレーズをご紹介しますね。
この記事を読めば明日からは接客英語に不安は無くなります!
今回はレストランでのウェイトレス業務をメインにご紹介します。
テーブルサービスがあるお店での接客についてです。
基本の接客英語
入店時に使える挨拶
皆さんは一番スタンダードな
How are you?の他に、
どんな言い回しをしてますか?
毎回同じ挨拶だと飽きてしまいますね!
知っているようで知らなかった5つの挨拶フレーズを紹介していきます!
お客さんがお店に入って来たら、まずは必ず笑顔でアイコンタクトを取りましょう。
お元気ですか?
How’s it going?
お元気ですか?
How are things?
調子はどうですか?
How’s your day been?
「今日はどんな感じ?」
Have you had a good day?
「良い日を送ってるかい?」
上記のような挨拶をすると、お客さんの反応は
- 「Yeah We have been shopping in town.」
(市内で買い物してきたよ。)
- 「We’ve just walked along the beach.」
(海辺をお散歩したんだ。)
と返答してくれます。
もし忙しい場合は次のように返事をしましょう。
- 「Sorry! I will be with you in a sec.」
ごめんなさい!すぐお伺いいたします。
- 「I’ll be with you shortly.」
すぐ伺います。
すぐに挨拶が出来ず、少し待ってもらいたい時には
このように声をかけてあげると、
丁寧だし、プロ感が増しますよね。
予約確認と人数確認
お仕事をしているレストランが予約を受付けているのであれば、
Walk-in(予約なしのお客さん)なのか、
Reservation(予約客)なのか確認する必要がありますね。
今日、予約されましたか?
Do you have a reservation?
予約はしていますか?
Have you got a reservation?
ご予約はお済みですか?
How many is it for?
何名ですか?
How many is in your group?
あなたのグループは何人ですか?
上記のように質問すると、ゲストの返答は
- 「Yes. I booked a table under the name of Tom.」
(トムの名前で予約をしました。)
- 「I made a reservation under John.」
(ジョンで予約しました。)
といった感じが多いです。
このフレーズは、レストランで予約を受ける時によく耳にする接客用語なので覚えておくと良いです!
定番の会話例
※W:ウェイトレス/ウェイター G:ゲスト
こんにちは。お元気ですか?
G:Very well, Thank you. Can we get a table for two?
そうですか、ありがとうございます。2人がけのテーブルをお願いできますか?
W:Sure. Do you have a reservation today?
もちろんです、今日は予約されていますか?
G:No, we don’t. Is that okay?
いえ。入れますか?
W:No problems. This way please.
大丈夫ですよ。こちらにどうぞ。
たくさん例文を挙げたいのですが、
さらに長くなってしまいそうです…(笑)
なので次のYoutube動画から
詳しいスタッフの接客英語が確認できます。
ネイティブが解説してる
リスニング音声を聞きたい方はぜひ参考にしてみてください!
あとで聞きたい方は、
聞き流すだけでも接客英語のフレーズが身につきますよ!
注文時の接客フレーズ
Reservation(予約客)なのか、Walk-in(予約してない)かが分かって、
ゲストをテーブルに案内したら、メニューを渡して、お水を出してといったマニュアル通りの動きをしますよね。
ゲストがメニューを見てから、折りたたんでテーブルに置いた場合は「注文決まったよ。」という意味ですので注文を取りに伺いましょう。
ドリンクを取る
まず飲み物をご注文されますか?
Would you like something to drink first?
まず、何かお飲みになりますか?
この2つは実際に私がよく使っていた接客用語です。
忙しくなると先にドリンクオーダーだけでも取ってきて
と当時のマネージャーからはよく指導がありました。
ブレックファストの時間帯だと、先にコーヒーとかジュースを頼んでくれる人が沢山いましたよ。
料理のオーダーを取る
料理のオーダーを取るときは、何でも答えられるようにしておきましょう!
たとえば「本日のオススメなんですか?」と質問されても
動揺しないように、事前に準備を怠らないことが大事です。
ご注文はお決まりですか?
Have you decided on your order?
ご注文はお決まりですか?
Would you like to order?
ご注文はいかがでしょうか?
ステーキの焼き方を聞く時
ステーキの焼き加減はいかがですか?
Rare/Medium rare/Medium/Medium well/Well done の中から答えてもらいます。
定番の会話例
※W:ウェイトレス/ウェイター G:ゲストHere you ar
W:Are you ready to order?
ご注文はお決まりですか?
G:oh sorry we haven’t had a look at the menu yet. Can you give us a minute?
あ、すみませんまだメニューを拝見していません。少しお時間をいただけますか?
W:Sure. Would like to order drinks first if you like?
そうですね、まず飲み物をご注文されますか?
G:Okay. We will have two glasses of white wine.
わかりました。白ワインを2杯いただきます。
W :Are you happy with our house wine?
私たちのハウスワインにご満足いただけましたか?
G:Yes. That would be great.
はい、素晴らしい味でした。
W:Shall I take your food order now?
では、お料理のご注文をお伺いします。
G:Yes please. We are going to have some garlic bread to share, a steak for me and Caesar Salad for my wife.
はい。ガーリックブレッドをシェアして、私はステーキ、妻はシーザーサラダを食べる予定です。
W:How would you like your steak cooked?
ステーキの焼き加減はいかがですか?
G:medium rare please.
ミディアムレアでお願いします。
W:Would you like me to bring out the bread first?
(先にガーリックブレッドをお持ちしましょうか?)と提案
G:That’s a good idea.
それはいい考えですね。
W:Sure thing.
畏まりました。
私も初めはかなり緊張してましたが、
だんだんと同じことの繰り返しだと気づき、
落ち着いて会話すれば、ちゃんと注文を取れるようになりました!
するとだんだんと自信をもって接客できるようになったのです。
料理を出すときの英語フレーズ
フードをテーブルに運ぶ時
フードが出来たり、ドリンクを運ぶ時に使える接客用語はこちら!
お待たせしました
There you go.
お待たせしました
Here we go.
さあ、どうぞ。
Here is your 〇〇.
(〇〇は注文した品の名前。例:Here is your steak.)
Who is having an orange juice?
オレンジジュースをご注文されたのは誰ですか?
Who is having a Steak cooked medium rare?
ステーキをミディアムレアでご注文されたのは誰ですか?
’’Who is having 〇〇?’’ 〇〇をお召し上がりになるのはどなたでしょうか?となります。
料理をすべて提供し終えたら
- 「Have you got everything you ordered?」
ご注文の品は全てお揃いでしょうか?
と確認してあげても良いですね。
食事が出揃った後にテーブルを離れる時は
「Please Enjoy your meal.」とか「Enjoy!」と声をかけてあげると喜んでもらえますよ。
食事の提供をして、5分後に
- 「Is everything ok?」
何かお手伝いできますか?
- 「How is everything?」
料理はどうですか?
とチェックしてあげるのも接客の基本ですね。
定番の会話例
以下は、会話例です。
※W:ウェイトレス/ウェイター G:ゲスト
W:Here is your garlic bread.
(ガーリックブレッドをどうぞ。)
G:Thank you.
W:Are you ready for your main?
(メインをお持ちしましょうか?)
G:Yes that would be great.
W:Here you are. Enjoy your meal.
食事が終わったか確認する英語フレーズ
空いたグラスや食器を下げる
飲食店で働いていると「食器を下げてきて」という指示をもらう時に
- 「Can you clear Table 30?」
(30番テーブルを片付けて来てくれる?)
といった言われ方があります。
仕事仲間に手伝ってとお願いする時は
- 「Can you give me a hand clearing the table?」
(テーブルを片付けるのを手伝ってくれる?)
と言ったりします。
では次はお客さんのグラス/食器を下げるときの英語フレーズの紹介になります!
お食事はお済みですか?
Finished?
お済ですか?
Are you done with this?
もう大丈夫ですか?
May I take your plate?
お皿をお預かりしましょうか?
意外とシンプルですよね!
忙しい時とかは、なるべく短く素早く片付ける為に、
- 「Are you guys all finished?」
(皆さんはもうお済みですか?)
と、テーブル全体に声をかけるときもありましたよ。
無言で片付けるよりも、
- 「How was everything?」
いかがでしたか?
- 「Did you enjoy your meal?」
お食事はおいしかったですか?
と話しながらサービスを行う更に良いですね。
デザートやコーヒーを薦める
食後にデザートはいかがですか?というのは日本でもやりますよね。
同じように外国のレストランでももちろんゲストに声をかけますよ。
デザートメニューはいかがでしょうか?
Would anyone like to order a dessert?
デザートを注文される方はいらっしゃいますか?
Is anyone keen for coffee or tea?
コーヒーや紅茶を飲みたい方はいらっしゃいますか?
このように一言伺ってみると、お客さんの満足度が高くなって
接客のプロになることができますよ!
定番の会話例
それではおなじみの会話例です。
※W:ウェイトレス/ウェイター G:ゲスト
W:How was your meal?
お食事はいかがでしたか?
G:It was very nice. Thank you.
とてもよかったです。ありがとうございました。
W:Are you all finished?
皆さんはもうお済みですか?
G:Yes we are.
はい。
W:Okay. I will take the plates away for you. Would you like to see the dessert menu?
では、お皿をお預かりします。デザートのメニューはいかがですか?
G:No thank you. Sorry we are too full. Can we get a bill?
いいえ、結構です。申し訳ありませんが、満席です。請求書をもらえますか?
W:Sure. I will bring it out for you. Please pay at the counter when you are ready.
もちろんです、お出しします。準備ができましたら、カウンターでお支払いください。
G:Thank you.
ありがとう。
レジでの接客英語
それではいよいよお会計の英語フレーズになります。
テーブル会計のときや、カウンターで支払いの時で微妙に変わりますが、
定番の使える接客用語は次のように使います。
(お会計はこちらです。)
How would like to pay?
(どのようにお支払いしますか?)
It comes to $120.
(合計で120ドルです。)
Would like to pay all together or separately?
(ご一緒又は別々のお支払いですか?)
Would you like to pay for what you had?
(ご自身が頼んだ物だけを支払いますか?)
Here is your change.
(お釣りです。)
お見送り時の英語フレーズ
最後にゲストをお見送りする時は、その時間帯によってでうが、下記のように声をかけてあげても良いですね。
素敵な午後をお過ごしください。
Have a good night.
おやすみなさい。
Enjoy the rest of your day.
今日も一日、楽しんでください。
Enjoy the sun.
1日を楽しんでください。
海外では当たり障りのない会話をする時に、天気の話題がお決まりですので
晴れた日には「Enjoy the sun!」と言って、
良い一日を過ごしてねという意味で使ったりします。
チップ文化について
私は過去にニュージーランドとオーストラリアでワーホリを経験した事があります。
アメリカとカナダはチップを出すのが当たり前な文化なので
ウェイトレスやハウスキーパーももらう前提でゲストと接しているのが分かるので私は少し違和感を覚えました。
レストランの支払いの時も絶対にチップを含める感じにレシートも作成されているので、毎回支払いの度に計算するの疲れるなぁなんて思ってしまいました。
その点、ニュージーランドはほとんどのお店でチップは不要です。
しかしチップをくれるのは観光客が圧倒的に多かったです。
もちろん、あげれば喜ばれることは間違いないですが、渡さなくても全く問題ありません。
オーストラリアはゴールドコーストに住んでいたこともあり、観光客が多かったのでチップジャー(チップを入れるようにカウンターの横に準備してある入れ物)は一日でもいっぱいになるくらいでした。
ニュージーランドよりはチップに馴染みがあるように感じましたがアメリカ程ではない!と言った感じですね。
接客の失敗談(クレームには気を付けてね!)
私がまだウェイトレスになりたての頃は、
本当に日々奮闘していました。
あるテーブルで
「Do you have a tossed salad?」 |
と言われて、
「ん?トーストサラダ?」となってしまい、
何回聞いてもトーストにしか聞こえず・・・。
理解出来なくて、当時のマネージャーに助けを求めたことがありました。
Tossed saladとは『色んなお野菜をドレッシングで和えた「シンプルなサラダ」の事』だったんですが、
あまりメジャーな言葉ではなかったし、
当時働いていたレストランのメニューに書いてあった品でもなかったので本当に困りました。
お客さんを不快にさせてしまうとクレームに繋がってしまいます。
なので、分からない時は
- 「I will go and get someone else for you.」
他の人を呼んできます。少々お待ち下さい。
- 「I will go and talk to the manager.」
マネージャーに詳細を伺ってきます。お待ちください。
と伝えて、誰かに相談するようにしましょうね!
ちょっとした気遣いをするだけで、
クレームをグンと減らすことができます。
なので事前の準備が本当に大事になります。
仮に問題が起きてクレームに繋がってしまったときは、
怒りが大きくならないうちに、早めに謝罪するようにしましょう。
それが先輩からのアドバイスです…。
まとめ
接客英語は他にも沢山言い回しはありますが、
基本さえ覚えてしまえば、おもてなしの幅を広げていけますよ。
飲食店での経験はどこの国行ってもきっと役に立つので、一度は経験しておくことをオススメします。
私はニュージーランドで飲食店の経験があったので、
オーストラリアにワーホリで行った時も「基本は一緒だ!」と安心してお仕事に専念することが出来ました。
冒頭でも話した通り、皿洗いよりはフロントスタッフとして頑張ってみてください。
最初はリスニングに苦労することもあるかと思いますが、
私が応援してるので、
後悔しないようにぜひ挑戦してみてください!