目次
英語の勉強を始めてから、
いつになったら話せるんだろう、
そんなふうに焦ったことはありませんか。
英語を話したい、話せたらいいな、
今そう言った気持ちで勉強に
取り組んでいらっしゃる方も多いと思います。
私は、高校時代に父が転勤になり、
家族みんなでアメリカで過ごすことになりました。
滞在期間は2年半ちょっとでしたが、
そういった機会があって、
英語は少しは話せるようになりましたが、
本当に必要性に迫られていたからだと思います。
日本人がどうして英語を話せないか明確な3つの理由があります。
またまた英語を話せるようになる勉強方法も紹介するので、
この記事を最後まで読めば
英語が話せるようになること間違いなしです!
目的があるかどうか
英語を習ってる方は多くいますが、
趣味でやっているか、本当に必要性があってやっているか、
目的の違いで大きく効果は変わります。
ここでは「仕事で英語を話す必要性がある」と言う前提で考えています。
もし、英語学習の効果がみられ無い場合は、
ぜひ次の方法で解決してみてください。
- 英語を話す必要性のある部署に身を置いてみる、
- 同僚・上司にプレゼンして評価をもらう
- 半年後はロンドンに旅行する、など
このように一定の期間での上達の必要性を課すと
目標が明確になって効果が現れます。
その上で壁を克服して
「英語が話せるようになる」方法をお伝えします。
必ずしも一気に乗り越えなければ
ならない壁ばかりではありません。
正しい勉強法とは?
ラジオで英語学習する
日本での中学の英語教育は
読む、書くに焦点が当てられていて、
聞く、話すと言う機会は少ないですね。
私の勉強法は
ラジオなので耳から入っていく英語が全てで、
ネーティブの発音を聞いて勉強できたことは本当に良かったです。
ラジオの基礎英語の放送はたった15分ですが、
毎日継続した1年間は貯金のようなもので
英語を話せる土台になりました。
そして英語が大好きになったのです。
今になるとわかるのですが、
聞きとれない単語を発音することはできません。
ネイティブの綺麗な発音を毎日聴ける、
ラジオの基礎英語で学のはオススメの勉強法です。
そのため仕事でよく使うフレーズを聞き取れるようになるまで何回も聞く。
そして発音を練習する。
地味ですが、ものすごく効果がありました。
シャドーイング
また、私は社会人になってから、
通訳基礎コースで勉強をした時期があります。
その時にあった練習の一つが、
シャドウイングという
「流れてくる英語を耳で聞いて口で真似する練習」です。
これがなかなか難しいです。
最初は聞き取れないのでわからないことも多いですが、
何度か聞いて口で真似していると聞き取れることもあれば、
逆にずっと聞き取れない単語もあります。
自分では発音の仕方が分からないこともありますが、
シャドーイングの方法で毎日少しずつ練習すると
仕事で聞き取れる単語が確実に増えていきます。
シャドウイングをすれば
英語力が伸びるのは間違いないです。
ぜひ新しい単語を口に出して言ってみましょう。
日本語で考えてもいい
英会話したい内容を日本語で表現
仕事で英語で話せるようになろう、単語を覚えようと思っても、
まず日本語で英語を理解できていますか?
幼い頃から英語漬けの環境にいた人と違って、
私たちは、頭で考える時は日本語です。
なので、日本語の語彙力を高めておく、
日本語で表現できるようにする、
ってことはとても役立ちます。
もちろん、日本語で考えたことを英語にする、
という手間なプロセスがあるので
話す時には若干遅れます。
しかし、土台を作れば
必ず英会話できるようになります。
土台がなければ
そもそもの意味が分からないままになり、
あやふやのまま頭に定着しません。
仕事で使う単語を
日本語で意味を確実に理解して
話せる英語フレーズを増やしていきましょう。
大人になってから英語脳になるのか?
英語脳とは、英語で考える、英語をすぐに話せる脳のことを言います。
では大人になってから英語脳になることは可能なのでしょうか?
結論からいえば、
大人になってから英語を学んでいる場合は、難しいかもしれません。
もし、あなたが高校生〜大学生までだったら、
ずっと英語漬けの環境にいると、
日本語を経由せずに、英語を話せる時が来るかもしれません。
私はアメリカに居たハイスクール時代に英語脳になりました。
渡米して6ヶ月ぐらいした頃に、
急にテレビを見ていて何を言っているかわかるようになり、
時々英語の夢を見たりすることもありました。
もっと幼かった妹はもっと早かったです。
少し脱線しましたが、
仕事で英語を使いたくても使えない今は
まず、母国語である日本語の基礎を確認しましょう。
例えば、「忘れた」と「失念した」という
似ている二つの用語があります。
その2つを適切なシーンで使い分けていますか?
母国語でたくさんの単語を理解しているほど、
英単語も覚えやすいです。
そして、覚えた単語を
仕事をしてるときに口に出して発音しましょう。
悔しい思いをしながら英語学習
前述のように、私は親の仕事の関係で、
中学校3年生の9月にハイスクールの10年生に編入学しました。
中学校3年生の夏に渡米したので
そこまでの基礎英語の知識しか知りませんでした。
日本人は後2人いましたが、
二人ともすでに何年も現地に住んでいて
英語は不自由しない人たちに加え、
そもそもクラスが違いました。
こちらは何か質問したいことが
あってもすぐに質問できません。
誰も知り合いもいない、孤独な外国語の環境。
教室にたどり着くのも一苦労でした。
そして学校では毎日たくさんの宿題が出ました。
辞書をひいてもひいても間に合わない。
帰宅してから5時間勉強しても宿題ができません。
泣いて泣いて、宿題をしました。
このようにして悔しい思いをしながら英語を身につけたので、
私はすぐに英語脳になったのだと思います。
日本語で分からないことは理解できない
中でも一番わからなかった授業は、
「アメリカンスタディ」です。
日本でいうと社会科の中のジャンルで、
アメリカのことを学ぶ授業です。
この科目はそもそも
日本語で知らないから余計に何のことかわかりません。
日本の「世界史」を
中学でちょこっとやったぐらいのレベルでは
全く太刀打ちできませんでした。
でも、もし日本語で知っていたら、
英語で授業を受けても
もう少し理解できたのではないかと思います。
英語に限らず、理解するためには
考えるときの言語である日本語の知識があることが重要です。
急に外国語だけで理解するのは困難です。
仕事に関係ある本で勉強する
仕事に関係ある本を探して
先に日本語で読んでみると、
一気に楽になるかもしれません。
正確な単語がぴったり当てはまらなくても、
「日本語では○○」、として無意識のうちに覚えていっています。
仕事で英語で話せるようになる前に
そもそも頭に入らない、覚えにくい、と思ったら、
日本語での知識を振り返りましょう。
仕事ではアピールすることが何より大事
一番ハードルが高いのは「アピールする」ことかもしれません。
私たちは、積極的に発言したり、アピールする、
という練習を十分にしてきていません。
奥ゆかしさが美徳という時代は終わりましたが、
まだまだ多くの会社で積極的だと目立ちたがり屋だ、と
マイナス評価されることもあります。
一方、英語圏の方々は全く異なります。
私の勤めている外資系企業で、
オフサイトミーティングという、
全世界から偉い人たちの集まる会議がありました。
ニューヨーク、ロンドン、香港、シドニー、マレーシア、シンガポール、など、
英語を母国語として使う方々が東京にやってきました。
そこに、ペーペーの管理職として参加した時のことです。
全部で4日間ありましたが
毎日異なったアジェンダがあり、
順番に発表が行われていきます。
そこで質問者はアピールの機会と考えて
発表者に対して様々な質問をします。
もちろん時間配分されていますが、
プレゼンの途中でも遠慮なく質問されます。
仕事でアピールすることは
思ってる以上に非常に重要です。
外国の職員たちは
一番偉い、ニューヨークからきた人に
直接アピールする重要な機会と捉えています。
このマインドセットが日本人である私には、
すごいな、ついていけないな、と思うところもあります。
英語力の問題以前に、
最後まで聞いてから質問した方が丁寧かな?とか
いろいろ考えて質問できなかったりします。
あとは、間違えたら恥ずかしい、
という気持ちも出てしまいます。
英語圏の人が英語をスラスラ話すのは当たり前なので、
私たちの英語が間違ってようが、発音がおかしくても、
とにかく意見を主張することを求められます。
いつも主張してると疲れますが、
できるだけ発言の機会があった時だけは
自己アピールするようにがんばってます。
アピールできないと低評価
その会議では3日目に、
スタッフの業績評価に関する
ミーティングが行われました。
若手クラスの対象者から順番に
仕事ぶりの評価を行なっていきます。
- 「Aさんは今年は資格試験をとった、データ分析もできるようになって成長している。
でも大人しいんだよね。」
- 「B君は仕事が全体にできるし、他者への教育もできている。
でも英語のプレゼンをやろうとしない。
恥ずかしいとか言っていたらダメなんだ、もっとできるのに。」
たとえ頑張っていても
アピールできないと低評価になってしまいます。
遠慮があったり、
恥ずかしかったりするかもしれませんが、
最初はプレゼンの時だけ、など、
少しずつ負荷をかけて慣らしていくとできるようになっていきます。
アピールは大切、と認識しましょう。
リラックスして楽しむ
じゃあどうすれば仕事で
いつもより積極性のある自分をアピールすることができるでしょうか?
これは、リラックスして、その役割を楽しむことが一番です。
なかなかリラックスは難しくても
仕事のときだけは「こういう役割を演じるんだ」と
決めていつもと違うモードで乗り切りましょう。
まとめ
日本人が仕事で、英語を話せない理由と
その解決策についていくつか挙げてみました。
- 一つ目は、勉強法がありました。
リスニング教材をシャドウイングしてみましょう。
新しい単語や表現が使えるようになる方法です。
- 二つ目は、日本語の知識でした。
母国語でわかっていないことを
英語だけで覚えていくのは難しいことが多いのです。
日本語での知識を増やすように努力しましょう。
- 三つ目は、アピールです。
今より少し積極的な自分になり切って
英語が間違っても良いので、まず言ってみましょう。
やってみると絶対に感じるのですが、
間違ってしまってもオーディエンスはそこまで気にしていません。
美しい発音で話していなくても
伝えたい中身があれば通じます。
思い切ってエイッとやってみれば、
以外に高い評価は受けられます。
そしてそれを継続すれば
必ず、誰でも慣れていきます。
好きか、嫌いか、ではなく、
話すか話さないかなのです。
仕事で英語を話せないことを克服したい時は
ぜひ今回の記事を参考にして
どれか一つでも試してみてくださいね!