こんにちは。突然ですが、親しくなった外国人のお友達や、
海外の取引先から、突然、訃報が入ってきたら、英語でどう返事しますか?
私は、海外の取引先の担当の方が突然亡くなってしまった、
ということがありました。
しかし、その時にご連絡を頂き、ショックと共に、
「お悔やみ」って英語で何て言うんだ?と慌ててしまいました。
そこで思ったのが、人間同士の付き合いである以上、
このような悲しいお知らせを受け取ることは今後もあるかもしれないな。
それなら、あらかじめ英語の例文を覚えて、
冷静に、寄り添ったメッセージを送りたいなというものでした。
ということで、今回は、訃報を受け取った時にメールで伝える場合の、
「お悔やみ」の英語をマナーと共にご紹介していきます。
これでもう慌てることはありません!
「お悔やみ」を表す二つの英語とは?
まずは、お悔やみの気持ちを表す代表的な例文をご紹介します。
①Please accept my deepest condolences.
②I am sorry for your loss.
上の二つのフレーズが共に「お悔やみ申し上げます」として使われています。
それぞれ、詳しく説明していきます。
”Please accept my deepest condolences”
直訳すると、私の深い同情の気持ちを受け取って下さい、
ですが、日本語の「心よりお悔やみ申し上げます。」と言いたいときに使えます。
- condolences=大切な誰かを失った人の悲しみに、同情を表す気持ち。
- deepest=「心からの」という意味で、heartfeltやsincereなど入れ替えが出来ます。
この”condolences”という単語、あまり馴染みが無いですよね?
私は初めてこの単語に出会ったとき、どうやって発音するのだろう?と疑問でした。
ですので、念のために、動画音声を張り付けておきます!
そして、お悔やみフレーズで使う時には、末尾に-sを付けてくださいね。
「best regards」「Congratulations」にsが付くのと同じ感じです。
ついつい、末尾のsを忘れがちですが、
1つの気持ちだけではなく、沢山の気持ちを込める、というイメージで覚えておきましょう。
“Condolences”を使ったフレーズですが、書くメッセージに使われることが多いです。
また、丁寧でフォーマルな印象があります。
では、あまり固くないメッセージを送りたい、または、会話の場合は?
そんな時には、“I’m sorry”を使ったフレーズもお薦めです。
”I’m sorry for your loss”
「お悔やみ申し上げます。」「ご愁傷様です。」の意味です。
この場合、sorryは「ごめんなさい」ではなく、「残念に思う気持ち」を表します。
会話にも使えるので、お葬式に参列するときや音声メッセージを送るときにも適切です。
お悔やみメッセージの書き方
次は、メッセージの書き方をご紹介します。
特に一般的に決まった形式は無いとされていますが、
どのような流れで文章を書けば自然な感じになるでしょう?
私が取引先から、突然の訃報を受け取った時、驚き過ぎて頭が固まってしまいました。
さらに英語でお悔やみのメッセージを書くとなると、本当にハードルが高いなと感じました。
1文ずつのフレーズ例のようなものは沢山あるけれど、
それをそのまま送って尻切れトンボのような不自然なメッセージになっていたら困るな、
という気持ちもありました。
そこで、調べた結果、このような気持ちをメッセージに込めると良いことが分かりました。
6つの順番
- お悔やみの気持ちを伝える
- 訃報への驚きを伝える
- 悲しみに寄り添う
- ご遺族が元気になることを願う気持ちを伝える
- 相手への助力を伝える
- 締めの言葉
締めの言葉以外は、特に順番は決まっていません。
自分にしっくり来るフレーズで繋げて下さいね。
厳選した例文50選
次は例文をご紹介していきます。
そのままコピーしても良いですし、状況に合わせて単語を変えてみたり、
自分らしい言い方にアレンジしても良いです。
一番大事なことは、シンプルでも、短くても良い、ということです。
悲しみに寄り添ったあなたの気持ちはご遺族の方々にとって、とても励ましになるということです。
お悔みの気持ちを伝える
・Please accept my sincere condolences.
(心からお悔やみ申し上げます)
・I’m sorry for your loss.
(お悔やみ申し上げます)
・I’m very sorry to hear that.
(お悔やみ申し上げます)
・My condolences to you and your family.
(あなたとあなたの家族の皆様にお悔やみを申し上げます)
友人に加えて、同じ悲しみの中にあるご家族の方も忘れずに。
訃報への驚きを表現する
・I don’t know what to say…
(何と言ったらいいのか… )
正直に、何と言ったら良いのか分からない、と言っても大丈夫です。
・I am shocked to hear of your mother’s sudden passing.
(あなたのお母様が亡くなったと聞き、とても動揺しています)
・It’s terrible to hear about the loss of your wife.
(あなたの妻が亡くなったと聞き、とてもつらいです)
悲しみに寄り添う
・Your grandmother was a wonderful woman. She always had a beautiful smile.She will be missed by so many.
(あなたのおばあ様は素晴らしい方でした。いつも素敵な笑顔でいらっしゃいました。みんなに恋しがられるでしょう)
・It is never easy to lose a parent, no matter how old we are.
(幾つになっても、親を失うのは決して簡単ではありません)
・I know your sweet pet was a member of your family,and it hurts so much to lose her/him.
(あなたのかわいいペットが家族同然だったことは知っています。失くしたのはとてもつらいですよね)
ご遺族が元気になることを願う気持ち
・I hope that the love of your family and friends will comfort and strengthen you in the days ahead.
(ご家族やお友達の愛があなたの癒しとなりますように)
・I hope you will overcome this sorrow very soon.
(この悲しみを乗り越えられる日が来ますように)
相手への助力を伝える
困った時はいつでも力になります、というメッセージを伝えます。
・If there’s anything I can do, please don’t hesitate to let me know.
(私にできることがあれば、いつでも遠慮なく言ってください)
・We all need help at times like this, I’m here for you.
(困った時はお互い様、あなたのそばにいますよ)
このような言葉を掛けて貰えたら、きっと心強いことでしょう。
締めの言葉
・My thoughts and prayers are with you.
(私の祈りと想いがあなたに届きますように)
・Wishing you peace as you grieve this loss.
(この喪失を深く悲しむあなたに平和がありますように)
”grieve”は「深く悲しむ」という単語で、お悔やみメッセージでよく使われています。
・May he/she rest in peace.
(ご冥福をお祈りいたします)
お悔やみメッセージのサンプル例
以上を踏まえて、お悔やみの英語メッセージを考えます。
今回は、私が過去に失敗して上手く書けなかった事例を元に作成させて頂きました。
《海外の取引先様へ》
取引先の担当者が亡くなり、後任の方にお悔やみを伝えるという場合。
It’s terrible to hear about the loss of Mr Davis’s passing.
Our deepest condolences to you and his family.
We hope you and his family will overcome this sorrow very soon.
May he rest in peace.
デイビス氏の訃報、大変悲しんでおります。
ならびに貴社の皆様に心からお悔やみを申し上げます。
皆様、この悲しみを早く乗り越えられますように。
ご冥福をお祈り申し上げます。
お悔やみを英語で伝える時のマナー
次は、お悔やみメッセージを送るときのマナーについてです。
日本語のお悔み文でも、この言葉は使ってはいけないのかな?
目上の人に対して失礼な文になっていないかな?と、不安になることがありますよね。
状況が状況なだけに、文章の細かいところまで考えてしまいます。
英語でも、そのような失礼に当たるような言葉はあるのでしょうか?
日本語ほど形式ばってはいませんが、英語の場合も同じようにほんの少し注意点はあります。
時候のあいさつは要らない
日本語で送るときも同じですが、そのまま本題に入って問題ありません。
挨拶を忘れるほどショックであることを表してください。
直接的な表現は避ける。
日本語でも、「となりのお婆さんが死んだ」とは言わず、
「お亡くなりになった」と言ったりしますよね。
英語でも「died」という、あからさまな言い方は避け、
「passed away」など遠回しに言うのが一般的です。
ただ、「death」については、「sudden death(突然の死)」や「mother’s death(母の死)」などお悔やみフレーズで度々使われています。
まずは簡潔なメッセージ
書きたい想いが沢山ある、といったこともあるかもしれません。
が、悲しみに打ちひしがれるご遺族の方には、
直後であればあまり長い文章を読む余裕は無いでしょう。
まずは、今回ご紹介したような、短めのメッセージを送りましょう。
その後、状況に応じて、コミュニーケーションを徐々に増やすなど出来れば良いです。
最後はやっぱり気持ち
お悔やみのメッセージを送るなんて、日本語でも不慣れなわけですから、
英語で伝えるとなると、不安なのは当たり前!
英語圏の人だって、分からないのです。
短くても、シンプルでも大丈夫です!
送ることに意義があります。
悲しんでいる気持ち、動揺している気持ちをぜひ伝えましょう。
まとめ
お悔やみは英語で何て言うの? 例文と一緒にご紹介させて頂きました。
1.お悔みは英語で”condolences”または”I am sorry”を使います。
2.お悔やみ+αの気持ちを綴ると自然なメッセージになります。
3.お悔やみのフレーズの例文は沢山あります。
4.マナーは、最低限の注意点を抑えればオッケーです。
実は、この記事で取り上げたフレーズ以外にも、ネット上には沢山のサンプル文があります。
”condolences”と検索してみて下さい。
海外のサイトには、本当に本当に沢山の例文があります。
それだけ自由に、より自分の言葉で、故人やご遺族の方に弔いの言葉を贈りたい、
ということの表れなのでしょう。
訃報には遭遇したくないですが、無縁ではいられないのが現実です。
心が込もったお別れのメッセージを送るためにも、
今回の記事を参考にして、自分なりに準備してみてくださいね!
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