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英単語の意味を調べたとき、
日本語訳が同じ意味になっていて、
区別がつかない、使い方が分からない。
そんな経験はありませんか?
昔の私がまさにそうです。
私はずっとアメリカに住んでいるので、
日々英会話が必要なのですが、
不自然な表現で聞こえることもあるようで、
何度か聞き返されるということがありました。
いまは英単語を丸暗記せずに
楽しくネイティブの方たちと話せるようになったため、
頻繁に使う「hope」と「request」の意味に
ついてお伝えしたいと思います。
Hopeの意味
「Hope」・・・名詞:希望、望み、見込み、期待
自・他動詞:希望する、望む、願う、期待する、祈念する
「Hope」は名詞と動詞(自動詞と他動詞)の
どちらにも使えます。
今回は動詞の使い方についてご説明しますね。
Hopeの使い方
「Hope」は、名詞も動詞の使い方も、
基本的には「現在もしくは未来のことが
分からないことについて願う時」に使います。
また「現在」と「未来」どちらに対しても使える単語なので、
使い方の区別としては「現在」であれば
後ろに付く動詞は現在形、「未来」のことであれば
動詞の前に未来形を表す「will」などが付きます。
Hopeのたった1つのイメージ
「Hope」は簡単にいうと、基本的に
「(可能性があることについて)願う」という意味を持ち、
さまざまなシチュエーションで使うことができます。
- 物事がある程度そうなるだろうと可能性を見込んだ時
- 相手に充実した時間を過ごしていると願う時
- 実際と現実が異なることを願う時
- 会話の中で「そう思う」の意味を表す時
- 軽い謝罪の意を表す時
言葉だけの説明では分かりにくいので、
早速例文をご紹介しますね。
Hopeを使った例文
<物事がある程度そうなるだろうと可能性を見込んだ時>
- I hope you understand what I said.
私が今伝えたことを理解してくれていると願っています
- I hope he feels better soon
彼が近々回復することを願っています
<相手に充実した時間を過ごしていると願う時>
- I hope you are having a great day!
素敵な1日を過ごしていますように(話している相手に対して)
- I hope your presentation today goes well!
今日のプレゼンテーションが上手くいくことを願っています。
<実際と現実が異なることを願う時>
- It is cloudy now. I hope it will not rain tomorrow.
今曇りだけど、明日雨が降りませんように
- I hope to make it on the train by 1.
1時の電車に間に合いますように
<会話の中で「そう思う(願う)」の意味を表す時>
- I hope so.
「(相手の言ったことに対して)私もそう願っています。」
<軽い謝罪の意を表す時>
- I hope you do not mind asking about your family.
ご家族のことについてお伺いしても問題ないとよいのですが。
さて、複数例を挙げてみましたが、
日常会話でも物事に対して願うことって多いですよね。
例えば「今から行くレストランは混雑していないといいなぁ」とか
「明日時刻通り飛行機が離陸するといいなぁ(遅延はさけたいなぁ)」
など。
「Hope」は日常会話で本当によく使える単語なので、
日常「こうなったらいいな」と思うようなシチュエーションがあれば
「Hope」を使って英文を作る練習をしてみて下さいね!
練習を繰り返すことで、頭で考えることなく、
パッと「I hope~」と出てくるようになりますよ。
Requestの意味
「Request」・・・名詞:依頼、要求、頼むこと、依頼書、リクエスト
他動詞:依頼する、要請する、~するように頼む
「Request」も名詞と動詞(他動詞)のどちらにも使えます。
Requestも動詞の使い方についてご説明しますね。
Requestの使い方
「Request」は、名詞も動詞のどちらとも
基本的な使い方は「~を要求する、求める」場合に使います。
ただし「丁寧に」「公式に」何かを要請する場合に使用しますので、
友人や家族に何かを依頼する時は「Ask」など他の単語を使用します。
こちらも早速例文を見ていきましょう。
Requestの例文
- I would like to request a refund for the product I purchased last week.
先週購入した製品の払い戻しを依頼させて頂きたいのですが。
- I requested the government to send me the documents.
政府機関に書類を送るよう要求しました。
- Staff at the museum requested us to take our shoes off in the main hall.
美術館のスタッフはメインホールでは靴を脱ぐよう求めました
上記のように「Request」を使う時は「公式に」を前提とします。
英字新聞や、旅行の宿泊先の予約、職場などでよく目にする単語です。
番外編:「Ask」「Require」との違い
先述しましたが、英語の「依頼する」は、
その他の場面で表現する単語があります。
ここでは「Request」以外のその代表的な単語をお伝えします。
- Ask・・・さまざまな意味を持ちますが今回は
「Request」に近い意味で表現すると
「頼む」「依頼する」「~を求める」
- Require・・・「~を要求(必要)とする」「~することを求める」、
分かりやすい単語と比較すると
「Need(必要とする)」をフォーマルにした単語
こちらも例文で見てみましょう
「Ask」を使った例文
- Mom, can I ask you a question?
「お母さん、聞きたいことがあるよ」
(→「依頼」だが、親しい間柄(母親)のため「Ask」を使う)
- He asked me to give him a ride.
彼から運転するように頼まれました。
(→「依頼」だが親しい間柄(彼=友人)のため「Ask」を使う)
「Require」を使った例文
- Students are required to read all those books
during summer break.
生徒たちは夏休み中にこれら全ての本を読まなければいけない
(→ 読むことを必要(要求)とされている)
- Travelers are required to show
their passport at the airport.
旅行者は空港でパスポートを見せなければいけない
(→ 見せることを必要(要求)とされている)
私も、上記のように友人間やアメリカ人の夫と話す時は
「Ask」を使います。
また外出時には「Require」を見かけることが多々あります
(「公式な」依頼のため)。
電車、バス、飛行機などの交通機関を利用する時、
図書館やモールなど公共施設を利用する時に
注意書きなどに頻繁に「Require」見かけます。
これは公共施設・機関側が使用する単語であり、
ちなみに自分がバスを降りたい時に押すボタンは
「Request Button」という名称です。
Hopeの使い方を動画で説明!
Youtubeでは残念ながら「Hope」と「Request」の違いを
同時に説明する参考動画は見当たりませんでしたが、
「Hope」の使い方を説明した動画をご紹介します。
前半の1分25秒くらいまでで簡単にまとめて説明されていますので、
ぜひ参考までにご視聴下さいね。
まとめ
<「Hope」と「Request」の違い>
- 「Hope」は「(可能性があることについて)願う」
- 「Hope」はさまざまな場面で使うことができる
- 「Request」は「願う」ではなく「依頼する」が基本の意味
- 「Request」は「丁寧に」「公式に」何かを要請する場合に使用する
- 「Request=依頼する」を覚えたら、その他にシチュエーション別に使い分ける単語を覚えよう
さいごに
今回は「Hope」と「Request」の違いについてお伝えしました。
英語は奥深いですが、使い分けができると
語学学習がとても楽しいと感じるでしょう。
「英語学習が楽しい!」と思える」には
小さなことから自信を持つことが大切です。
私はアメリカ留学前に1人で過ごしている時は、
頭の中で思ったことを「英語」で
「言葉にする」ことを実施していました。
そうすることで常に英語に触れていられること、
また「こういう場合はHopeかな、Requestかな」
と疑問を抱き常に調べるクセがついたので、
日々少しずつ努力を重ねていました。
声に出して練習することはとてもお勧めです。
I hope you enjoy learning English with confidence!
読者のみなさんが、自信を持って楽しく
英語学習ができることを願っています!