目次
挫折“というものは、誰しもが長い人生の中で一度は経験するものですよね。
勉強、運動、仕事など、日常生活の様々なシーンであります。
英語学習もその一つですよね。
構造も発音も全く違う他言語で、聞き取れるようになるのも、喋れるようになるのも
時間がかかるので挫折したくなる時もあるかと思います。
そんな挫折したくなる気持ちも、英語で言えるようになってみませんか?
この記事では、「挫折」を表す英語の表現を様々なシチュエーションに応じて紹介していきます!
また記事最後には、英語学習をがんばるあなたに向けて応援する英語フレーズも紹介しますね!
まず始めに知っておくべき重要事項
「挫折をする」という日本語に直接当てはまる
英語の動詞は残念ながら無いと言って良いでしょう。
ニュアンス的に一番近いものといったら、
- Give up
- Fail
が挙げられます。
Give upは「諦める」「止める」という意味で、Failは「失敗する」という意味なので、
そこから「挫折する」と解釈することができます。
「挫折する」に該当する動詞が無いとなると、
実質的に「挫折を経験する(味わう)」が一番適切な言い方になります。
英語で、「挫折を経験する」は主に、
という形になります。
そして、その「挫折」という名詞を表す英単語についてですが、
「挫折」を表す名詞は状況に応じて複数存在します。
挫折を表す名詞
① Failure
一つ目は、Failure
です。
先ほど紹介したFail(失敗する、損なう)の名詞形で、「失敗」という意味です。
「挫折する」ということはつまり、成功(完成)まで辿り着けなかったことになるので、
「失敗する」ということになりますよね。
挫折して結果的に失敗した、挫折によって失敗した…と感じるときは、
Failureと言うのが一番適切でしょう。
この単語は「挫折」の関連語の中でも一番意味の近い表現だと思われます。
これを、「挫折を経験する」というフレーズに当てはめると、
(クラブ合宿の時に挫折を経験しました)
という感じで使います。
② Setback
二つ目は、Setback
です。
Setbackは、「つまづき」「妨げ」「後退」という意味で、
「壁にぶち当たって後戻りしてしまった」というイメージです。
「失敗」との違いは、壁にぶち当たることによって、
自動的に、仕方なく諦めざる又は立ち止まらざるを得ない状況を指すということです。
頭の中で事の順番をイメージすると、
(つまづき) → 挫折 → Failure(失敗)
という感じになります。
これをフレーズに当てはめると、
(彼らは宇宙探索の過程で、つまづきも経験した)
Our company suffered a setback because of the deficit last year.
(我が社は昨年、赤字によって息詰まりに苦しみました)
又は、
(赤字によって息詰まりました)
(赤字に苦しめられました)
という感じになります。
Suffer(に苦しむ)は特にSetbackと一緒に使われることが多いようです。
③ Frustration
三つ目は、Frustration
です。
これはよくBe frustrated(イライラする、もどかしい、悔しい)という形で
見ることが多いのではないでしょうか。
(宿題のせいで超イライラする!)
そんなfrustrateの名詞形で、日常的には
「失望」「落胆」という意味で主に使われています。
Frustrateは実はたくさんの意味を持っており、
動詞、受動態、名詞のそれぞれの形によって意味が若干異なってくるのですが、
名詞だとそのような意味になります。
フレーズに当てはめると、
(グループの誰一人とプレゼンの準備をしてこなかったので失望した)
という感じになります。
Wikipediaではフラストレーションは日本語で、
また、その結果生じる不快な緊張や不安、不満。
と記されています。
つまり、frustration は怒り、不満、不安、緊張などの感情を
全て含んだ意外とややこしい単語です。
「挫折」を表す際にはもちろん、様々な場面で使えます。
また、Google翻訳ではfrustrationと入力すると、
「挫折」「齟齬」「欲求不満」と、「挫折」が一番目に出てくるので、
やはりそのまま「挫折」と訳しても問題ないということです。
ちなみに、frustrateという他動詞での意味は、
「(人や事柄を)挫折させる、失敗させる、妨げる」で、
「(人を)イライラさせる、欲求不満にさせる」という意味ももちろん持ちますが、
irritateの方が他動詞では日常的に「イライラ」として幅広く使われています。
(両親が友達と旅行に行く計画を台無しにした)
(彼らは敵の試みを妨げた)
My parents frustrated my plan to go on a trip with my friends.
They frustrated the enemies in their attempt.
Be frustratedという受動態では、先ほども書きましたが、
主に「イライラする、悔しい」という意味で使われます。
こちらもGoogle 翻訳で調べると、「挫折した」と上欄に出てきますが、
日常では思うようにいかなかったり、うまくいかない気持ちを表します。
(この暑さ本当にイライラする)
(賞を取れなかったのがとても悔しい)
This heat is really making me frustrated.
I feel so frustrated that I couldn’t win the prize.
他動詞でも紹介したirritateの受動態で、Be irritatedと言ったり、
Be upsetと言うことも出来ます。
また、似たような熟語には、
・Get on one’s nerve(気に障る)
と言う表現もあります。
「神経に障る」という表現から、それほどイライラさせられるという意味で使われています。
(今頭が痛いので今日はすぐイライラすると思います)
(私をがっかりさせないでください)
(彼女の振る舞いが私の気に障っている)
I can get irritated easily today because I have a headache now.
Don’t make me upset.
Her behavior is getting on my nerves.
④ Defeat
最後は、Defeat
です。
Defeatは、「倒す、破る、負かす」という動詞でもありますが、
「敗北、負け、打倒、不覚」という意味の名詞でもあります。
Failureとも似ており、敗北→挫折と解釈することができます。
フレーズに当てはめると、
(トップになりたかったら一度は敗北を経験するべきです)
We suffered a complete defeat.
(私たちは完全敗北しました)
という感じになります。
これらの文章は「敗北」を「挫折」に変えて訳しても大丈夫です。
他にも様々な言い回しがあります。
(あの時の敗北が成功に繋がりました)
名詞での他の言い方は、
(彼はやっと負けを認めました)
The defeat at that time led to a success.
他動詞での言い方は、
(私たちのチームは幾度の試みの末についにあのチームを倒しました)
(試験の最後の問題には歯が立たなかった)
The last problem on the exam defeated me.
また、Be defeatedという受動態の形でも
「負ける→挫折する」というような考え方ができます。
(競争ではないけど、完全にやられた気分です)
英語学習に挫折しそうなあなたへ
ポジティブな表現を聞いてると、自然と気持ちもポジティブになっていきます。
そこで私は英語学習に挫折しそうになったときに、
応援フレーズを聞きまくって、英語学習をしながらポジティブな気持ちになってました。
英語学習はやる気が1番大事ですからね。。。
私はこの方法でやる気を継続させて、英語スキルを身につけることができました。
なので何度も聞くことをオススメします。
まとめ
- 「挫折をする」は「挫折を経験する」という意味の「Experience/suffer + 挫折を意味する名詞」で表すのが一番適切
- “挫折”の名詞① failureはfail(失敗する、損なう)の名詞形で「失敗」を意味する
- “挫折”の名詞② setbackは「つまづき、妨げ、後退」という意味で、
壁にぶち当たり止むを得ず後戻りするイメージ - “挫折“の名詞③ frustrationは「失望、落胆」を意味し、
思うようにいかなかったり、上手くいかずもどかしい気持ちを表す - “挫折”の名詞④ defeatは「敗北、負け、打倒、不覚」を意味する名詞でもある
このように、「挫折する」を直接意味する英単語は存在しないが、
その代わり「挫折」に関連する単語はたくさん存在し、
英語では様々な言い回しで「挫折」を表現することができます。
一言で「挫折をする」「挫折を経験する」と言っても
様々なシチュエーションがあるので、その時に合わせて表現できるようになってみましょう。
英語学習でもexperience failure/setbackする時もあると思いますが、
それに負けずに頑張っていきましょう!