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「Good job!」と言われたり、
誰かに言ったことありますか?
最近は、日本語にも浸透してきて、
カタカナで「グッジョブ」と書かれていたりしますね。
その「Good job!」ですが、どのような意味でしょうか。
「普段から使っているよ」という人もいると思いますが、
その使い方、本当に正しいでしょうか?
今回は「Good job!」の意味と正しい使い方、
そしてシチュエーションごとの適切な例文、
Good job! の言い換えについて分かりやすく解説します。
Good job の意味
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英語のフレーズで「Good job!」は、
相手をほめる場合などに使います。
直訳では、「良い仕事」となりますが、
ほんとうの意味は、
「よくやった、よくできました、やったね」といった、
何かを達成した際に、相手をほめるときに使います。
例えば、親が子どもに対してほめるときに使ったり、
教師が生徒に対して使ったり、また、友だち同士でも
仲の良い関係で使われる表現で、カジュアルな場面だと覚えてください。
私は、子ども英会話講師をしていた経験があるのですが、
レッスン中に生徒をほめて、
盛り上げる決まり文句のように使っていました。
発音は、日本語のカタカナ表記のように、
good の「d」は音がなくなり、「グッジョブ」となります。
good timing ⇒「グッタイミング」と
同じような発音します。
Good job の使い方
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相手をほめる
さて、この「Good job!」ですが、
どのように使うのでしょうか。
例文を見てみましょう。
A: I finally can swim 25m long.
(やっと25メートル泳げるようになったよ。)
B: Oh, you did it? Good job! Congrats.
(できるようになったの?よくできたね! おめでとう。)
また、「Good job!」を文章にすると、
You did a good job! (よくできました。)
となり、この言い方もよく使われます。
ポイントは、「Good job!」には、
「よくやった」という、上から目線のニュアンスがある
ことを覚えておきましょう。
また、友だち同士や仲の良い同僚と
一緒に何かをやり遂げた場合は、
(私たちはよく頑張りました。)
We did a pretty good job.(私たちはけっこう頑張りました。)
のように、自分たちを自画自賛するときにも使えます。
A: It took us a long time to finish the project, but I guess we did a pretty good job.
(プロジェクトを終わらせるのに長い時間かかったけど、私たち、けっこう頑張ったよね。)
B: Yeah! We did!
(うん! そうだね!)
お互いのことを「がんばったね!」と
称えあえるような仲間で、
お互いをねぎらうというイメージです。
ビジネスシーンでは?上司や目上の人に使える?
では、「Good job!」の
ビジネスシーンでの使用はどうでしょうか。
英語でも、ビジネスにおいては社長や上司に向かって、
カジュアル過ぎる発言は控えるというのが常識です。
そして、この「Good job!」には、
上から目線であることから、
自分よりも立場が上の人に対して使うのは避ける方が良いでしょう。
(あなたの仕事に感動しました。)
というようなフレーズが無難だと思います。
また、上司に対しての感謝や上司の仕事ぶりから得たものがあった、
というような、「さすが」と感じたことを具体的に伝えると良いでしょう。
(あなたの仕事ぶりからたくさんのことを学びました。)
I knew you could make it. I’m so happy about working with such a great boss like you.
(あなたならできると思いました。私はあなたのような素晴らしい上司と働けて幸せです。)
英語には、日本語の「さすがですね。」のように、
ほめ言葉であるうえに、
上司をヨイショすることもできる便利な言葉はありません。
ですから、気持ちは具体的に伝えることが大切です。
しかし、会社によっては、上下関係を気にしない、
フラットな関係を大切にしている会社があるのも事実です。
特に、海外では、たとえ相手が社長であっても
「Good job!」と使ってもおかしくないと、いう会社があります。
しかし、それは、「郷に入れば郷に従え」というような場合で、
大切なことは、状況に応じて使い分けるということですね。
Good job の類義語は?
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「Good job!」と同じ意味・使い方
常に、ほめるときには「Good job!」を使っておけばいい、
という訳にはいきません。
なぜなら、同じことばばかりを使っていると、
「本当にそう思っているの?」と相手に思われる可能性があります。
「Good job!」と同じ意味で、一言で短く
伝える場合の例を見てみましょう。
◆Nicely done!
◆Well done!
◆Good work! / Nice work.
※ work の場合は、成果までの過程を指す意味が含まれています。
「Good job!」以上にもっと褒めるひと言 10選
欧米社会は、ほめる文化と言われるほど、
ほめる言葉には、いろいろなパターンがあります。
次の記事には42個の褒め言葉を集めました。
今後かなり役立ちますのでぜひ押さえておいてくださいね!
CHECK IT!
Good job よりも褒める言葉は次に紹介しますね!
段階別に使い分けると
バリエーションが増えるだけでなく、
英語力のレベルアップにもつながります。
「Good job!」以上に褒めるときに使えるひと言を10個集めました。
実際にネイティブたちは上手く使い分けているので、
違いを知って、ぜひ使い分けてください。
Super
◆Super!
⇒「Good job!」よりもう少しほめて、
「いいね! すごいね!」と使います。くだけた表現です。
Great!
◆Great!
⇒「Good job!」より、もっとほめて、
すばらしい、の意味です。Very good と同じ意味です。
Excellent! / Wonderful!
◆Excellent! / Wonderful!
⇒非常に優れていて、すばらしい、の意味で、
great < excellent or wonderful という関係です。
Fantastic!
◆Fantastic!
⇒現実とはかけ離れたような奇妙さ、
という意味がありますが、現実離れしたすばらしさ,
というような意味で、fantastic= excellent と
同じレベルで使われます。
Amazing! / Marvelous!
◆Amazing! / Marvelous!
⇒驚くばかりのという意味から、
驚くほどのすばらしさ、という意味で使われます。
Awesome!
◆Awesome!
⇒「畏怖や畏敬の念を抱かせる」という
形容詞がもともとの意味です。
もっと簡単に言うと、恐れおののきつつも
従う感情のことをいいますが、
すっかりスラング化して、
今では当たり前のように
「すごい!すごく良かった!ヤバイ!」というように使います。
ネイティブがよく使うほめ言葉です。
度合い的には、amazing< awesome という関係です。
Outstanding!
◆Outstanding!⇒実に優れた、他と一線を画する、突出した優秀さ、
のような意味で使われます。
Tremendous!
◆Tremendous!⇒非常に大きい、という意味もありますが、
すばらしいという意味もあります。
ちなみにこちらは、トランプ大統領がよく使っている印象です。
ネイティブが会話で使う表現一覧
では実際にネイティブは会話の中でどのように褒めるのでしょうか?
Youtubeに分かりやすくまとまってたので
こちらの動画を確認してみてください!
明日から使える英語表現が身につくはずです。
まとめ
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今回は、「Good job!」について解説しました。
気軽に「よくできたね。」と相手を
ほめるときに使うフレーズです。
そして、カジュアルな使い方になるので、
自分より立場が上の人に対して使うのは避けるのがベターというのがポイントでした。
また「Well done! 」や「Nicely done! 」
などと言い換えるフレーズも紹介しました。
欧米社会は、相手をほめる文化で、
家族でも友だちでも、親しい間柄だからこそ、
ことばに出して相手をよくほめます。
ですから、ほめる=「Good job!」だけはなく、
たくさんのバリエーションを持っておくことが、
良いコミュニケーションを生み出すでしょう。
では最後にGood jobのような便利で
2語で表現できる簡単フレーズを紹介しますので、
ネイティブとの会話に役立ててください!
語彙を増やして英語にもっと自信をもてるようになってくださいね!