こんにちは。ユリです。
今回は、gottaの意味について分かりやすく紹介します。
私は、大学と大学院でイギリス文学を専攻したり、
アメリカへホームステイ経験もあって、身に染みてわかるのですが、
「gotta」というフレーズは、
ネイティブ同士の会話でかなり使うスラングです!
ネイティブとの英会話では必須なほどです。
ではgottaとはどんな意味なのでしょうか?
「gotta」はスラングで、
若い人が「have got to」を省略して「I gotta」と使っています。
(「have」を省略したうえに「got to」を短くする)
gottaは海外のドラマや映画のなかでも、とてもよく出てきます。
しかし日本の英語教育では教えていませんね!
「gotta」の代わりに似た意味を持つ
「have to」や「must」の方を教えていることが多いです。
「ネイティブが良く使うのになぜ!?」と思いますが、
「gotta」が会話で使うフレーズなので仕方ないですね。
で、今回はネイティブとスムーズに会話できる裏技である、
「gotta」の意味や使い方を詳しく説明しますね!
gottaの意味とは?
「gotta」=「have got to」であり、
その意味は「〜しなければならない」です。
「have to」や「must」の意味と似ていますね。
例文を見てみましょう。
「I’m sorry. I can’t go to shopping with you.I have got to go to city hall.」
(ごめんね。一緒に買い物には行けないわ。私市役所に行かなくちゃいけないの)
「Oh! This is my favorite movie. I have got to buy the ticket!」
(あ!これ私の好きな映画だわ。チケットを買いにいかなくちゃ!)
「She has got to be crazy to go to that dangerous place!」
(あんな危険な場所に行きたいなんて彼女どうかしてるよ!)
例文を見てみると、
「gotta」は「must」より「have to」に似ています。
「must」は強制的で強い意味がありますが、
「have got to(=gotta)」や「have to」はそれほどではありません。
*「must」「have to」の詳細はこの記事からどうぞ!
日常会話では「have got to(=gotta)」と「have to」が頻繁に使われています。
では「have got to(=gotta)」と「have to」の違いは何なのでしょうか?
詳しく見ていきましょう!
「gotta」と「have to」の違いとは?
「have got to(=gotta)」と「have to」はよく似ています。
その違いとは何なのでしょう?
「タイミング」が違うのです。
詳しくみていきましょう。
まず「have to」は「何かをする必要がある」ことを伝えています。
一方で「have got to(=gotta)」は「何かをする必要があり、行動するタイミングになった」ことを伝えてます。
例文を見てみましょう。
「I have to go home. See you again!」
(もう帰らなくちゃ。じゃあまたね!)
「I have got to go home, because my children will come back from school. See you!」
(もう帰らなくちゃいけなくなったわ。子供たちが学校から帰ってくるころだから。またね!)
「have to」では帰る必要性のみを伝えていますが、
「have got to」では帰る必要性とそのタイミングになったことも伝えています。
まとめれば、
- 「have to」は「〜しなければならない」
- 「have got to」は「〜しなければならなくなった(タイミングが来た)」
という意味の違いがあります。
細かい違いですので、
会話で使うときに気をつけてください!
gottaの使い方と例文
ここからは「gotta」の使い方について紹介します。
冒頭でも述べましたが、
gotta は have got to を省略しています。
ネイティブの会話では、
省略して「gotta」の方がよく使われています。
ただし!
「have」を省略するのは「I」,「you」,「we」,「they」の時のみです。
「has」を使う必要がある
「she」,「he」,「it」のときは、
「She has gotta〜」と使ってください。
例文を見てみましょう。
「I gotta clean my house because I’ll have a home party tomorrow.」
(明日ホームパーティがあるから家を掃除しなくちゃ)
「He has gotta work late because of trouble at the company.」(会社でトラブルがあったため彼は残業しなければならなかった)
「have to」との違いでもあったように
「have got to」には「何かをする必要があり、行動するタイミングになった」ことが分かりますね!
また「gotta」は英語圏のドラマや映画でよく使われるので
「gotta」が使われている作品を紹介しましょう。
「I gotta live with that.」
(俺はそのことを受け入れなければならない)
*映画『ショーシャンクの空に』から
(お前はこれらの人々と仕事をしなければならないんだぞ)
*ドラマ『ザ・ホワイトハウス』から
このように、有名映画やドラマなどにも
ひんぱんに「gotta」は使われています。
ぜひ今度海外の映画やドラマを見るときに、
「gotta」が何回使われているか数えてみてくださいね!
gottaはカジュアルな表現
ちなみに「gotta」はとてもカジュアルな表現です。
主に若い人たちがよく使う表現であり、
ネイティブの会話や、映画、ドラマでよく使われてるのですが、
フォーマルな場での会話や目上の人との会話には向いていませんので注意しましょう。
もちろんビジネス英語には使わないです!
have gottaの例文
have gotta というのは「have got to」として使われることもあります。
なのでここでは正式な「have got to」の使い方について詳しく紹介します。
ちなみに「have got to」はイギリス英語でよく使われるとも言われているので、
イギリス文学を読む機会があればぜひ探してみてください。
ただしアメリカ英語に関しては、
会話文に「have got to」を否定文や疑問文に使うのは不自然に聞こえるようです。
例文を見てみましょう。
「Wow! It’s 23:50!? I have got to call my sister! Dad will get angry if she doesn’t come home by midnight.」
(うそ!23時50分!?妹に電話をしなくちゃ!0時までに帰っていないとパパが怒っちゃうわ)
「And where HAVE my shoulders got to?」
(それとあたしのかたはいったいどこ?)
*小説『不思議の国のアリス』から
「You have got to to be kidding me!」
(冗談でしょう!)
このように、
全体的に口話で使われることが多いです。
また、アメリカ英語では
「have got to」を否定文や疑問文には使わないのですが、
イギリス人作家であるルイスキャロル作の『不思議の国のアリス』では使われています。
まとめ
「gotta」には興味深い点がたくさんありましたね。
「have to」や「must」と似ていながら少し意味が違うと言う点や会話文に使われる点。
そしてネイティブが使うとてもカジュアルなフレーズだという点です。
「gotta」についてまとめると、
- 「gotta」は「have got to」を省略したフレーズ
- ネイティブは「I gotta〜」をよく使う
- 「gotta」の意味は「〜しなければならない」「〜にちがいない」
- 何かをする必要がある時や自分の義務について話す時に使う
- 「行動するタイミングになった」ときに使う
- フォーマルな場では使わない
でした。
この6つのポイントを押さえておけば、
ネイティブ相手でも自信を持って英会話することができるでしょう。
このブログを参考にして、英会話力をどんどんと向上させていってくださいね!
そこで、いまアメリカで流行りのスラングも
ぜひ併せて勉強してみてください。
さらに英会話が上達しますよ!
*いまアメリカで人気になってるスラングをまとめました↓↓