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英語には「dope」や「chill」など
たくさんのスラングがあります。
その中でも、「lit」というスラングが、
今海外の若者の中ではすごく流行っているんです。
実際、私も「lit」はネイティブとの会話で
聞くことも多いですし、 S N Sでもよく見かけます。
特にネイティブの若者とコミュニケーションを
取りたい人は使い方知っておきたいところ。
今回は、そんな流行りの「lit」について、
意味や使い方をわかりやすく紹介していきます。
ネイティブの本場の会話にもついて行けるように、
ここで「lit」について押さえておきましょう!
スラング「lit」の意味
では早速、スラング「lit」の意味を見ていきましょう。
大きく分けて二つの意味があるので、別々に紹介していきます。
ちなみに、ここから紹介する「lit」は、
若者の間で最近使われ始めた使い方です。
もともとは違う意味があるので、それについても後ほど紹介します。
「lit」の意味①「すげーよかった!」
一つ目は、「すげーよかった!」という意味。
私がネイティブの友人と話していて、
一番よく聞く方の意味がこちらです。
もっと若者らしく「マジでヤバかった!」と訳してもいいかもしれません。
例えば、パーティーがすごく楽しかったとか、
見に行ったサッカーの試合がとても熱狂したというときに
The party was lit!
The soccer match was lit!
他の英単語で言うと、「exciting」や
「excellent」に近い意味です。
使い方の面で言うと、「cool」や「awesome」にかなり似ていますね。
例えば
The concert was awesome!
という文は
と言い換えてもほとんど同じ意味で通じます。
ちなみに、人にもよりますが、
「lit」はパーティーなどのイベントごとについて
話すときに使われることが多いです。
「lit」の意味②「酔っぱらった」
「lit」にはもう一つ、「酔っぱらった」という意味があります。
つまりは「drunk」と同じですね。
例えば、自分がお酒を飲みすぎてすごく酔ってしまった場合
I’m so lit!
「すごく酔っぱらっちゃった!」
と言うことができます。
「lit」の一つ目の意味はイベントなどについて
話すときによく使うと言いましたが、こちらももちろん人に対してだけ使います。
「lit」の元々の意味と使い方
今やスラングとして頻繁に使われる「lit」ですが、
そのもともとの意味や使い方について触れておきます。
「lit」は「light」の過去形
もう気づいている人もいるかもしれませんが、
「lit」は「light(火をつける)」という動詞の過去形です。
例えば、次のような形で使うことができます。
I lit a candle.
「私はろうそくに火をつけた」
また、「light up」という形で使うと、
「(顔などが)明るくなる・晴れ晴れする 」という意味にも使うことができます。
例文にするとこのような感じ。
When she found her boyfriend, her face lit up.
「彼氏を見つけたとき、彼女の顔がパッと明るくなった」
いずれにしても、今使われている意味とはかなり
かけ離れているような気もしますが、一体どういう経緯で
スラングになったのでしょうか。
謎が残ります…。
実は歴史あるスラング
さて、この記事の冒頭で紹介した「lit」の意味は
最近使われはじめたものですが、実は「lit」は
数十年前からスラングとして存在します。
しかし、もともとは若干違う意味で使われていました。
古いスラングとしての「lit」の意味は「intoxicated」。
「drunk」に近いですが、
アルコールやドラッグによって自制心が保てない状態のことを指します。
ニュアンス的には「drunk」よりもちょっと危ない感じです。
若者の間だと、今はこの意味で「lit」使うことはほとんどありません。
しかし、「lit」の「酔っぱらった」という
意味の由来はきっとここからきているのでしょうね。
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スラング「lit」の使い方と例文
では、最後にスラング「lit」の英会話での使い方を、
例文とともに紹介していきます。
ここで紹介する内容が一通り分かれば 、
スラングとしての「lit」はマスターしたも同然です。
一般的な「be動詞+lit」
まず最も基本的な使い方は、「be動詞+lit」という形です。
こちらの用法は冒頭の例文でも使いましたが、
もう少し会話の文脈を踏まえた使い方を次の例文で見ていきましょう。
A: Have you played this game?
「このゲームやったことある?」
B: Yeah, man. It’s lit. You should try.
「もちろん。これほんとにすげーよ。一回やってみなって」
このように、現在形で使うこともありますが、
もちろん過去形や未来形でも使われます。
下の例文は「be going to」を使った場合。
A: You know what? Rui Hachimura is coming to this event.
「なぁ知ってる? このイベントに八村塁が来るんだって」
B: Wow, Hachimura the NBA player? That’s gonna be lit!
「え、あのNBA選手の八村? それは面白くなりそうだね!」
このように、カジュアルな会話では「going to」の
略である「gonna」と一緒に「gonna be lit」と使うのをよく耳にします。
未来形なら、この他にも「will be lit」と使う場合もあります。
日常会話やS N Sで使われる場合はこの用法である
ことがほとんどなので、これさえ押させておけば、基本的には大丈夫です。
知覚動詞+lit
スラング「lit」は「look」や「sound」などの
知覚動詞と一緒に使うこともできます。
訳すと「〜はすごく良さそう」といった意味です。
会話の中での使い方は、以下の例文のような感じ。
A: I’m planning to visit Sapporo next summer.
「次の夏は札幌に行く計画を立ててるんだよね」
B: That sounds lit!
「すげー楽しそうじゃん!」
こちらは「sound」を使った場合。
「look」も同じような感じで、下の例文のように使います。
「さっき新しいスパイダーマン映画の予告を見たんだけど、超良さそうだった!」
「looks good」や「sounds good」と同じような
感覚で使うことができるので、こういったケースでも
どんどん使っていきましょう。
「get+lit」で「酔っぱらってきた」
「get+lit」、正確には「be動詞+getting+lit」で
「酔っぱらってきた」という意味になります。
次の例文のように、お酒を飲んでいて酔い始めたときに
この形を使うことができます。
「日本酒はもうこれで勘弁して。かなり酔ってきた」
これはパーティーなどで結構よく使う表現なので、
覚えておきましょう。
加えて、過去形にして「got+lit」にすると、
「もう酔っぱらってしまった」というような意味になります。
「彼女、ワイン二杯飲んだだけで酔っぱらっちゃった」
以上さまざま用法を紹介してきましたが、
これらは参考程度にして、文法的なことは
あまり深く考えずに使うのがいいかもしれません。
スラングはそもそもカジュアルで気軽な会話で使うもの。
また、「マジ」とか「ヤバイ」のように
比較的使うときの自由度が高いです。
そのため、「今使うべきかな?」などと考えず、
思い切ってどんどん使っていきましょう。
私も初めて海外に出たときは、日常会話が
知らないスラングだらけで大苦戦。
知らないスラングに出会うたびに、
「What does that mean?」と聞いていました。
私のころは教材が少なかったので
恥ずかしながら質問してました。
けどいまは、ネイティブと話す前に
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「lit」についてのまとめ
今回は、スラング「lit」の意味と使い方について紹介しました。
まとめると
- 「lit」のスラングとしての意味は二つある
- 一つ目は「すげーよかった!」
- 二つ目は「酔っぱらった」
- 「lit」は本来「light」の過去形
- 「lit」は昔「intoxicated」という意味のスラングだった
- 一般的には「be動詞+lit」と使う
- 「知覚動詞+lit」で「すごく良さそう」
- 「get+lit」で「酔っぱらってきた」
「lit」のようなスラングはたくさんありますが、
これをちょっと知っているだけでも会話についていきやすくなります。
スラングは日本で英会話を学んでいても
あまり出会う機会が少ないので
ほかのスラングもぜひ学んでみてください。
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