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今回は、「Not bad」の意味・使い方について分かりやすく紹介します。
私は高校1年生からアメリカに留学をしていましたが、
到着してしばらくは、留学会社のご厚意で観光をしてから入学したのですが、
アメリカ観光初日から、Not badは強烈に覚えているぐらい、どこでも耳にするフレーズです。
Not badは、とにかくネイティブはよく使いますし、
個人的にもコミュニケーションをとる上でとても便利な表現なので、
是非覚えておいてほしい「会話表現」のひとつです。
では、「Not bad」というフレーズは実際にどのような意味があるのでしょうか。
そして、どんな使い方をするのでしょうか。
このフレーズは、とてもシンプルながら、使いたい場面になると、実は意外と出てこない、
でも、何度も使うフレーズなのです。
わかりやすい例文を後ほどご紹介したいと思います。
「Not bad」 の意味とは?
まず言葉について説明したいと思います。
ご存じのとおり、
「bad」=「悪い」という形容詞、さらに「not」がついて、「悪くない」というそのままの意味ですが、
ニュアンス的には実は、「いい感じ」寄りの「悪くない」、という意味で使うことも多いんです!
では「not bad(悪くない)」を使うであろう場面はいつか?
というと、
そうです、一番最初のとっかかりの挨拶フレーズ
「How are you?」「What’s up?」「How are you doing?」
と聞かれたときに便利な言葉だったりもするんです。
ご存じの方もいるかと思いますが、
基本的に「How are you?」は、ほんとの体調を聞いているとかよりも、
「ただの挨拶」として使うため、
たいして元気じゃなくても「good!」「I’m good」と答えることが圧倒的に多いのです。
逆に、not badは本当に仲のいい人や、
goodまで言わない程度の「良くはない」けど「悪くもない」という意味で使いこなせる方向け、という印象なのです。
とはいえ、挨拶でしか使わないわけではありません。
いくつか例文でご紹介させてください。
「Not bad」の正しい使い方・例文
「Not bad」は、「悪くない」という意味です。
例えば、
- 「How are you?」など、「元気?」「調子はどう?」の返事
- 何かの評価に対しての返事
- 「悪い」出来事/評価を「そこまで悪くない」と反論したいとき
として使うことが、一番多いかと思います。
① 「How are you?」など、「元気?」「調子はどう?」の返事
(よぉ!どうよ調子は?)
Not bad, not bad.
(いい感じよ、悪くないよ。)
(なんか疲れてるように見えるけど、体調大丈夫?)
Not bad, I’m just sleepy.
(元気は元気なのよ、ちょっと眠いだけ。)
元気だよ!と言いたいときの英語フレーズは決まり決まってますので、こちらの記事から確認してみてくださいね!
② 何かの評価に対しての返事
(先週ご両親と行くって言ってたレストランどうだった?)
Not bad, but I thought everything was too expensive.
(悪くなかったよ、でも全体的に高過ぎるって思った。)
(駅の近くにできた新しいアイス屋さん知ってる?どう思う?)
I’ve been there once, it was not bad, but what I had was too sweet.
(あ、一回行ったよ!悪くなかったよ、でも私が食べたのは甘すぎた。)
③ 「悪い」出来事/評価に対して「そこまで悪くない」と反論する
The soup was not hot enough, so I was disappointed… I would never eat there again!」
(昨日友達とラーメン屋さん行ったんだけど、スープがぬるくてすごい残念だった!たぶんもう行かない!)
「Really? I’ve been there many times but it never happens to me though. Besides staff there is not bad either, so why don’t you try again?」
(ほんとに?何回も行ったことあるけどそんなこと一回もないけどね。店員さんも悪くないし、もう一度行ってみたら?)
と、いくつか例文をみていただきましたが、総じて「悪くない」という表現になります。
Not badの類語
ほかにも「not bad」は、
- Not so bad
- Not that bad
など、Not と badの間にこれらの単語を入れて使うこともかなり多くあります。
けっこう使う頻度が高いので、こちらも例文を紹介しますね。
Not so bad
「Not so bad」
(そんなに悪くない) |
否定のnotと一緒に使うsoは、肯定文で使うときの「すごく、とても」という意味ではなく、「そんなに」という意味に変わってしまいます。
変わってしまうことで混乱し、最初は使いづらいかもしれませんが慣れますので安心して使ってみてください。
(英語の試験どうだった?)
It was not so bad. It was a little easier than I thought.
(そんなに悪くなかったよ、思ったよりカンタンだった。)
Not that bad
Not that bad
(そこまで悪くない、たいしたことない) |
けがや病気で、まだ完全復活じゃなくても、相手に心配させすぎないで済む万能フレーズでもあります。
(ちょっと大丈夫?血が出てるよ!今すぐ病院行った方がいいよ!!!)
It’s not that bad. Don’t worry. Thank you though.
(そこまでたいしたことないよ。心配しないで、でもありがとね。)
Not badはよく出てくる表現
「Not bad」は、例文でもご紹介したように、
友人同士、お店、学校、職場、家庭、いろいろな場面で、
「悪くない」ことを表す言葉として本当によく使います。
「どうかな?」というような問いかけに、
「it’s ok」や、「good」と答えるよりも、
「Not bad」を使った方が、「悪くない」感をそのまま出せますし、自然な会話ができるのでオススメです。
一番の注意点は、ついつい「good」と言ってしまいがちなこと。
悪くない、と言いたくても、とっさだと「good」をどうしても使ってしまいがちなんですよね。
Goodほどでもないときに、そしてbadでもないとき、badを悪く言い過ぎないで済む、
とても思いやりのあるフレーズでもあるので、
最初は使いなじみがないかもしれませんが、是非積極的に使ってほしいフレーズです。
No No(ダメ、ダメ)のように連発する日本人をたまに見かけますが、
使い方によっては印象がよくない場合もありますので(笑)
Noの使い方には注意しましょう!
まとめ
「Not bad」についてまとめると、
- 「Not bad」は、とてもよく出てくるフレーズ
- 「Not bad」は、実はコミュニケーションをとる上で便利フレーズ
- 使いやすいフレーズですが、とっさに出てきにくいフレーズのため最初は意識が必要
- 「Not bad」には、間に単語を入れるとバリエーションが増える
- ネガティブ要素があるときでも、相手を嫌な気持にさせず、会話を円滑にできる万能フレーズ
この5つのポイントを押さえておけば、
使いたい!って思ったときにすぐに使えるようになるきっかけになるでしょう!
では最後にNot badのような便利で
2語で表現できる簡単フレーズを紹介しますので、
ネイティブとの会話に役立ててください!
このブログを参考にして、より実用的な英語の知識をゲットしてくださいね!