目次
もうすぐ集合場所に着きそうなときや、今やっているタスクがもうすぐ終わりそうなときなど、とっさに英語で言えたらいいなと思うときはありませんか?
そんなときに使えるとても便利な表現「Almost there」の意味と使い方を今回はご紹介します!
「Almost there」は日本人にはあまり馴染みのない表現ですよね。
ですが、実はネイティブはとってもよく使うんです。
カナダで生活していた私も頻繁に使っていた「Almost there」について解説していきます!
Almost thereの意味は?
学校で習う単語のAlmostとThereがくっついたイディオムですね。
「Almost」は「ほどんど」、
「There」は「そこ」と直訳できるのでなんとなく意味がつかみ易いのではないでしょうか?
つまり、「Almost there」は「あと一歩」や「もうすぐそこ」と訳すことができます。
シチュエーションとしては、
- もうすぐ到着するとき
- 目標やタスクがもうすぐ終わるとき
- 励ますとき
この3つのような状況のときに「もうすぐだよ」という意味を持ちます。
では、使い方を例文を交えて詳しく見ていきましょう!
Almost thereの使い方は?
状況によって使い分けることができるのが「Almost there」です。
使い方が分かれば、誰でも簡単に使いこなすことができますよ!
もうすぐ到着するとき
待ち合わせの時間に遅れて、友人がすでに待っているという場面。
あと少しで待ち合わせ場所に着くよ、と連絡を入れたいときに使えます。
(電車が遅延したけど、もうすぐ着くよ!)
B: I got it, I’ll be at the ticket gate.
(了解。改札口で待ってるね。)
この「Almost there」は言い換えると「I have nearly arrived」となります。
Aはほとんど待ち合わせの駅に着いている状態、というニュアンスです。
なので、あと30分くらい遅くなる時に使ってしまうと、相手は「もうすぐって言ったじゃん!」となってしまうかもしれませんね。
主語を「We」に変えて「We’re alsmot there」と使うこともできます。
例えば、登山でもうすぐ山頂に到着するとき。
(もうすぐ着く?)
B: Yes, we are so close to the top.
(うん、山頂にかなり近いところまで来てるよ。)
あと少しでやっていることが終わるとき
タスクや仕事など、今やっていることがもう少しで終わるときに使えます。
例えば、お皿洗いをしている時に同僚が交代を申し出たとします。
(代わるよ。)
B: I’m alright, almost there! But thank you.
(もうすぐ終わるから大丈夫。ありがとう。)
こういった感じで、「皿洗い(今やっていること)」がもうすぐ終わるときに使えます。
ここでは「I’m」を省略していますが、命令形ではありません。
ネイティブの同僚はよく主語を省いた形で言っていました。
ちなみに、私はカナダでキッチンの仕事をしていたことがありますが、片付けなどがもうすぐ終わるときによく使っていた表現です。
働き始めた当時は「Almost there」というイディオムを知らなかったので、
「I’m almost done」と言っていました。
ですが、同僚が同じ状況で「Almost there」と言ってるのを聞いてからは「Almost there」をよく使っています。
使い方を知っていると応用ができるのでとても便利ですよ!
また、タスクが終わるという場面でこんな使い方もできます。
(新学期に向けての準備は全部終わった?)
B: I’m almost there. I still have to buy new backpack.
(ほとんど終わったけど、新しいリュックを買わなきゃだよ。)
励ますとき
誰かを励ますときにも使えるのが「Almost there」です。
例えば、小さな子と公園まで歩いているという場面。
「もうすぐ着くから頑張れ」という意味を込めて、励ましのフレーズとして言うこともできます。
(ママ、もうこれ以上歩けないよ。)
B: Can you see that? We’re almost there! You can do it!
(あれ見える?もうすぐだよ!がんばれ!)
この場合も「ほとんど終わっている/到着している」から頑張ろうよ、というニュアンスです。
例文は子どもに対する励ましですが、もちろん大人向けにでも使えますよ。
相手に対して言うときは「You’re almost there」というのが良さそうです。
Almost thereと似た表現
「Almost there」と似た表現には
- 「Be halfway there」
- 「I’m on my way」
- 「I’ll get there soon」
などがあります。
「I’m on my way」は直訳すると「私は向かっているところです」となります。
もうすぐ到着するという時に言い換えができますね。
「I’ll get there soon」も「もうすぐ着きます」という意味になります。
(もうすでに駅にいるよ。何時に着きそう?)
B: Maybe in 5 minutes. I’m still on my way.
(たぶんあと5分後くらいかな。まだ向かってる途中だよ。)
「Be halfway there」は直訳すると「半分まできている」といった感じになります。
この場合は場所に到達するというよりも、目標などを達成するというニュアンスになるので、「もうすぐ着きます」という意味では使えません。
例えば仕事のプロジェクトなどがあと半分といった時に「We’re halfway there」という感じで使うことができますよ。
Almost thereはカジュアルにもビジネスにも使える!
「Almost there」のみで使う場合は少しカジュアルな印象を受けますが、きちんと主語を使えばビジネスの場でも使える表現です。
スラングとまではいかないので、お仕事でも安心して使えますが、心配な場合は他の表現で言い換えるのもアリだと思います。
私が働いていたようなフランクな職場だと、みんな普通に使っていましたよ。
まとめ
今回はとても使えるイディオムの「Almost there」について解説してきました!
まとめると、
1. 「Almost there」は「あと一歩」や「もすうぐそこ」と訳せる
2. もうすぐ到着するときや、タスクなどが終わるとき、励ますときに使える
3. 似た表現には「Be halfway there」や「I’m on my way」などがある
4. 主語を省略して「Almost there」のみでも使える
5. ビジネスにもカジュアルにも使える
という感じになります。
では最後にAlmost thereのような便利で
2語で表現できる簡単フレーズを紹介しますので、
ネイティブとの会話に役立ててください!
フレーズのバリエーションを増やすと、英会話がもっともっと楽しくなると思います。
使えば使うほど、自然と口に出せるようになるのが英語学習の面白いところです。
何かを達成できそうな時など、独り言でもいいのでぜひ使ってみてくださいね!