NoteとMemoの意味の違いって何?使い方を徹底的に解説!

【監修】
英語講師ベル


塾講師を経て、書籍「英文工学」を執筆し、amazonランキング1位を獲得。英語を効率的に学習する「メルマガ」は5000人に購読され様々なメディアで取り上げられる。英語セミナーは累計1,500人が受講する人気講座となっている。
さらに近年では、英語学習アプリ「トークトレーナー」を制作し地上波テレビで取材を受ける。

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こんにちは。
私は、大学と大学院でイギリス文学を専攻していました。
アメリカへホームステイ経験もあります。

 

これまでの経験から今回は、
「NoteとMemoの違い」について
具体的に紹介していきます!

 

英語が苦手な人でも知っている「note」と「memo」。

しかし、使い方も様々あって
微妙に違いが分かりづらいですよね。

 

どちらとも「何かを書くもの」という点では似ています。

しかし英語で使うときには
とてもシンプルな違いがあるのです!

 

また、最近の日本語として
「メモる」なんて言葉もありますが、
英語ではどうなのでしょうか?

今回は「note」「memo」に関する
これらの疑問を詳しく解説していきます!

 

ぜひ英語の勉強や英会話に役立ててくださいね!

 

NoteとMemoの違い

「note」と「memo」という単語。

日本語のカタカナでも
「ノート」「メモ」と呼び、よく使われています。

 

簡潔にこの2つの単語の違いを説明すると、
他人と共有するかしないか」です!

 

noteの意味

note」の場合は、

他人と共有しない場合」の「自分のための覚書」となります。

 

〈例文〉

「Did you write a note about the meeting?」
(会議についてのメモを書いた?)

 

memoの意味

memo」の場合は、
他人と共有する場合」の「備忘録や業務の連絡」となります。

 

〈例文〉

「I said that you have to sent him a memo about new concept within today.」
(彼に新しいコンセプトに関する連絡を今日中に送らないといけないって言ったじゃない)

 

「note」はあくまでも自分が理解するため、
忘れないために書き留めるもの。

「memo」は人へ伝えたり、
会社内などで連絡したりするために書き留めるもの。
という違いがあります。

 

日本語とは逆!?

 

ここで注意すべき点があります。

皆さん気づきましたか?

 

そう!

日本語では「note」と「memo」の意味と使い方が逆
になっているのです!

 

日本語では、
「note」は学校の授業などで使う
ノートブックを思い浮かべるでしょう。

 

そして「memo」は、
日本語でメモると言うように
「自分のために書き留める」といった意味で使われています。

 

つまり日本語では「note」と「memo」は本来の使い方とは逆に使われているのです。

これから海外へ留学する方や英語関連の資格を取る方は、
十分に注意してください!

 

それでは次から「note」と「memo」の
それぞれの詳しい意味について説明します!

 

Noteの使い方とは?

違いのところでも説明した通り、
「note」の意味とは
「他人と共有しない自分のための覚書」
「短い記録」
「メモ」
です。

こちらは一部weblio英和辞典の抜粋ですが、
日本語の「メモ」が入っていますね。

 

上記でも述べたように、
英語の「note」は日本語の「メモ」になるのです。

また学校の授業などで使う
「ノート」は「note book」と言います。

 

英語の「note」は「note book」の中に
書かれている「自分のための覚書」です。

 

他にも「note」には「注意」「注釈」などの意味があり、
a short information letter」(略式の短い手紙)
として付箋の意味でも使われます。

 

いくつか例文を見てみましょう。

 

〈例文〉

「I put a note on the desk about my new phone number.」 

(デスクに私の新しい電話番号のメモを貼っておいたわ)

 

「The note says, “I’ll come back at 20:00.」 

(メモには20時には帰ってくるって書いてあるから)

 

「My teacher gave me a lot of notes about my English text.」 

(先生から英文についてたくさんの注意をもらった)

1番目の例文では
付箋の意味を使っていますね。

 

それに対して2番目の例文では覚書の内容についてです。

The note says 〜」で「〜とノートに書いてある
という意味になります。

ノートと言っても日本語の「メモ」という意味ですので、
例文のように「メモには〜って書いてある」といった
日常的なことで使われます。

 

3番目の例文では「注意」という意味の文章です。

「注意」と言っても
「気づいたこと」や「注記」という意味もあります。

 

他にも「Note to self」で「自分のための」という使い方もあります。

 

まとめると、

  • 「他人と共有しない自分のための覚書」
  • 「短い記録」
  • 「メモ」
  • 「付箋」
  • The note says 〜」で「〜とノートに書いてある
  • Note to self」で「自分のための

です。

 

では、続いてMemoの意味を説明しましょう。

 

Memoの使い方とは?

「memo」の意味は
「他人と共有する備忘録」
「契約や外交文書の覚書」
「業務連絡」
です。

 

「memo」というのは「memorandum」の略であり、
上記の意味のようにビジネス的な場面で
よく使われています。

 

ちなみに「業務連絡」という意味では
紙とメールの両方の連絡を意味しています。

例えば社内で配られる連絡用紙やメール連絡も
「memo」を使った文章になります。

 

他にも「Didn’t get the memo」
「話が伝わっていない、常識を理解していない」
という意味もあります。

 

それではまとめて例文で見てみましょう。

 

〈例文〉

「I approve the resolution on your memorandum.」 

(私はあなたの覚書の決議案を承認します)

 

「I received the memo about today’s attire. Thank you!」 

(今日の服装についての連絡を受け取ったよ。ありがとう!)

 

「You can’t drink until 20 years old. Didn’t you get the memo?」 

(20歳になるまでお酒を飲んではいけませんよ。それぐらい常識じゃないですか?)

1番目の例文が「契約文書」。

2番目が「業務連絡」。

3番目が「話が伝わっていない、常識を理解していない」
という意味で使われています。

 

まとめると、

  • 「他人と共有する備忘録」
  • 「契約や外交文書の覚書」
  • 「業務連絡」
  • 「Didn’t get the memo」
    「話が伝わっていない、常識を理解していない」

です。

それでは次は「note」と「memo」を見分け方について解説します!

 

NoteとMemoの見分け方

 

これまでで「note」と「memo」の違いや意味、
使い方について説明してきました。

 

けれどやはりいざ使うとなると
見分けるのが難しい場合があります。

 

そこで「note」と「memo」の
簡単な見分け方について説明します。

 

まず、違いや意味のところでも説明したように、
日本語と英語の意味とでは
この2つは逆なんだ」ということを頭に置いてください!

 

詳しく説明すると、
「他人と共有するかしないか」や「公的文書か私的文書か」
といった違いがあります。

 

しかし普通に英会話する時にこれらを考えると
難しくてこんがらがるという方もいるでしょう。

 

ですから、単純に
noteは日本語のメモ、memoはビジネスで使うもの
と覚えてください。

 

すごく単純明快ですよね。

でもこの記事を読んで、
「note」と「memo」についての正しい違いと
意味、使い方を知っていれば大丈夫です。

 

最初にこのように見分けておけば、
後から自然と2つの単語を区別できますよ!

 

日本語で使うNoteとMemoには間違いが多い!

最後に番外編として、
日本で日本語として使っているノートや
メモに関しての間違いについて紹介します!

 

まずは「note」です。

よく日本ではパソコンの種類で
ノートパソコンと呼ばれる機器がありますよね。

 

ちなみに英語ではノートパソコンとは呼びません。

英語でノートパソコンは「laptop
と呼びます。

 

〈例文〉

「I have a new laptop.」 

(私は最新のノートパソコンを持っています)

このように、
英語ではラップトップと書いてあるのに
日本語ではノートパソコンと呼びます。

 

他にも、
日本のメモ帳と呼ばれるものは英語では「note padです。

 

 

次は「memo」です。

日本では「メモを取る」や「メモる」
という言葉をよく使います。

 

しかし、何度も説明したように英語では
「note」と「memo」は意味が逆になります。

 

ですから、
「メモを取る」を英語で言うと
make a note」「take a note」「jot」です。

 

〈例文〉

「Make a note my address.」 

(私の住所をメモして)

 

「I’m going to jot down.」 

(メモってるわ)

jot」はネイティブの間でよく使われる単語で
「メモる」と言う意味になります。

友人や家族同士の会話で使います。

ほかにも英語では身近な関係ではスラング英語をよく使っています。
ぜひスラング英語をマスターしてネイティブと気軽に話せるようになってみてください!

 

このように意外と身近なところに
本来の意味とは違った使い方をされています。

皆さん注意してくださいね!

まとめ

いかがでしたでしょうか?

「note」と「memo」の違いはとても興味深いですね。

 

日本語では2つとも同じように
使っているつもりでしたが、
実は逆の意味で使っていると言うことがわかりました。

 

note」は
他人と共有しない自分のための覚書

memo」は
他人と共有する備忘録や業務の連絡

 

似ているようで違う使い方や意味を
持っていることが理解できたかと思います。

 

この記事を通して、
ご自身の英語学習や海外旅行などに
ぜひ役立ててくださいね!

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