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こんにちは。フィリピンセブ島で語学学校スタッフをしているジャックです。
今日は誰でも独学で0から英語をマスターできる「断絶勉強法」をご紹介したいと思います。
これは読んで字のごとく、日本語を完全に絶ち、英語漬けになる勉強法になります。実は私は語学学校のスタッフをしているのですが、留学経験がありません。
留学をせずに(語学学校での勤務だけで)、仕事で普通に英語を使い、外国人の彼女もいるような生活を送っています。誰でも英語力に自信を持って海外に飛び出せる、そんなユニークで活気的な勉強法を今日はこっそり教えちゃいます!
独学でも英語はマスターできるのか?
多くの人が勘違いしていることとして、英語は日本を離れないと身に付かないと思っていることです。
それって、実は大きな勘違いで日本にいながらでも英語を独学で身に着けてマスターすることは可能です。いきなり英語ネイティブと話し合っても挫折する可能性が高いので、むしろ国内で英語の土台を固めた方が、モチベーションが高い状態を保って学ぶことが出来ます。
その勉強法が今回紹介する「断絶勉強法」です。文字通り、日本語を断って英語を勉強する方法ですが、一体何なのか?具体的に紹介します。
英語をマスターする「断絶勉強法」とは何のか?
フィリピンセブ島で語学学校でスタッフをしているため様々な留学生の方を見ているのですが、例えば同じように英語力0で友達同士で来られた2人が、同じ期間留学しても帰国する頃の英語力に雲泥の差が付いていることが少なくありません。
3ヶ月経っても「Bank(銀行)」という単語すら聞き取れない人もいれば、逆に3ヶ月で英語0から綺麗な発音と正しい文法で英会話ができるようになる人もいます。
これは努力の量と努力の質の差と思われ、決して能力の差ではないと思っています。正直なところ私は、特に「努力の量」が大切だと思っていて、
「留学で英語力を伸ばすにはどの語学学校が一番英語力を伸ばしてくれるのかを考えるのではなく、どうすれば一番英語漬けになれるのか」ということの方が英語力を上げる上ではずっと大切なことだと思っています。
こんなことを言ったらオーナーに怒られてしまいますが(笑)、私は経験上本気でそう思っています。何故なら私が留学をせずに英語を修得しているからです。
大切なのは「どうやって英語を勉強するか」ではなく「どうやって英語漬けの環境に身を置けるのか」ということです。世界中の語学学校と留学エージェントを敵に回しても、私自身は経験上そう思っています(笑)。
ただし、留学は英語を伸ばす上でとても有効なショートカットには成る場合はあると考えています。
ただ単に「英語ができるようになりたい」と思って留学をするなら期待値は低いですが(そういう方には留学よりも「断絶勉強法」が有効です)、
例えば「文法や単語、リスニングはTOEICの受験で伸びてきているので、アウトプットとコミュニケーションの量を増やしてスピーキングを伸ばしたい」というように、課題と目標がはっきりしてる方にとっては、留学はその費用対効果に見合った経験になると思っています。
留学よりも「断絶勉強法」の方が英語が伸びる理由
留学に来て英語が伸びる留学生と伸びない留学生の違いを見ていると、語学学校に通ってレッスンを受けている以外の時間の使い方の違いに気づきます。
英語力が伸びない留学生の特徴
- レッスン以外は日本語がメイン
- 外国人の友達は担当の先生だけ
- 自習をしない
- せっかく外国に来ているのに英語を使わない
外国に来ているのに英語を使わないことができるのか?
実はこれ、恐らくどこの国でもできると思います。
例えば物を買う時、品物をレジに持って行って無言でお金を出せばどこの国でも買えます。また、食べ物をオーダーする時に無言で食べたいものの写真を指を指して、「ワン」とか「スリー」とか、数を指定すれば出てきます。
タクシーに乗るときも、Googleマップを出して、場所を指させば言葉なしでも、移動はできます。いざ何か英語を使う必要性に駆られたら、Google翻訳を使います。
正直なところ世の中が便利になりすぎて、せっかく外国に来ても英語を使わずに何とかできてしまうのが、現状の留学事情なのです。
それで机に向かうのが嫌いだから自習をしない、外国人とのコミュニケーションも基本的にはレッスンの時だけ、そしてレッスンで疲れたら夜は日本の友達とLINE電話。そんな生活をしていたら留学に来て英会話のレッスンを受けていても英語力の伸びは感じられないものなのです。
そんな英語が伸びない留学生でも日々レッスンは受けているので文法も単語力も、リスニングもスピーキングも伸びてはいるはずなのですが、英語力の伸びが思うように感じられないのです。
それは、英語への取り組み方が中途半端なので、「英語脳」が出来ていないから、英語力が身についていると感じられないのです。
会話には「瞬発力」が必要になります。日本語を考えてから英語を発音しているようでは遅いですし、発音もカタカナ発音になってしまいます。
本物の英語力は「瞬発的に口から出てくるナチュラルな英語」と「カタカナ英語ではない英語のナチュラルな発音」がセットになっていて、私自身の経験だとこれは、本当にどちらが先ということではなく、両方がほぼ同時に身に付いたと記憶しています。
本物の英語に近づくためには、会話に必要な瞬発力が伴った「英語脳」が必要不可欠なのです。
英語脳を作り方
日本人の環境から離れる習慣作り
「英語脳」を作る最大の障害は「日本人としてのアイデンティティ」になります。分かりやすく言うと「自分が日本人だ」とどこかで思いながら英語に触れていても、英語は伸びないということです。
私もよくよく考えると私も外国人の彼女と一緒にいる時は常に英語で、日本の文化を知ってもらおうという気持ちはほぼなく、相手の文化に合わせようとして過ごしていますし、仕事の時も同じような接し方で外国人の同僚に接しています。
外国にいるので無意識的に「日本人としてのアイデンティティ」から離れる時間ができていますが、英語の伸びがこの「日本人としてのアイデンティティ」に疎外されていると気づいたのは、YouTubeでこの動画を見た時でした。
英語の発音が自然になる理由
とは言え、ここで言われているようにずっと私たちが日本人として生きてきた中でそのアイデンティティを捨てることはとても難しいことだと思いますが、極力そのアイデンティティから離れる時間を作ることはできます。
私は外国にいるのでその環境に恵まれていますが、日本にいながらでも自然とそういった時間が取れるツールを2つご紹介します。
日本にいながらでも外国の環境を手に入れる
日本語付きで初心者でも安心して読める英字新聞
https://www.rarejob.com/englishlab/column/20160423/
まず、日々の新聞を英字新聞に変えてみることはとても有効で、紹介しているサイトでは日本語付きのものが紹介されています。慣れてくると日本語無しでも普通に読めるようになります。
私は英字新聞からは入っていないのですが、仕事で必要な書類を電子辞書で調べながら全部読むようにして、こちらに来てから3ヶ月で、辞書なしでも基本的な文章は読めるようになりました。
リーディングから英語に入れたことで、ライティングの方も無意識に正しい文法に基づく文章作成が出来るようになりました。
日本語付で意味が分からないというストレスなく入れるので、日本語付き英字新聞を毎日読むことで英語の勉強になるだけではなく、毎日「日本人としてのアイデンティティ」から離れる時間を作ることになります。
ただし、英語をメインで読むという意識は必ず持つようにしましょう。
ハロートーク
http://hourouki.com/hellotalk-app.html
これは外国人とチャットや通話ができ、外国人の友達ができるアプリになります。私自身、外国人の彼女とのLINEのやり取りがとても英語の勉強になりました(もちろん仕事のチャットでも英語力は伸びましたよ!)。
楽しみながら、無料で外国人と英語のチャットができますので、自然とライティングとリーディングが伸ばせますし、コミュニケーション取れてくると無料通話も可能で、スピーキングとリスニングも伸ばせます。
また、日本人は「英語が話せない」というコンプレックスが強いのでスピーキングから入りたがる方が多いのですが、上述した通り経験上、
リーディングやライティングで文法の基礎作りをし、語彙を増やしてからスピーキングとリスニングに臨むことで、効率良く英会話をマスターすることができると私は考えています。
英語脳を作るための勉強法
「断絶勉強法」
「日本人としてのアイデンティティ」から離れる時間を持てるようになり、英語力の基礎の高まりを感じてきたら、いよいよがっちり英会話でできるようになる、「断絶勉強法」が実践できるようになります。
これは、仕事や学校が休みの時を利用して家に引きこもり、食事・トイレ・お風呂・歯磨き以外の時間は英語字幕の英語の映画・ドラマ漬けになるというものです。
あくまでも英語の勉強のためにやることなので、次のように実践をします。
- 1回目:ひたすら鑑賞をする
- 2回目:同じ映画・ドラマを鑑賞し、印象に残ったシーンの英語字幕を選んで音読する
- 3回目:同じ映画・ドラマを鑑賞し、すべての英語字幕を選んで音読する
ポイントとしては30分を最大として休憩時間を5分ずつ取り、休憩時間も日本語を見たり話したりしないようにすることです。
また、5分の休憩時間に日本語で思案を巡らすと効果が半減するので、日本語で何か考えているなと気付いたら、英語で数を数え始めます。
また、映画・ドラマは英語字幕で、英語のものであれば何でもいいのですが、下記が特にお勧めです。
FRIENDS
男女6人の青春物語ですが、英語のセンテンスが短くストーリーにも入りやすいので、入門編として非常にお勧めになります。
glee
廃部寸前の合唱部が、全国大会を目指す物語で、使われている英語が比較的ゆっくりで聞きやすくお勧めになります。
Fuller House
NHKでも放映されていた「フルハウス」というドラマの続編で、ユーモアを交えたアットホームなストーリーで飽きずに見ることができます。
休憩時間を入れて1日15時間やっていただくと、本当に最初の1回で世界観が変わります。留学はお金も時間も労力も覚悟も要りますが、この「断絶勉強法」は、休日を1日潰す覚悟だけになります。
YouTube等を使えば0円で出来る、確実に効果のある勉強法になります。
留学に行く以上に、簡単に英語漬けの環境が作れて、3つの映画・ドラマで1セットずつ、計9回やっていただければ、自然とストーリーで使われているような英語が身に付きますので、身に着けた英語を「Hallo Talk」等で使ってアウトプットしていただくと、より効率が上がるでしょう。
独学で英語をマスターする勉強法のまとめ
「断絶勉強法」のステップをまとめます。
- 英字新聞やHallo Talkで英語に触れる時間を毎日作る
- その時間内は「日本人としてのアイデンティティ」を忘れる
- 週に1回休日を1日使って、英語ドラマ・映画漬けになる。その中で段階に応じて音読も交えて1回につき休憩時間を入れて15時間以上行い、全9回を行う。
語学学校スタッフが進める留学よりも効果がある英語勉強法になりますので、是非今週末からチャレンジしてみてください!
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