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こんにちは、ベルです。
僕は10年以上英語を教えてきた経験を活かして、
TOEIC IPテストを就活に使っていいのか?
ということについて書いていきます。
結論から言うと、大丈夫なんですが、
知らなければ損をすることがあるので
3つ気を付けて頂きたいことを紹介します。
TOEIC IPの難易度は公開テストと違うの?
TOEICの試験は2種類あります。
- 公開テスト
- IPテスト
の2つ種類です。
2つとも受けたことがある方は分かると思うのですが、
公開テストの方を受験して「うわw難しすぎw」
と思っていたのに、いざスコアが発表されたら
そこそこ良い点数だったり、
逆に、TOEIC IPテストを受けて
「簡単すぎて高得点いただきました!」
と天狗になっていたら、
予想以上に悪い点数だったとか、
2つを同時に受けていると、
明らかに難易度が違うことに気が付きました。
じゃあ、実際のところ難易度はどうなんだ?
ということでTOEIC公式サイトを検索してみると、
「IPテストの結果の有効性は通常、公開テストと同等と判断されます」
とありました。
(参照:TOEIC公式サイト)
IPテストが簡単で、
公開テストが難しいと感じてましたが、
思い過ごしだったようです。
というのも、TOEICは偏差値みたいに
全受験者の平均点から
点数を換算してるからです。
だから同じ正解数でも試験毎にTOEICスコアは違います。
たとえば過去の満点スコアで言えば、
L3ミス R1ミスで満点のときもあれば、
L5ミス R1ミスで満点のときもあります。
よって惨敗だと思っていたら
そこそこの高いスコアを取ることがあるし、
逆にいい点数取れたと思っていても
惨敗することもあります。
TOEICはIP、公開テストどちらも
統計的に点数をつけるので、
正確な英語力が測定されます。
そんなTOEICも、稀に過去問をリサイクルして
全く同じ問題を出題することもありまして、
そのリサイクル問題の傾向を掴めば、
近道して高得点を狙うこともできます。
なのでテストごとの傾向の違いを知り、
TOEIC攻略しましょう!
履歴書には何点から書けるのか?
新卒採用に必要なTOEICスコア
(参照:国際ビジネスコミュニケーション教会)
上記の図にある通り、新卒採用に求めるTOEICスコアは545点が平均値のようです。
もちろん外資系の企業ならもっと高いスコアが必要とされます。
すこし前のデータですが、
部門ごとに、新入社員に期待するTOEICスコアも紹介しますね。
(参照:国際ビジネスコミュニケーション教会)
英語をバンバン使う外資企業なら
600点と言わず750点以上は欲しいところです。
850点をこしたらTOEIC参加者の全体の10%以内なので
自信を持ってアピールできますよ。
昇格・昇進に必要なTOEICスコア
野心を抱く新入社員のために、
昇格・昇進に必要なTOEICスコアも紹介します。
係長・主任・課長クラスは新入社員よりも低い点数(530点ほど)だという結果に驚きましたが、
部長・役員レベルになると、
TOEIC600点を要件としてるみたいです。
なので履歴書にTOEIC600点と記入できれば、
企業にとってとても魅力溢れる人材だと判断されます。
また、この図で面白い結果だったのは、
IPテスト・公開テスト、
どちらの結果も採用時に参考にする企業が多い点です。
なのでIP・公開テストを受験するタイミングがあれば、
積極的に受験してみることが肝心ですね。
自分と相性の良かった文法問題、
興味のある長文問題が出題されれば
それだけ高得点を取れる確率も上がります。
念入りに準備してTOEIC対策をしたのであれば、
あとは受験回数を増やすことで、
高得点取るようにしましょう!
過去問を知れば高得点にもなりますし、
オススメ問題集を知りたい方は
こちらの記事も参考にしてください。
履歴書に水増ししたスコアを書きたい!
裏話すれば、僕の先輩が内定を頂いた企業さんからは、
(就活していたところ含めほとんど)
履歴書に書いたTOEIC IPのスコアは何もチェックがなかったようです。
という風に、確認してこない企業さんもあるので
水増ししてもバレない可能性もあります。
とはいっても、
水増しをして危ない橋を渡る方が
人生を棒に振るかもしれないので
僕なら絶対にすることはないでしょう。
後から、バレても構わないなら
止めはしませんけどね。
新卒で、一度内定を貰ったにもかかわらず
会社に英語が出来ないことがバレて
解雇通知を貰ったとしたら、
別の会社の入社試験時に
「なぜ解雇されたのか?」をどう説明しますか?
いつか嘘はバレるもんなので
やめておきましょう。
それならTOEICのスコアで競うのではなく、
英会話できるかどうかで競った方が
明らかにハードルが低いです。
実は、TOEIC高得点を取るよりも
AIアプリで英会話学習するほうが
圧倒的に簡単ですからね。
その方法は次のリンクで説明します。
TOEICスコアに有効期限がある?
就活のときに、履歴書に書こうとしたら、
「あれ、そういえば昔に受けたTOEICの有効期限って大丈夫なのかな?」
と思ったことがありませんか?
結論から言うと、TOEICスコアの有効期限はありません。
もっと詳しく言うと、「スコアレポート」「公式認定証に」に有効期限がありません。
(参考:TOEICよくある質問 )
しかし、2年間しか有効期限ないから
大学入りたての頃に受験しても意味ない!
というデマな情報が流れていることもあります。
2年しか期限がないのは、「公式認定証の再発行」です。
TOEICスコアに期限はありません。
だから高校生の時のスコアだろうが
大学1年(回)生にとったスコアだろうが
何の問題もありませんよ。
ただし公式認定書の再発行に関しては、
2年以内なので、気を付けましょう。
また、IPでも公開のスコアでも有効性は同等なので、
特に問題なさそうならIPでも公開のスコアでも就活に使うため、
履歴書に記入しても大丈夫です。
TOEIC IPがダメな企業
まれに、履歴書に書くときにTOEIC IPがダメな企業もあるようです。
- IPだと公式認定書は発行されない。
- 顔写真がないから、公平性が保たれていない。
といった難癖をつけてくる企業さんが14%もあるようです。
大した問題では無いのでは。。。
と思いますね。
官公庁や通訳案内試験では
公式認定証が必要になるため、
IPテストはダメなところがあるようです。
まあ長いものには巻かれるしかないので、
公開テストしか受付けない企業に対応できるように、
IPと公開テストの両方を受験しておくのが無難です。
で、大事なことですが、
TOEIC高得点はたしかに評価されますが、
点数が高いからと、英会話ができるわけではありません。
僕自身、800点を取ったときは、
いまいち英会話には自信がありませんでした。
そんな劣等感を抱えていたけど、
いまはアプリで英会話練習して、
自信をもって英会話できるまでに上達しました。
無料で練習できる英語アプリはこちらからどうぞ。
TOEIC対策ばかりして読解と文法ばかり勉強してると、
1番大事な英会話が出来ないままになってしまうので
コミュニケーションできる英語を目指して頑張ってほしいなと思います。
履歴書の資格欄にTOEICのスコアを書くには?
TOEICスコアは、履歴書の「資格欄」という部分に書きます。
その資格欄に、「取得した年月」「TOEICの種類」「スコア」の3つを書きましょう。
取得した年月
取得した年月は、公式認定書や
ネットでも確認できます。
取得した年月を忘れてしまった方はTOEIC公式サイトからログインして確認しましょう。
⇒公式HPで確認する
TOEICの種類
TOEICの種類は、3つもあります。
- TOEIC Bridge
- TOEIC リスニング&リーディングテスト
- TOEIC スピーキング&ライティングテスト
勘違いされないように、
正式名称で書くようにしましょう。
種類ごとに測定する英語能力は違うので
企業が求めているTOEICを受験して
水準以上の点数を記載した方が良いですね。
スコア
TOEICのスコアには期限がないので
昔のスコアでもいいですし、
直近のスコアでも大丈夫です。
ただし、英語を使う業界・会社に入るのなら
大昔のTOEICスコアを記載するのは、
辞めた方がいいかもしれません。
最後に
TOEICのスコアが高ければ
「目標に向かって継続して努力できる人」
「時間管理能力が高い人」という認定を受けるので
確実に有利にはなります。
しかし、有利になるからといって、
確実に内定がもらえるという訳ではありません。
採用面接で人事の方の印象に残すためには
社会人としても視点や、視座、視野を広めることで、
より採用されやすくなります。
そういった思考力を持つ就活生は少ないので
知るだけでも差別化できて、有利です。
思考力はTOEICのスコアと同様に、
一度身に付けたら一生役立つスキルなので
ぜひ、身に付けて欲しいなと思います。