こんにちは、ベルです。
僕は勉強法を徹底的にブラッシュアップした甲斐あって
TOEICの文法問題の点数が上がり、
2ヵ月で800点を超すことができました。
今回は、文法問題を乗り越えるために使っていた
文法の勉強法を10個紹介したいと思います。
簡単に言えば、文法を瞬間的に解けるコツです。
この10個のコツを覚えるだけでも
9割ほどの正答率になるはずです。
TOEICの文法問題が出題されるのは、
Part5とPart6だけですね。
このPart5だけでも問題数が30問、
Part6だけでも問題数が16問あります。
合計で46問分あるので、
リーディングのおよそ半分の250点ほどは配点されていることになります。
全体で言えば、およそ1/4です。
文法問題だけでもかなり大きな配分です。
それに、長文が圧倒的に楽に解けるようになります。
つまり、極端ですが、
「文法問題を制した者がTOEICを制す」
と言っても良いですね。
それくらいの熱量を持って文法問題に取り掛かって欲しいです。
そしてPart5とPart6は英語の量も少ないし、
過去に出た問題がリサイクルされて似た問題がよく出てくるため、
難易度が低く、点数源になるパートでもあります。
リサイクル問題がでるということは
出題の傾向とパターンさえ押さえてしまえば、
難問を除いた9割近くは取れるということです。
TOEICの問題の中でも
かなりおいしいパートとなっております。
たかが文法。されど文法なんですよ。
今回は、知っているか知らないかで
点数を大きく左右するTOEIC文法問題のコツを紹介していきますね。
知識があるだけでも
Part7を解く時間が浮くので
しっかりと定着させてほしいです。
TOEIC文法対策の勉強の仕方は?
TOEICの文法問題にははっきりとした勉強法があります。
それをまずは知りましょう。
知ってから文法の問題集で使えるようになればいいので、
先ずは知識を付けるということが大事です。
では、文法問題のコツ10個を紹介していきます。
僕がTOEICを初めて受けたころは
大学受験後ということもあって、
初心者でも半分以上は合っていました。
文法問題だけなら7割くらいは合っていたはずです。
長文問題の対策を全くしていなかったので
結局、400点を取ってしまいました。
もっと早くコツを知りたかったなと思います。
知らないだけでもだいぶ損をしていきました。
まずは、瞬時に答えが分かる問題を解説していきます。
問題番号[1]~[8]までです。
その次からは、少し時間が掛かりますが、
キーワードさえ押さえてしまえば
文法問題はゲームみたいに楽になってきます。
ではいきましょう。
TOEIC文法対策する厳選11問
「前置詞が選択肢」の問題
前置詞の問題では、後ろに名詞が必ず来ます。
(もしかしたら修飾されているかもしれませんが、
後の文章の中には名詞が必ずあります。)
後ろにある名詞を見つけれたら
スグに解くことができます。
そのため名詞を探すことに全力注ぎます。
例えば、次の練習問題をやってみましょう。
(A)between
(B)beside
(C)below
(D)by
(A)~(D)の前置詞を整理します。
前置詞の意味から後ろに来る名詞は
(A)から順番に、
「2つの間」位置関係(名詞と名詞の間にandがキーワードとして必ずある)、
「横」位置関係
「上」位置関係
「そば」位置関係と期間、
前置詞の名詞はthe end of this year
であり、期間を示しています。
(B)by
です。
「品詞が違う選択肢」の問題
品詞が違う選択肢問題は、すぐに解けてしまう問題が多いです。
というのも、前後の単語を読むと
空欄の単語に何を入れるべきかがハッキリしているからです。
例えば、次の練習問題をやってみましょう。
to withdraw Advertising companies.
(A)decreasing
(B)decreases
(C)decreasingly
(D)decreased
この問題を見た時には、
まず(A)~(D)の品詞を整理します。
(A)から順に
名詞、動名詞、副詞、過去形の動詞です。
選択肢が整理できたところで
問題のーーーに入る品詞はどれだかわかりますか?
実は、この問題を解くのに
品詞が分かればこの問題は解けてしまうんですよ。
問題文の主語を簡単にすると
Sharp ーーー in demand for TV
ですね。
で、動詞が
are fueling
です。
ということは、ーに入る品詞は(A)か(B)に限定されました。
次は動詞がareであることから複数形を選択しないといけない。
(B)decreases
になります。
「比較級・最上級」の問題
比較級や最上級は
more、the 等の単語があればすぐにわかります。
つまり、比較や最上級の単語がキーワードになります。
では、それを踏まえたうえで
次の練習問題を解いてみてください。
(A)best
(B)better
(C)well
(D)more
The が初めにあるから
(A)best
と思った方は、本当にそうでしょうか??
もう少し、読み進めると、
次の文章にもThe から始まり、
the better となっているのが確認できます。
The 比較級 + The 比較級.で
~すればする程、~だ。
という比較級の構文になります。
(B)better は good の比較級なので
good の対象がないといけません。
後ろの文章は、あなたの英語スキルというのに対いて、good になっています。
前半の文章には、speak にかかっている比較級なので
(B)の選択肢はダメになります。
(D)more
です。
更に深く掘っていくと他にもキーワードがあって
また次の練習問題はどうでしょうか。
(A)well
(B)good
(C)better
(D)best
ここでも、the があるからという
理由を根拠にして最上級を選ぶのではなく、
文末のever seen が根拠のキーワードになっています。
(D)best
です。
「動詞の時制・態・活用」の問題
動詞の時制問題、動詞の形(態)の問題と、
活用の問題が出た時の対策です。
このパターンの問題では、
(A)~(D)は全ての選択肢が動詞になっています。
全て選択肢が動詞なので、
瞬時に判断ができないため
少し難しく感じるかもしれません。
しかし、あるキーワードがあると
瞬時に根拠を見つけて解答できます。
例えば、次の練習問題をやってみましょう。
(A)will be rescheduling
(B)has been rescheduled
(C)reschedules
(D)had rescheduled
この問題では、選択肢が全て同じ動詞です。
ただ、時制と態が違うだけです。
こういった問題のパターンでは、
時制・態・活用の順に根拠を探してみます。
先ずは時制から。
時制
時制をピックアップしてみてみると、
for Monday 9 am があるのでここから
答えを探そうとしても、現在か過去かもわかりません。
そこで次に、態でキーワードを探していきます。
態
態に注目すると、主語が
My plan with taking out the garbage
であることが分かります。
問題文に目的語がないですよね。
目的語が無いのは、元々の目的語が主語に移動したからです。
能動態だと、この主語は元々は目的語になります。
つまり、能動態だと、
I have rescheduled my plan with taking out the garbage for Monday 9 am.
という文であったことが推測されます。
(B)has been rescheduled
です。
今回の問題は、態で終わりましたが、
もし態でも根拠が分からない場合は、
次に、活用形を見て根拠を探します。
「前後にキーワード」がある問題
前後にキーワードがある問題は多くあります。
多くあるので色んな問題があるんですよね。
例えば、次の練習問題をやってみましょう。
(A)接続詞
(B)動詞
(C)前置詞
(D)副詞
このパターンは
空白ーーーが文章と文章を繋ぐ
接着剤のような役割を果たすので
接続詞を選択します。
(A)接続詞
です。
この問題には、慣れたら一瞬で問題を解くことが出来ます。
こういった問題があれば、迷わず即答ですね。
前置詞と接続詞は以下の単語です。
前置詞
- because of
- due to
- thanks to
- owing to
- in
- on
- around
接続詞
- because
- since
- as
- and
です。
保存して、いつでも見れるようにしたら便利ですよ。
他にも、次の練習問題をやってみましょう。
(A)動詞の原形
(B)副詞
(C)形容詞
(D)動詞の過去形
となっているパターンです。
これも即答できますよね。
不定詞のtoが空白ーーーの前にあるので
もちろん原型の動詞が正解になります。
(A)動詞の原形
です。
「形容詞を性質を表す」問題
形容詞はその主語の特性を示していて、
その主語が=形容詞の能力を
持っているという文章になります。
例えば、次の練習問題をやってみましょう。
(A)reliablenessrely
(B)rely
(C)reliable
(D)reliably
(A)~(D)を整理してみましょう。
順の名詞、副詞、形容詞、動詞です。
問題文は主語がどんな性質を持っているのかを
説明しているので、形容詞が適切になります。
(C)reliable
です。
ほかにも語尾に以下の単語があると
形容詞になっています。
目安にしてください。
-ble
- reliable 信頼性のある
- reasonable 合理的な
- noble 高貴な
-ful
- beautiful 美しい
- awful ひどく
-ar,-ous
- nuclear 原子力の
- conscious 意識的な
-cal
- phisical 身体的に
- local 地方の
-ic,-ry,-ive
- specific 特に
- ordinary 普通の
- passive 消極的な
問題を繰り返し解けば英単語の型が分かってきますよ。
-ble、-ful
がついたら形容詞だな!とか。
この形容詞の「-ful」とかは、
日本人が漢字を覚えるときと同じ感覚です。
魚偏は魚のことを表しているなとか。
人偏は人のことを表しているな、
ということを型として瞬間的に分かりますよね。
それと同じです。
さぁ、次からは瞬時には判断することが
難しくなってくる文法問題です。
「訳して意味を考える」(接続詞)問題
接続詞が選択肢の時にこのタイプの問題が多いです。
つまり問題文の前半と、後半をよんで
意味を理解しないといけません。
そのため他の問題と比べると、独解力が求められています。
例えば、次の練習問題をやってみましょう。
(A)or
(B)so
(C)even if
(D)because
この練習問題では、英文の量が少なくて
簡単に全文を読めてしまいます。
しかし、実際の問題は
関係代名詞を多用して、受験者を迷わせる狙いで、
かなり長い文章になっているはずです。
しかし、本質的に文章の流れは、
「原因・結果・まだ起きていない未来の話・仮定・プロセス・目的・ゴール」
が書かれている文章になっています。
それらをしっかりと整理すれば
接続詞の問題はバッチリです!
この問題では、結果 ーーー 原因
の形になっています。
(D)because
です。
「キーワードが把握できない」問題
前後からキーワードを見つけることができないため、
視野を広げて全文を読まないと解けません。
キーワードが必ず文中にあるため、
それさえ見つけてしまえば楽に解けてしまいます!
例えば、次の練習問題です。
(A)to
(B)at
(C)in
(D)so
この問題も前後を確認しただけでは、正解が分からないようになっています。
その場合はどうするかというと、先ほどの問題同様に、
視野を広めて全体を眺めます。
そうすると、
give 物 ーーー 人
の形をしていることに気づきます。
このgive は
give 人 もの
という形をとることもできて、物と人の順番を入れ替えた時には
空白ーーーにある単語を入れる決まりになっています。
(A)to
です。
「品詞が全て同じ」問題
前後のキーワードだけでは、決定的にならない問題です。
そんな時は視野を広くして、文章全体を流し読みしてみましょう。
視野が広いと、前後以外にキーワードがあることに気づきます。
それでは次の練習問題をやってみましょう!
(A)reviewing
(B)watching
(C)instructing
(D)announcing
全部、動詞の進行形です。
これは困ったな。となりますが、
冷静に対処していきましょう。
まず始めに、英文の前後を読みます。
それで、どの選択肢も入りそうな気がしますが、
確実に正解な単語は1つだけです。
では、どの部分で正解を判断するのか。
それは、that です。
that があることで、文章が2つくっついています。
動詞の性質で that が使うことが出来る
選択肢を選びます。
難しく感じるかもしれませんが、
that を使うことができる動詞を知れば簡単になります。
(D)announcing
です。
that をとることが出来る動詞
他のthat をとることが出来る動詞は
「考える」動詞 + that
- understand
- suppose
- guess
- imagine
- feel
- remember
- forget
- think
- believe
- expect
- decide
- hope
- know
「伝える」動詞 + (人)+ that
- inform
- remind
- tell
- convince
- persuade
「主張する」動詞 + that
- mention
- answer
- complain
- explain
- promise
- suggest
- say
- admit
- argue
- reply
- agree
- claim
- deny
TOEIC文法問題集は何がオススメか?
上に挙げた9つのコツを実践レベルで使うためには、
繰り返して類題を解く必要があります。
英語学習は、繰り返して定着していきますからね。
で、繰り返すために文法対策の方法としては、
- 過去問に似せた問題集、
- 過去に出た問題そのものを解く
といった2つの方法で
TOEICに頻出の文法問題の対策ができます。
過去問に似せた問題集は本屋に行くと何冊も販売されているので
よく分からなくなってきますよね。
そこで僕がおススメする問題集では、以下のことができるようになります。
- 全問を解くための定められた時間配分通りに、Part5とPart6を解き切れる。
- 文法問題1問あたりの時間配分が体に染みつく
- 正答率が9割を超えるようになる
つまり、まとめると
リーディングの点数が上がります。
では、そんな問題集を紹介しますね。
TOEIC L&R 出る問特急 金の文法
英単語帳「金のフレーズ」で有名の
TEX加藤さんが執筆した文法対策の参考書になります。
金の文法はとてもオススメです!
初心者にもわかりやすい丁寧な解説で、
上級者も満足できるクオリティの問題が掲載されてます。
TOEICは英語力はもちろん必要ですが、
ある程度テクニックを知ってれば高得点を取れる問題です。
金の文法では時間をロスしない詳しいテクニックが分かるし、
攻略法が分かるようになってました。
少なくとも3周は練習したい参考書です。
TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問
この問題集は、金のフレーズの制作者でもある
TEX加藤さんが作成した一押しの問題集となっています。
TEX加藤さんといったら
TOEICを何度も満点を取り、
TOEICを分析しつくしており
界隈では巨匠のような方で尊敬できる方です。
TOEICテストと言ったらこの人あり、というくらい
TOEICのたびにお世話になっています。
TOEICアビメの見方も紹介してるので
受験した直後にTOEICの点数を知りたい時は
いつも参考にしていました。
結果を分析してTOEIC点数を伸ばして下さいね。
1駅1題 新TOEIC TEST文法特急
僕のTOEICスコアが400点だった時にお世話になっていた問題集です。
TOEIC初心者な方や、
英語の基礎知識を身に付けたい方にお勧めです。
問題文よりも解説が長いのでとても勉強になるし、
TOEICの基礎を知りたい時はこちらの参考書を繰り返し学習して下さい。
2009年に出版した参考書ですが、
未だに根強い支持があって
とっても使いやすい参考書になっています。
使い方としては、
- 名詞、動詞、副詞、形容詞の区別がつく
- 文法の使い方が分かる
- 文法の意味が分かる
3点が出来るまで何周もやり込んでください。
(問題を解いていくうちに意識してできるようになります。)
なぜ、答えがこうなるのかも解説を読み込み
誰かに教えられるくらいになってました。
このレベルまでいけば、
試験当日に迷うことが減り、
正答率が9割いくことができます。
TOEIC L&R TEST パート5特急 基本の150
基礎力を付けることに特化した参考書です。
これでもか!というくらい直前まで役に立ちます。
例えば、
- 直前にだけ勉強しても100点アップ
- 高頻度にでる問題を集中的に攻略できる
- 600点以上を目指したい人にとって基礎が身につく
- TOEIC受ける人なら絶対に知っておきたい150問
問題数が150問なので
ボリュームは少なく感じますが、
基礎を固めることができる濃い参考書となっています。
もちろん、1回勉強しただけだと伸びないので、
直前に繰り返し、学習できる人なら
かなり力強い参考書になってくれます。
TOEICの過去問を解いて傾向を知る
TOEICには、リサイクル問題が使われています。
つまり、過去出題されたのと似た問題が多いんですよね。
だから過去問を解いたら傾向も分かるし、時間配分もしやすいです。
そして文法だけでなく、
リスニングも実際に使われた音声を聞くことが出来るので、
これ以上ない問題集となっています。
過去問の手に入れ方と、
無料でリスニングの音声をダウンロードする方法は、
こちらで紹介しています。
TOEICの文法問題を対策するアプリ
アプリで文法問題を対策できたら
スキマ時間に勉強できるし、
参考書を持ち歩かなくてもいいので便利です。
その中でも動画で解説してくれる文法対策アプリがあったので
紹介したいと思います。
動画だとモチベーションが上がらない時も
「とりあえずやるかぁ」と軽い気持ちから勉強して
モチベーションが上がっていくのでとっても便利です。
また、動画で解説しているので、
イヤホンで聞き流しながら繰り返して勉強できます。
画面をずっと見ている必要はありません。
聞いていればいいのですから楽ですね。
動画英文法2700
アプリの名前通り、2700個のも問題を収録している化け物アプリですw
すこし抵抗あるかもしれませんが、
値段は1200円となっております。
5000円でも僕はインストールしていましたね。
だって、コスパが良いから。
モチベーションが低い時も、
やる気にさせてくれる教材は、
とてもありがたいですからね。
安すぎてむしろ申し訳なくなります(笑)
レベルは、気にしなくても大丈夫です。
2700問もあるので、初心者にも、
上級者でも対応している優れものです。
評価も高く、安心できますね。
最後に
以上、色んな参考書を紹介しましたが、
YoutubeからもTOEICの文法問題を解くことが出来ます。
動画なのでサクサクと進むことが出来るため、
時間がない忙しい方にもオススメの勉強法です!
極論を言えば、参考書自体はなんでもいいんです。
TOEICの難易度は中学で習う文法がほとんどですから。
【何を】やるのではなく、
【どれだけ】やれたか。
という部分が一番大事です。
繰り返しやって、
問題ごとの根拠とキーワードを把握すればいいのですから。
他にも、参考書の隅々まで勉強したとなれば
誰にも負けない自信が持てます。
そういった自信と、すぐに答えられる
瞬発力を身に付けていってください。
どの参考書も厳選したので、
本質的な文法が身に付けられるます。
どれを選んで、練習しても力になります。
これだ!と思って信じたものを最後まで信じ切って
TOEICの点数を上げていってください。
ただし英単語の知識が無かったら
文法の勉強法を知っていても
スコアを上げようにも上がりません。
こちらの記事で、効率的に英単語を勉強する勉強法と、
英単語を学ぶときに気を付けるべきことをまとめました。
英単語を学ぶときに気を付けるべきポイントを知ってください。
アメリカ在住11年の方が詳しく解説してます。