英語のみならず日本語でも会話をしているときに良く使うフレーズが「時間ある?」です。
何かをして欲しい時や食事などに誘いたいときに使うフレーズです。
例えば、「ちょっと聞きたいことがあるんだけど、今時間ある?」という時や、
「今晩、みんなで飲みに行くんだけど時間ある?」っていうシチュエーションは良くあると思います。
こんな「人を誘いたい」時に、英語でスラスラっと話せるとカッコいいですよね!
実は、英語で「時間ある?」というフレーズはそんなに難しくはありません。
日常的な英会話を話したいなら中学生で習うくらいの英文法さえあれば完璧なのです。
とはいっても例文が分からないとなかなか定着しないと思いますので、
今回は「時間ある?」という英文をたくさん紹介しながら分かりやすく解説しますね!
「時間ある?」は英語で
まずは、「時間ある?」を英語で言う良くあるフレーズです。
「時間」は英語で ”time” ですね。皆さん、知っている単語です。で、こうなります。
Do you have time?
時間ある?
簡単ですね。ほぼそのままです。
”have” は「持っている」という意味ですが、モノに対してだけではなく、時間・問題・考えなどに対しても使います。
英語が苦手という人でもこのフレーズは割と簡単に思いついたのではないでしょうか。
実はこの時にちょっと間違いやすい別のフレーズがあります。それが、
Do you have the time?
今、何時ですか?
見た目はほぼ同じフレーズですが、良く見ると “time” の前に “the” がありますね。
「まあ、間違えて付けちゃったんじゃないの」と思うかもしれませんが、“the” があるのとないのとで意味が全く変わってきます。
この ”the” は定冠詞と呼ばれるものですが、ある特定の時間を指していてこの場合、今の時間を指しています。
なので、「今の時間を持ってる?」→「今、何時?」といった意味になります。
“the” があるのとないのとで、「時間ある?」が「今、何時?」になってしまうのですね。
ですので、あいまいにしないで違いをちゃんと理解しておきましょう!
theについて詳しくはこちらの記事を読んでみてください
CHECK IT!
ネイティブとの会話で “the” が聞き取れるか不安だと思いますが、だいたいのケースで会話にジェスチャーが入ってきます。
そのため、腕時計を指しながら聞いてきたら “Do you have the time?(今、何時ですか?)の方ですw
でも今の時代、スマホを常に持ち歩いているので時間を聞いたり聞かれたりするケースは少なそうですね。
その他にも別の時間を表す単語を使って似たようなニュアンスで「時間ある?」と聞くことができます。
Do you have a minute? Do you have a second?
時間の単位を表す “minute”(分)と “second”(秒)ですが、短い時間を表す単語になるので「ちょっと時間ある?」といったニュアンスになります。
口語では、シチュエーションによって全文を言わずに略して”A (One) minute?” とだけ言ってきたり、”second” を “sec” に短縮したりするので覚えておきましょう。
ちなみに私は海外で街を歩いているときに “You got a minute?” と聞かれたことがあります。
当時、私はこのフレーズが分からなく「ミニッツ?」と聞き取れたので最初は時間を聞いているのかと思ったのですが、他にも何か用紙を持ちながらウロウロしている人達がいて、それを見て「ああ、なるほど。街頭アンケートだな。」と分かりました。
なので、「今、時間があるのか聞いているのだな」と理解することができましたね。
周りの状況から予想すれば、相手が何を言いたいのかだいたい分かるものです。
「時間ある?」以外の英文フレーズ
相手の状況にもよるのですが、「時間ある?」と聞くのは礼儀でもあり、少し回りくどくもあります。
なぜなら時間があるかどうかを聞いた理由はそのあとに何かをお願いしたかったり伝えたかったりするからです。
場合によっては、「時間ある?」と聞くより「明日の仕事の件で話がある」と初めから聞いた方が手っ取り早いですね。
英語はシンプルで分かりやすいのを好みます。
かと言ってダイレクトすぎるのも良くないのでやっぱりワンクッション置きたい。
そういった場合、次のように聞くのはいかがでしょうか。
今、話をしたい場合
Can we talk now?
今、話せる?
Are you available right now?
今、いい?
Have a moment to chat?
ちょっと話せる?
これらはカジュアルな聞き方です。
友達や親しい人に向けて使うフレーズになります。
職場で丁寧に尋ねたい場合
May I talk to you now?
今、話せますか?
I wondered if you could spare some time.
少し時間を割いていただけますか?
I’m sorry to interrupt you, but could I have a word with you?
お話中、申し訳ないですが一言宜しいですか?
I would like to use a few minutes of your time.
少しお時間を下さい。
職場でのフォーマルな言い方ですとこんな感じになります。
丁寧に言おうとすると英語でも日本語でも長くなりますね。
今夜どこかに誘いたい場合
Are you busy tonight?
今夜は忙しい?
Are you free tonight?
今夜は暇?
Do you have plans tonight?
今夜は予定ある?
What are you doing tonight?
今夜は何してるの?
とてもシンプルな英語です。
これなら簡単に覚えられますね!
「時間」を使った返事の仕方
ここでは「時間ある?」と聞かれた時の答え方を「時間」を使ったフレーズでまとめてみました。
Yes, Noだけでは自分の意思を細かく相手に伝えられないのでもう少し発展させたフレーズをご紹介します。
I have some time until my next appointment so I can talk to you now.
次の予定まで少し時間があるので今なら話せますよ。
My work has finished, so I have a lot of time.
仕事が終わったので、時間はたくさんあるよ。
Yes, I have enough time to talk.
はい、お話しする時間は十分あります。
I have a bit of time.
少しならありますよ。
I have plenty of time tonight.
今夜は時間に余裕があります。
Please call me when you have time, tomorrow.
明日、時間があるときに電話をお願いします。
I have a lot of free time because I quit my job.
仕事を辞めたので自由な時間があります。
I have time to go drinking tonight.
今夜は飲みに行く時間があります。
などなど挙げるとキリがないのですが、会話では「時間」に関係する話題は常にあるので色々なパターンを覚えておくとスマートに会話ができて便利です。
まとめ
「時間ある?」はほぼテッパンで ”Do you have time?” 一択ですね。
あとは、”time” にバリエーションをつけて “minute” や “second” に置き換えて「少し」といったニュアンスを出しましょう。
他にもご紹介したように意味的に「時間ある?」に相当するフレーズはたくさんあるのでシチュエーションによって使い分けてください。
これであなたの英会話の幅も広がりますよ!