目次
こんにちは!
今回は、
「There you goの意味」について具体的に紹介します。
また理解が不負かるように「Here you go」と比較して例文で詳しく解説しますね!
英語で会話していて、
「似たフレーズだけど意味がどう違うのかな?」
と言う経験ありませんか?
私は、大学と大学院でイギリス文学を専攻してたり、
アメリカへホームステイ経験もあるので、
上記のような経験を何度かしたことがありました。
そんな経験もふまえて、
よりわかりやすく例文で解説しつつ
英単語を会話の中に取り込めるように
ネイティブのように使える表現を紹介します!
さて、海外ドラマや英会話の勉強で
「Here you go」と「There you go」を何度も聞いたことはあるかと思いますが、
ネイティブはどう使い分けてるのでしょうか?
「Here」と「There」の部分しか違いがありませが、
意味を見るとニュアンスの違いがよりハッキリ分かります。
この記事を最後まで読めば
「There you go」の意味を知り、理解を深めて、
英語の勉強により役立つこと間違いなしです!
「There you go」と「Here you go」の意味とは?
「Here you go」と「There you go」
「Here」と「There」だけが違うこのフレーズ。
意味自体はどちらとも、
「はい、どうぞ」です。
それでは一体何が違うのでしょう?
簡単に説明すると、
-
- 「There you go」は物が相手に届いている時、物が遠くにある時に使われる
- 「Here you go」は物が動いている時、物が近くにある時に使われる
という違いがあります。
少し分かりづらいかと思いますので、例文を使って詳しく説明しましょう!
使われる場所はレストランやカフェで、
ウエイターやウエイトレスがお客様に料理を届ける時に言われます。
そのほかにも、お店やタクシーなどで支払いをする時にも使われています。
「”Here you go.”said my sister, as she put the drink on the table.」
「はい、どうぞ」と私の姉はテーブルに飲み物を置きながら言った。
「After my sister put down the drink on the table.”There you go.”」「はい、どうぞ」と私の姉はテーブルに飲み物を置いて言った。
「Here you go」は「〜しながら」に言い、「There you go」は「〜した後」に言います。
(ウエイトレスが来て)「Here you go」
(はい、どうぞ)
「Thanks. It looks delicious!You want some, Mommy?」
(ありがと。とっても美味しそう!ママも食べる?)
「You give me? Thank you, sweetheart」
(くれるの?ありがとう)
「There you go!」
(はい、どうぞ!)
② の例文は、
物が近くにある時か遠くにある時かの違いを示しています。
「Here」は近く、「There」は遠くという意味。
この例文の場合、
ウエイトレスは渡す相手(子供)の近くにいるので「Here you go」
子供は渡す相手(母親)と少し離れているので「There you go」
つまり、
何かを渡す時に渡す相手が近ければ「Here you go」
渡す相手が遠ければ「There you go」という違いになります。
「There you go」と「Here you go」は一見して同じような意味に見えて、
いざ使うとなると使い方が異なることが分かります。
それでは、両方を上手に使いこなせるようになるために
それぞれの意味についても説明しましょう!
「There you go」の例文
「There you go」には、色々な意味があります。
「はい、どうぞ」「そら、そのとおりだろう」「その調子」「それが言いたかった」「また始まった」「よくやった」
「There you go」には以上のような意味があります。
「Here you go」よりかなり多いですね。
例文を使いながら詳しく説明します!
「This is our specialty French! There you go.」
(こちらが当店自慢のフレンチとなります。どうぞお召し上がりください)
① では「はい、どうぞ」の意味が使われています。
料理は既にお客様に届いているので「There you go」を使います。
「He’ll love your terrine because he loves French」
(彼はフレンチが好きだからあなたのテリーヌを好きになってくれるわよ)
(彼がやって来て)「Wow! This terrine looks so delicious!」
(わぁ!このテリーヌ美味しそうだね!)
「Well, there you go」
(ねぇ、言ったでしょう)
② は自分の予見したこと(彼が料理を気にいる)がその通りになったので、
「自分の言った通りでしょ」という意味で「There you go」が使われています。
「I will keep trying without giving up!」
(諦めずに努力し続けるわ!)
「There you go!」
(その調子よ!)
③ は相手を励ます意味で「There you go」が使われています。
「Hmm…I can’t remember. What kind of kimono do Japanese wear in summer?」
(うーん…思い出せない。日本人が夏に着る着物みたいなものって何だっけ?)
「You mean “Yukata”?」
(浴衣のこと?)
「There you go! This is what I’m talking about」
(そう!それが言いたかったんだよ)
④ は「This is what I’m talking about」をくっつけて「それが言いたかった」という意味で、「There you go」が使われています。
「Huh. My girlfriend is so beautiful. Do you think so?」
(は〜。俺の彼女って綺麗だよな。そう思わない?)
「There you go again」
(また始まった)
⑤ は自慢話などがまた始まったこと意味して「There you go」が使われています。
「Look, look! I got a perfect score in the test!」
(見てみて!テストで満点を取れたよ!)
「There you go!」
(よくやった!)
⑥ はスラング的な言い方で褒め言葉の意味として「There you go」を使います。
このように、「There you go」にはとても多くの意味があります。
会話形式で使われるものばかりですので、
英会話の知識として是非役立ててください!
「Here you go」の例文
それでは次に「Here you go」ですが、
本来レストランやお店などで使われるフレーズです。
意味は基本的に「はい、どうぞ」のみですが、
「After you」と同じ意味として
「お先にどうぞ」という意味合いでも使われます。
そして「There you go」との違いでも述べたように、
物が移動している時に使われます。
また、「Here」は近いという意味があるため、物の位置によって使い方が異なります。
例文を見てみましょう。
(タクシーに乗ったとき)
「Here we are.」
(到着しました)
「Thank you. Here you go.」
(ありがとう。はい、(お金を)どうぞ)
「Thank you. Here’s change.」
(ありがとうございます。お釣りです)
「Oh,Thanks. But, keep the change.」
(あら、ありがとう。でも、お釣りは取っておいて)
例文はタクシーの運転手にお金を渡している時なので、
物が移動すること示す「Here you go」が適切です。
ここで「There you go」を使うと距離的に不自然な会話になります。
「There you go」は物が相手に届いていることを示しますので、
お金を払う最中のはずが相手(運転手)にお金が届いているように聞こえてしまうからです。
海外旅行でタクシーなどに乗った際は、
支払いの時に注意してくださいね!
「Here/There you go」の使い方
「Here you go」と「There you go」の意味を理解したところで、
次はその使い方についてより詳しく見ていきましょう!
何度も繰り返しになりますが、
「Here you go」も「There you go」もレストランやお店、タクシーなど、物の受け渡しの時に使われます。
そして上記でも述べたように、
-
- 「There you go」は物が相手に届いている時、物が遠くにある時に使われる
- 「Here you go」は物が動いている時、物が近くにある時に使われる
といった使い方の違いがあります。
ただ、使い方として少し知っておくべき知識があります!
There you go の似たフレーズ
まず最初に「There you go」ですが、似たフレーズがあります。
「There you are」です。
意味は「There you go」と同じように「はい、どうぞ」になります。
しかし「Here you go」と同様に、
「There you go」の方がアメリカではよく使われます。
このように「Here you go」と「There you go」との使い方の違いに加えて、
「Here you go」、「There you go」それぞれに気をつけるべき使い方の違いがあります。
私も小学生の頃だけではなく、
大学生時代も「Here you are」をよく使っていました。
海外旅行の際も「There you go」は使う場面があったはずなのに、
「Here you are」を使っていたと思います。
意味的には通じていたでしょうが、
「Here you go」と「There you go」の違いを知っていればもっと分かりやすく伝えられたでしょう。
この記事を読んだあなたは、
私のような不自然な会話とならないように気をつけてくださいね!
Here you go の似たフレーズ
「Here you go」は、似たフレーズとして「Here you are」がありますよね。
「Here you are」も「はい、どうぞ」という意味です。
私も小学生の頃の英語の授業でプリントを回す時によく使っていました。
「Here you go」と「Here you are」は似ていますが、
実は「Here you go」の方がよりカジュアルな表現になります。
また、「Here you go」はアメリカ英語として、
「Here you are」はイギリス英語としてよく使われる面があるようです。
例文を見てみましょう。
「(Mother gives an umbrella to her child)Here you go.」
(母は子どもに傘を渡して)はい、どうぞ)
例文のように「Here you go」は、
大人が子どもに何かをしてあげる時に使われることが多いですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
似ているフレーズでも意味や使い方を見ていくと全く異なる点がいくつもありますね。
おさらいですが、
- 「Here you go」は物が動いている時、物が近くにある時に使われる
- 「There you go」は物が相手に届いている時、物が遠くにある時に使われる
という違いがあります!
また「There you go」は意味の種類が多いので、
使い分けに気をつけましょう。
「Here you go」と「There you go」は、
英語の日常会話でよく使われる表現です。
この記事で正しい違いと意味、使い方を知って、
よりネイティブに近い英会話を目指してみてくださいね!
では最後に「Here you go」「There you go」のように
2語でネイティブのように表現できる便利フレーズを紹介します!
ぜひ英会話に役立ててください。