PrankとMischiefの違いって何?スラングの意味・使い方まで詳しく解説!

【監修】
英語講師ベル


塾講師を経て、書籍「英文工学」を執筆し、amazonランキング1位を獲得。英語を効率的に学習する「メルマガ」は5000人に購読され様々なメディアで取り上げられる。英語セミナーは累計1,500人が受講する人気講座となっている。
さらに近年では、英語学習アプリ「トークトレーナー」を制作し地上波テレビで取材を受ける。

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こんにちは。
私は、大学と大学院でイギリス文学を専攻していました。
アメリカへホームステイ経験もあります。

 

これまでの経験から今回は、
「PrankとMischiefの違い」について
具体的に紹介していきます!

 

英会話する機会が少ない方は、
どちらの英単語も
聞き馴染みのないものだと思います。

 

ですが、
実はこの2つの単語って
とても似ている意味を持っているんですよ!

 

「Prank」と「Mischief」の違いと
その意味、見分け方や使い方など、
詳しく解説していきます!

 

PrankとMischiefの違い

まず「Prank」と「Mischief」の違いについてですが、 

  • Prank」はドッキリを表現する単語。
  • Mischief」は悪ふざけを表現する単語。

 

という違いがあります。

 

どちらの英単語も共通しているのは
いたずら」を意味していることですね。

 

例文を見てみましょう。

〈例文〉

「He will play prank on me.」 

(彼は私にドッキリを仕掛けようとするでしょう)

 

「He got into mischief.」 

(彼はいたずらをした)

このような例文があります。

 

よく見てみると
「Prank」や「Mischief」に
他の単語が付いて使われていますね。

 

「Prank」と「Mischief」は
それぞれに興味深い意味おもしろい使い方があります。

英語圏の人と話す時や
英語力の上達に役に立つことでしょう。

 

それでは「Prank」と「Mischief」の
詳しい解説をしていきます!

 

Prankの意味

それでは「Prank」の意味から解説していきます。

繰り返しますが、
「Prank」は「Mischief」との違いのところでも述べたように、

  • いたずら
  • ドッキリ
  • 冗談
  • 派手に着飾る
  • 戯言
  • 悪ふざけ
  • 悪遊び

などの意味が「Prank」にはあります。
*参考資料:weblio英和和英辞典

 

「Mischief」と同じく
「悪ふざけ」という意味もありますが、

一般的には
テレビ番組などのドッキリで使われる
ことが多いです。

 

人を困らせるいたずらはいたずらでも、
Prank」は誰かを驚かせるいたずらを意味します。

 

〈例文〉

「She love that prank show.」 

(彼女ってあのドッキリ番組が大好きなんだ)

このように、
「Prank」と「Show」をくっつけて「ドッキリ番組」
と言ったりします。

 

文章として使うときは、

play prank」で「ドッキリを仕掛ける」、

pranked」で「ドッキリに引っかかる

という表現をします。

 

 

他にも「Prank」には
「派手に着飾る」という意味もあります。

〈例文〉

「She pranked herself for the party.」 

(彼女はパーティのために派手に着飾った)

こちらは動詞として使われます。

人が着飾る以外にも
派手に装飾をする意味もありますよ。

 

ドッキリだけかと思いきや、
様々な意味がある「Prank」です。

後ほど、詳しい使い方についても説明しますね!

 

Mischiefの意味

さて、続いて
「Mischief」の意味について
見ていきましょう。

 

「Mischief」の意味は、

  • いたずら
  • わるさ
  • ちゃめっ気
  • 損害
  • 被害
  • 悪影響
  • しゃくの種

などがあります。
*参考資料:weblio英和和英辞典

 

上記のように、
「Mischief」には「Prank」と同じく
「いたずら」や「わるさ」という意味があります。

 

しかし、
「Mischief」という英単語は主に
悪意のないいたずらや悪さを意味することが多いです。

 

 

一番分かりやすい意味合いとしては、

Mischief」は
子どもが人に迷惑をかけるようないたずら
という意味なのです。

意味の一つである
「ちゃめっ気」も子どもの性格を示しています。

 

より理解しやすいように
例文を見ていきましょう!

〈例文〉

「My brother is full of mischief.」 

(私の弟はいたずらっ子です)

 

「She always gets into mischief even if I scold.」 

(私が叱っても彼女はいつも悪さをするの)

 

「My sister is full of fun and mischief.」 

(私の妹はなかなかのちゃめっ気なんです)

このように文章で使うときは、

  • full of mischief」で「いたずらっ子
  • get into mischief」で「いたずらをする

という表現をします。

 

他の意味の例文も見ていきましょう。

〈例文〉

「The hurricane did a lot of mischief to the town.」 

(ハリケーンは街に大きな損害を与えた)

 

「Smoking has done mischief to our body.」 

(喫煙は私たちの体に悪影響を及ぼしている)

 

また「Mischievous」という形容詞もあり、

  • いたずらっ子
  • わんぱくな

という意味もあります。

例文を見ましょう。

〈例文〉

「My kids are mischievous.」
(私の子どもたちはわんぱくなのよ)

このように「Mischief」は、
子どもの性格を表すのに
よく使われると言うことがわかりますね!

 

それでは「Prank」と「Mischief」の
意味を理解したところで、
その使い方についても詳しく解説します。

 

PrankとMischiefの使い方

「Prank」と「Mischief」の違いや意味から、
両方とも「誰かにいたずらする」という時に
使うことが分かったと思います。

 

それでは1つずつ具体的な使い方を見ていきましょう。

 

Prankの使い方

意味のところでも述べたように、
「Prank」はいたずらはいたずらでも
人を驚かせるいたずらを意味します。

 

〈例文〉

「She doesn’t realize she was pranked.」 

(彼女はドッキリに引っかかっていることに気づいていない)

 

「He doesn’t want to be pranked.」 

(彼はドッキリに引っかかりたくない)

上記のような例文のように、
ドッキリ番組などの説明や
それを見ての会話などに使われます。

 

ただし「Prank」には
ドッキリの他にも意味があります。

そのため次のような使い方もできます。

〈例文〉

  1. 「I played a prank on my brother.」 

    (私は弟にいたずらをしました)

  2. 「He love the action of playing a childish prank.」 

    (彼は無邪気ないたずらをすることが大好きです)

  3. 「Your parents get angry if you don’t stop a malignant 」 

    (人の迷惑になるようなたちの悪いいたずらを止めないと親に怒られるよ)

  4. 「You can’t deceive her even if you do a child 」 

    (たとえ欺こうとしても彼女を騙すことはできないよ)

これらの文章はいずれも
「Prank」が使われていますが、
それぞれ少し違う使い方をしています。

 

①は「play a prank on」で「〜にいたずらをする

子どものいたずらを表現する時など、
「Prank」を文章化するのに使いやすいです。

 

②は「the action of playing a childish prank」で
無邪気ないたずらをする」です。

悪意のない悪ふざけのような
意味合いで使われています。

 

③は「a malignant prank」で
人の迷惑になるようなたちの悪いいたずら」です。

④は「a childish prank」で
人を欺こうとして〜する、手口の見えすいたつくり」です。

 

いずれも、
いたずらを意味する場面で使えます。

 

他にも
a marry prank」で
「愉快ないたずら」、「いたずら電話
という意味でも使うことができます!

 

〈例文〉

「This is a marry prank!」 

(これは愉快ないたずらだ!)

 

「I’m bothered about prank call.」 

(いたずら電話が多いことに困っています)

このように「Prank」には
様々な使い方があります。

それぞれの具体的な意味に注意
して使ってくださいね!

 

 

Mischiefの使い方

「Mischief」に関しても
意味のところで述べたように、

「Mischief」は
悪意のない悪ふざけということを
示すことが多いです。

 

〈例文〉

「He is up to mischief.」 

(彼はいたずらを企んでいる)

 

「They get into mischief.」 

(彼らはいたずらをする)

 

「They have a taste for mischief.」 

(彼らはいたずら心を持っている)

上記のように、
いたずらを企んでいること
いたずらをすると言う意味で使われます。

 

意味のところで紹介した
get into mischief」で「いたずらをする
という他にも、

例文にもある
be up to mischief」で「いたずらを企てる
という使い方もあります。

 

また、「taste for mischief」で「いたずら心
という使い方もできます。

 

「Mischief」について
このようないくつかの使い方を紹介しましたが、
「Mischief」にはいたずらという意味に近いもので
まだまだ多くの使い方が存在します。

 

それらを紹介しましょう。

〈例文〉

  1. 「Don’t carry your mischief too far.」 

    (いたずらも程々にしろ)

  2. 「You must not to plan mischief.」 

    (君は陰でコソコソ騒ぎ動いてはいけない)

  3. 「He is to do mischief to attract people.」 

    (彼は気を引くためにわざといたずらをする)

  4. 「She means mischief.」 

    (彼女は悪意を抱いているという)

  5. 「The child did it out of pure mischief.」 

    (その子はほんの面白半分にいたずらをした)

 

それでは、
「Mischief」が使われている
これらの文章を詳しく解説していきます。

 

①はいたずらを諫める文句です。

carry too far」で「〜をやり過ぎる」という意味であり、

「carry your mischief too far」で「いたずらをやり過ぎる」という意味になります。

 

それを踏まえて①の例文では
「Don’t」を持ってくることで、
「過ぎるいたずらは程々にしなさい」
という注意喚起に使えます。

 

②は「to plan mischief」で
陰でコソコソ騒ぎ動く」というフレーズを使っています。

陰で悪さを考えていることを示す時にも使えますね。

 

③は「to do mischief」で
わざといたずらをする」という
フレーズを使っています。

例文では誰かの気を引くため
という目的を使用していますが、
文章によって様々な使い方ができると思います。

 

④は「mean mischief」で
悪意を抱く、腹に一物がある」という
フレーズを使っています。

こちらはいたずらというより、
相手に対してあまり良い感情を
持っていない時に使えます。

 

⑤は「out of pure mischief」で
ほんのいたずらに」という
フレーズを使っています。

世の中では面白半分でやったいたずらが
大惨事を引き起こすことがありますよね。

 

「pure」はなくてもいいですが、
「面白半分」ということを強調したい場合は、
使った方がいいと思います。

 

また、「Mischief」には「Prank」と
同じようなフレーズもあります。

 

malignant mischief」で
程度のひどいいたずら」という意味です。

この「malignant」は
悪意のある」という意味を持ちます。

 

いたずらや悪ふざけなどの
意味を持つ「Prank」と「Mischief」に組み合わせると、
よりその意味が強調されるのでしょう。

 

豆知識として覚えておいてくださいね!

スラングで「いたずら」の別の言い方

最後に番外編として、
「Prank」と「Mischief」とは違う
いたずらのスラングを紹介したいと思います。

 

  1. Trick or Treat
  2. Naughty

 

聞いたことや知っている単語も
あるという人もいると思いますが、
詳しく解説しますね。

 

Trick or Treat

Trick or Treat」は
ハロウィンでよく使われていますので
ご存知の方も多いですよね!

お菓子くれなきゃいたずらするぞ
という意味です。

 

「Treat」が「お菓子」で
「Trick」が「いたずら」です。

「Trick」は「いたずら」の意味として
単体で子どもでも大人でも
スラング英語として使うことができます。

 

〈例文〉

「My best friend loves to play nasty trick.」 

(私の親友って悪ふざけするのが大好きなのよね)

to play nasty trick」で
悪ふざけをする」という意味になります。

ちなみに「nasty」とは「不快な」という意味です。

 

Naughty

2つ目のスラング英語は「Naughty」で
いたずらな、やんちゃな、わんぱくな
という意味です。

 

主に子どものいたずらや性格を
表現するときに使います。

〈例文〉

「My kids have been naughty!」 

(子供たち悪ふざけが過ぎるわよ!)

例文のように子供を注意する時などに
使われることが多いですね。

 

このように使い方は多少違いますが、
「Prank」や「Mischief」と一緒に
スラング英語を覚えておくと幅広く使うことができますよ!

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

「Prank」と「Mischief」の違いが理解できましたか?

 

どちらも「いたずら」と言う
共通の意味を持っていますが、
詳しく見ると次のような違いがありました。

  • Prank」は主にドッキリを表現する単語。
  • Mischief」は主に悪ふざけを表現する単語。

 

これを押さえておけば
使い方に間違う事はありません!

 

 

またそれぞれの意味や使い方において、
表現するときに必要な
フレーズなども紹介しました。

 

ビジネスメールや海外の友達とのメール、
英会話をする時などにぜひ使ってみてください!

 

もちろん、
「いたずら(prank、mischief)」は
ほどほどにしてくださいね。

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