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こんにちは、ミキです。
せっかく留学をしたのに、現地人のお友達ができないとか、友達がいない、と悩んでいる人は沢山いるのではないでしょうか。
私は10代後半から20代前半にかけてニュージーランドで留学経験があり、その経験を活かして現在は留学エージェントとして働いています。私自身の実体験や、お仕事を通して沢山の生徒さん達から「友達ができない!」「独りぼっち。辛い。」と相談を受けることが多いです。
では、実際に彼らがどうやって解決したのかをご紹介します。この記事を読めばきっと気の合う友達を作れているはずです!
友達ができにくい人の特徴
私は17歳の時に初めて留学を経験しました。英語力はゼロに近かった状態で、「How are you?」と質問されて、返答出来ずに固まった記憶があります。
今思うと恥ずかしいですが、当時の私は、
- 人見知りが激しい
- 自分からは基本的に話しかけない
- なめられてはいけないので、ムスっとしていることが多い
- 人と目を合わせない
といった状態で、一緒に留学をした友人とばかり日本語で話していたので現地人のお友達どころか、友達と呼べる友達が出来ないまま1回目の短期留学(4週間)を終えました。日本に戻ってから自分の行いを反省し、何がいけなかったのは良く考えました。
人見知り
日本人はよく「人見知り」という言葉を都合の良い解釈で使いますが、これは自分に言い訳しているだけです。外国で人見知りしていては、友達なんて一生出来ません。
私は1回目の留学で見事に失敗したので、2回目に留学する時は人見知りはせずにみんなと話すと心に誓いました。
そして、「待っていても何も始まらない!せっかく外国に来たんだから、日本にいる時の自分と別人になったっていいじゃないか!」と考えるようになり、英語力に自信もなかったけど、「どうせ変な英語で失敗しちゃっても誰も私のことを知らないんだから関係ない!」と、ある意味開き直りました。
不愛想な態度
みなさんはムスッとしてる人のそばに近寄りたいと思いますか?普通なら嫌だと感じるはずです。
では逆に、いつも笑顔で楽しそうでニコニコしている人ならどうでしょうか?自然と「この人なら話しかけても優しく返答してくれるかも。仲良くなりたい!」と好印象を与えると思います。
自分の英語力に自信がないので塞ぎ込んでしまったり、「私は人見知りだから。」と頑なに決めつけて、変わる努力をしたがらないことが友達が出来ない大きな原因だと思います。
あなたが留学をすると決めた時点で世界に飛び出す勇気を持っているという証拠です。内気な自分から一転し、外国人ウケする明るいフレンドリーさを身に着けましょう。
友達を作るための具体的な方法とは?
とにかく笑顔で話しかければ良い事は分かったけれど、「もっと詳しい内容が知りたい!」という方も多いと思います。会話のきっかけ作りを私の実体験をもとにご紹介しますね。
食べ物ネタ
当時私の英語力は本当に低かったので、現地生徒に声をかけるのは気が引けてしまい、同じクラスの優しそうな韓国人生徒に声をかけました。「どこから来たの?」とかそんな普通の会話からお互いに自己紹介をして、美味しい韓国料理屋さんを教えてと質問しました。すると意外とみんな丁寧に答えてくれるので、聞いた情報をメモしたりしていくうちに自然と一緒にお昼ご飯をそこに食べに行こう!となりました。
私は辛いものが大好きで韓国人の彼らと食事の好みがあったので一気に意気投合しました。自分の国の事を褒められて嫌な気分になる人なんていません。それがたとえ食べ物のことだったとしても、好印象を与えることに間違いなし。
私はこんな感じの食べ物ネタで、タイ人に「パッタイ大好き!トムヤムクン大好き!」と言ったり、中国人には「飲茶の美味しいお店ある?」と聞いたりして、美味しいお店を紹介してもらいつつ、一緒に遊ぶ約束にこぎつけました。
決して難しい会話をしたわけではありません。何度も言いますが、私の英語力は初級者レベルでした。でもこうやって交流を増やしたことで、休みの日にはみんながそれぞれ自分の国の料理を持ち寄って国際色豊かなパーティーをすることもありました。
積極的にイベントに参加する
留学エージェントで勤めているなかで、「ただ単に学校に行っているだけでは足りないです」と相談を受けたことがあります。
生徒たちの成功例から、現地人と仲良くなるには積極的にスポーツや音楽に参加することをお薦めします。また、日本語を教科として選択している現地生徒はすでに日本に興味がある生徒が多いので話しかけやすいですし、「Language exchangeしない?」と声をかけて、言語を教え合いっこするのも有りですよね。
正直に伝える
あとは、正直にぶつかるのも一つの手だと思います。現地人の生徒に「私は友達がいないの。でも日本人とは一緒に居たくない。英語を勉強しに来たんだ!お友達になってくれない?」といった直球勝負は想像以上に外国人ウケが良いんです。
友達が出来ないとか、友達がいないといったネガティブな事を打ち明けるのって、かっこ悪いって思ってしまうかもしれませんが、はじめにどんな手段を使ったとしても、その後に友達が出来れば全て解決です。
そして、日本では断るような誘いにも是非参加してみて下さい。例えば卓球が嫌いだったり苦手でも、普段は誘われたら断るような事でも、折角外国に来たんですから柔軟性を持って何でもやってみましょう。新しい人との出会いによって急に人生が変わることってあるんです!
簡単にまとめると
- 自分の好きなネタで引っ張る(私の場合は食べ物でした!)
- 一緒にご飯を食べに行く約束をする
- あの手この手で相手の国のことを褒める
- スポーツや音楽、何か身体を使うことに参加する
- 当って砕けろ!百打ちゃ当たる!の気持ちで直球勝負
- 普段はやらないことにも挑戦するくらい視野を広げる
話しかけられやすい人と話しかけられにくい人の違い
自ら話しかけることを前提に、これまでお話をしてきましたが、どうしても苦手な人はせめて話しかけられやすい人になって下さい。
待っているだけですが、これにもコツはあるんです。現地の人で日本人と友達になってみたいな~と感じている人は結構います。でも彼らだって話しかけるのに躊躇していたり、緊張していたりするものなのです。どうしても自分から行動に起こせないのであれば、話しかけられる雰囲気作りを心がけましょう。
話しかけられにくい人の特徴
- 常にヘッドフォンかイヤフォンをつけてスマホで何かしている
→話す気ゼロだと捉えられても仕方ないですね。話しかけないでオーラが自然と出てしまいます。
- いつも日本人の集団の中にいる
→日本人の集団が日本語でダーッと喋っているのって、日本語がわからないひとからすると怖いです。この集団の中に身を置いている人は、日本人としか遊ばないという印象がついてしまいます。
- 目を合わせない・挨拶しない・笑わない
→努力しようとする姿が見えなければ、相手にしてもらえません。英語が話せないからといってぶすっとする必要はありません。おはようの一言でも、笑顔があるかないかで印象は変わります。
話しかけられやすい人の特徴
- 自分が好きなことを周りに伝える
→好きな音楽や将来の夢、憧れている選手やアイドル、なんでもいいんです。自分が好きなことを周りに話すと、ひょんなことから共通の趣味がある友達を紹介してもらえたりします。
実際に私が受け持った生徒で宝塚が大好きだった子は、学校の演劇部の舞台パフォーマンスでヘアメイクのボランティアの誘いを受けたことがありました。彼女が大の舞台好きということは校内でも有名でしたので、それが功を奏したのですね。
- 日本人の集団の中にいるよりは独りの方がまし
→無理に日本人といる必要はないんです。だったら独りでいた方が同じような境遇の生徒と巡り合うことが出来ます。
お互いひとりで過ごしている生徒がある日常会話を交わし、それからは一緒に居るようになったということは実際に起きています。現地生徒でもひとりでいる子は探してみると居ますよ!
- 仲良くなくても現地の子の輪に居座る
→もしあなたの留学先が中学校又は高校なのであれば、学校にバディをつけて欲しいとお願いしましょう。バディは新入生のお世話役の生徒です。
バディと一緒にいる時間を増やし、あなたが「現地生徒とも交流する子」という印象を周りにつけることが狙いです。あなたが現地生徒と一緒にいるところを見ている生徒は必ずいます。そういった印象が他の現地生徒からの話しかけやすさに絶対繋がります。
「あの子、いっつもEmmaとJudyと一緒に居るなぁ。今度私も話しかけてみたいな。」なんて思ってくれるようになるんです。もし日本人のグループの中にいれば、その他大勢のひとりで気に留めてもらえないでしょうね。
友達ができない原因は礼儀正しすぎること!?
中高生の留学エージェントをしていると、食べ物の好き嫌いは正直にホストファミリーに話して良いことを必ず生徒さんに話します。
日本人は礼儀正しいので、嫌いなものでも無理して食べたりすることがあります。そういう風に家庭内で躾けられている人も多いのでないでしょうか。しまいにゃ、好きでもないのに相手の気持ちを気遣い「美味しい」なんて言ってしまったり・・・。
ホストはその言葉を真に受けて、美味しいと言ってくれた料理を沢山作り続けた結果、我慢できなくなった生徒が「本当は嫌いだった」と打ち明けると、ホストは「今まで我慢していたのか。ナゼ?どうして言ってくれなかったの?」とショックを受け、信頼関係に亀裂が入ります。
「え?そんなことで?」と思う人もいるかと思いますが、こういった些細な事でも日本人が良かれと思ってしたこと(ホストを傷つけたくなかった)が裏目に出てしまうことは実際に起きています。
食べ物のことだけでなく、こういった日本人の礼儀正しさが生む誤解であったり、良かれと思ってした事が現地人相手ではうまくいかない事は実は多々あります。
私たち日本人は相手の気持ちを読もうとしてしまったり、察してしまうことで、外国人相手には空回りしてしまったり、逆に相手が自分の気持ちを無視しているように感じて勝手に腹を立てたりという事があります。
日本人が思う「普通こうするでしょ。普通これくらい出来るでしょ。普通こんなの言わなくても分かるでしょ。」という普通の定義が海外では通用しないと思ってた方が気持ちはラクかもしれません。
好きなものは好き、嫌いなものは嫌い、自分の意見ははっきりと主張することに慣れている現地人にとって、はっきりと答えない日本人をもどかしく感じてしまい「よくわからない人」という扱いを受けてしまうことがあります。海外ではあなたの正直な意見が好まれますよ。
まとめ
いかがでしたか?留学で友達が出来ない理由は自分にもあったのかもしれないと気づいた人は今日から早速「話しかけられやすい人」を実行してみて下さいね。
折角外国に来たのに友達が出来ないと悲しむ時間があるのであれば、変わることを恐れずにどんどんチャレンジしてはいかがですか?
日本に居たら、いつもだったら絶対にこんな事しないと思うことでも、とにかくやってみたらそこにチャンスが転がっているかもしれませんよ!
今日からでもすぐに挑戦すれば気の合う友達が作れるかもしれませんよ!
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