【簡単にわかる】現在分詞の使い分け!3つの用法を徹底解説!

【監修】
英語講師ベル


塾講師を経て、書籍「英文工学」を執筆し、amazonランキング1位を獲得。英語を効率的に学習する「メルマガ」は5000人に購読され様々なメディアで取り上げられる。英語セミナーは累計1,500人が受講する人気講座となっている。
さらに近年では、英語学習アプリ「トークトレーナー」を制作し地上波テレビで取材を受ける。

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「現在分詞」は英文法の中でもかなり重要ですが、
たくさん使い方があって分かりずらくないですか?

私は、アメリカへホームステイ経験がありますが
現在分詞についてはチンプンカンプンでした。。。

 

しかし、きちんと文法・用法を知って、
使い方を学んだことによって
現在分詞の使い分けがちゃんと出来るようになりました!

 

そこで今回は、「現在分詞」の用法を
使い分けることが出来るように
丁寧にわかりやすく話していきますね!

 

たくさんの例文を交えながら紹介するので、
現在分詞がよく分からなくても、
読めばすぐに応用できるようになりますよ!

 

しっかり最後まで読んで、
この記事で現在分詞をマスターしましょう!

 

現在分詞とは?

現在分詞は、「going」や「waiting」などのように、
「動詞+ingで表される形の単語です。

 

例えば、現在進行形の文では、
「I am going home」の「going」のように、
「be動詞+現在分詞」という形で現在分詞が使われます。

 

現在分詞の作り方

 

現在分詞作り方は、
動詞の原型に「ing」を足すだけなので、
それほど難しくはありません。

 

例えば以下のように変形します。

  • walk → walking
  • keep → keeping
  • look →  looking
  • laugh → laughing

 

ただし例外もあり、
「make」や「take」などの「e」で終わる動詞の場合、
語尾の「e」が省略されて
「making」や「taking」という形になります。

 

また、「t」や「g」などの子音で終わる動詞の中には、
語尾の子音が二つに増やされるケースも存在し、
例えば「let」は「letting」に、「jog」は「jogging」に、
「shop」は「shopping」に、そして「pin」は「pinning」になります。

 

動詞から現在分詞に直す際に大きく変化することはほとんどありませんが、
こういった例外も存在するので注意が必要です。

 

最初は間違えるかもしれませんが、
慣れると法則がわかってくるので、
使いながら覚えていきましょう。

 

現在分詞の品詞とは?

 

現在分詞と言えば、次の例文のような現在進行形や
過去進行形を思い出す人も多いのではないでしょうか?

 

  • I am running.
  • He was eating.

 

しかし、現在分詞は進行形以外の用法でも使われていて、
形容詞や補語、副詞などと
使い方によって品詞が変化する特殊な単語です。

 

そのため、この時点では、
現在分詞を特定の品詞として覚えるよりも、
状況によって役割が変化する使い勝手の良いもの
という風に捉えておきましょう。

 

実際、現在分詞の使い方をマスターすると、
英語での表現の幅がグンと広がります 。

 

現在分詞の一覧:3つを使い分ける

現在分詞は主に、
形容詞、補語、副詞の三種類の品詞に変化することができます。

 

ここからは、現在分詞が
形容詞、補語、副詞
として使われた場合の役割について説明します。

 

形容詞として使う

 

現在分詞は、名詞の前後に置くと、
その名詞を修飾する「形容詞的」な役割を果たします。

これを専門用語を使うと、
【限定用法】といいます。

 

 

もう少しくだけた言い方をすると、
現在分詞は前後にある名詞がどんな物・状況なのかについて
詳しく説明することができる
のです。

例えば、名詞の「building (建物)」に「burn (燃える)」の現在分詞「burning」を付け加えて、
「a burning building」とすると、
「燃えている建物」という意味になります。

 

このように、現在分詞を名詞の前後に加えると、
「〇〇している〇〇」という形になるのです。

 

他の例もいくつか見てみましょう 。

  • running boy =「走っている少年」
  • smiling people =「笑っている人々」
  • rising sun =「昇っている太陽(=朝日)」
  • the walking dead =「歩いている死者」

 

今度は、これを実際の英文の中で使ってみましょう。

すると次のような文を作ることができます。

例文

I know that sleeping boy. 

「私はあの寝ている少年を知っている。」

 

Who is the crying girl? 

泣いている少女は誰?」

 

She saw some yarning people. 

「彼女は何人かの欠伸をしている人々を見かけた。」

これらの文を見れば、
現在分詞が必要な場面が
見えてくるのではないでしょうか。

 

例えば、たくさんの少年がいる場所では、
「I know that boy」と言っても、
それがどの少年を指しているのかはわかりません。

 

しかし、これに「sleeping」をつけることで、
たくさんいる少年の中でも、
寝ている少年について話しているのだと、
より明確に相手に示すことができるのです。

 

 

前置修飾と後置修飾

上記で紹介した例文では、
現在分詞は名詞の前に置かれており、
前置修飾と呼ばれます。

 

これとは反対に、
名詞の後ろに現在分詞を置くことも可能です。
これを後置修飾と呼びます

 

この場合、現在分詞は次の例文のように使用されます。

例文

I talked with the girl sitting on the chair. 

「私は椅子に座っている少女と話した。」

 

The person walking behind you is my cousin. 

「あなたの後ろを歩いている人が私のいとこです。」

 

Who is the guy talking with Jack right now? 

「ジャックと話している男は誰ですか?」

これらの文では、現在分詞が名詞の後に置いてありますが、
この場合でも「椅子に座っている少女」というように、
「〇〇している〇〇」という形になります。

 

前置修飾と後置修飾の一番の違いは、
前置修飾だと分詞は一語でいけないのに対し、
後置修飾
であれば分詞に複数語加えられる点です。

 

 

例えば、「車を運転している女性」なら、
前置修飾で「the driving a car woman」とした場合、
分詞部分が「driving a car」の三語になってしまうため間違い。

 

実際は分詞部分を名詞の後に置いて、
「the woman driving a car」としなければいけません。

このように、現在分詞が目的語などと
一緒に使われる場合は後置修飾なります。

 

 

ちなみに、目的語を省いた「運転をしている女性」なら、
分詞部分が一語なので「the driving woman」とすることが可能です。

 

補語として使う

 

現在分詞が補語として使われるケースもあります。

 

補語として使う現在分詞には

  1. 「keep」と一緒に使う場合
  2. 「have(get)」と一緒に使う場合
  3. 「知覚動詞」と一緒に使う場合
  4. 「自動詞」と一緒に使う場合

この4種類あるので詳しく紹介していきます。

 

補語と言われても
あまりピンとこないという人もいるかもしれませんが、
安心してください。

以下で紹介する内容だけ頭に入れていれば、
実際に使うときには問題ありません。

 

①「keep」と一緒に使う場合

動詞「keep」と現在分詞を併用する場合、
keep + 現在分詞」keep + 目的語 + 現在分詞」
二つの用法があります。

 

「keep + 現在分詞」という形で現在分詞を使う場合、
「〇〇し続ける」という文を作ることが可能です。

 

例えば、「I keep fighting」なら「私は戦い続ける」となり、
「She keeps talking」なら「彼女は話し続ける」となります。

 

過去形になったときも同様で、
「You kept reading the book」なら
「あなたは本を読み続けた」となり、
「We kept running」なら「私たちは走り続けた」となるわけです。

現在分詞を「keep + 目的語 + 現在分詞」
という形で使う場合は、〇〇に〇〇させておく」
という訳し方の文を作ることができます。

 

例えば、「I kept him waiting for fifty minutes」という文は、
翻訳すると「私は彼を50分間待たせておいた」です。

 

ただし、文脈によっては、この文を
「私は彼を50分間も待たせてしまった」という風にも訳すこともできます。

 

この用法にもう少し慣れるため、以下の例文も見てみましょう。

例文

Her teacher keeps her practicing English for an hour every day. 

「彼女の先生は、毎日一時間彼女に英語を練習させておく。」

 

He kept us walking for 30 minutes. 

「彼は私たちを30分歩かせておいた。」

このような「keep」を使った用法は、
ネイティブの間ではかなりよく使われるので、
ぜひ覚えておいてください!

 

②「have(get)」と一緒に使う場合

現在分詞を「have」や「get」などの使役動詞と
一緒にhave (get) + 目的語 + 現在分詞」
という形で使うと、
「使役動詞 + 目的語 + 動詞の原型」
のときとほぼ同じ内容の文を作ることが可能です。

 

「have + 目的語 + 現在分詞」を訳すと
「〇〇に〇〇させる(させておく)」という意味になり、
「get + 目的語 + 現在分詞」の場合は
「〇〇に〇〇してもらう」という訳し方になります。

 

どういうことか、例文で確認してみましょう。

例文

She had her daughter watching DVDs. 

「彼女は娘にD V Dを観させておいた。」

 

I got my friend fixing my car. 

「私は友達に車を修理してもらった。」

この用法は「使役動詞 + 目的語 + 動詞の原型」と
ほとんど変わらないので、実際の英会話では
「使役動詞 + 目的語 + 動詞の原型」の方だけ
覚えておけば問題はありません。

 

ややこしく感じる場合は、
こういう使い方もあるんだな、くらいに捉えておきましょう。

 

③「知覚動詞」と一緒に使う場合

使役動詞の場合と同じように、知覚動詞を使う場合でも、
「知覚動詞 + 目的語 + 現在分詞」という用法が存在します。

 

知覚動詞とは、 次のような動詞です。

  • see
  • look at
  • feel
  • hear
  • listen to

 

これらを「知覚動詞 + 目的語 + 現在分詞」の形で使うと、
「〇〇が〇〇しているのを見る・感じる・聞く」
といった内容の文を作ることができます。

 

以下がその例です。

例文

I saw him running. 

「私は彼が走っているのを見た。」

 

She felt her heart beating so fast. 

「彼女は彼女の心臓がとても速く脈打っているのを感じた。」

 

They heard their teacher screaming. 

「彼らは先生が叫んでいるのを聞いた。」

こちらの用法は、ネイティブの会話の中でも
頻繁に聞くので、覚えておいて損はないでしょう。

 

④「自動詞」と一緒に使う場合

「walk」や「sit」、「stand」、「come」などの
自動詞とともに現在分詞を使う場合、
「〇〇しながら〇〇する」という文を作ることができます。

 

この感覚を掴むために、以下の例文を見てみましょう。

例文

He walked smiling into the room. 

「彼は笑みを浮かべながら部屋に入って行った。」

 

They stood talking for an hour. 

「彼らは一時間話しながら立っていた(立ち話をしていた)。」

 

I usually swim closing my eyes. 

「私はいつも目を閉じながら泳ぐ。 」

このように、自動詞と現在分詞を一緒に使うと、
同時進行している二つの動作を表すことができます

 

この用法は、次に紹介する分詞構文の付帯状況と
かなり類似した役割を果たしますが、
実際に使う場合はこの二つを明確に分ける必要はありません。

 

ここで大事なのは、現在分詞を使えば、
同時に起こっている複数の動作を、
“and” “when” などの接続詞を使わずに表せられるということです。

 

ちなみに、「go」と一緒に現在分詞を使う場合には、
「〇〇しに行く」という訳し方が多いので注意しましょう。

 

例えば、「go shopping」なら「買い物をしに行く」、
「go meeting with them」なら「彼らに会いに行く」となります。

 

間違って「買い物をしながら行った」や
「彼らに会いながら行った」などと訳してしまわないようにしましょう。

 

副詞として使う

 

現在分詞は副詞としても使うことができ、
この場合の用法は【分詞構文】と呼ばれます。

 

副詞というとわかりにくく感じるかもしれませんが、
つまりは「新聞を読む」という文があれば、
「ゆっくり」や「丁寧に」など、
どのように新聞を読んでいたのかを説明するのが副詞の役割です。

 

分詞構文では、
「どのように」の部分を説明するために、
副詞として現在分詞を使うことができます。

 

この副詞として使う現在分詞には

  1. 「〇〇しながら〇〇する」
  2. 「〇〇しているとき(している間)に〇〇する」
  3. 「〇〇して、〇〇する」

3種類あります。

 

では、実際に現在分詞を使って、
「どのように」の部分を補っていきましょう。

 

①「〇〇しながら〇〇する」

 

例えば、
「My father was cleaning the room」 

(私の父は部屋を掃除していた)という文があったとします。

 

このとき私の父が
どのように部屋を掃除していたのかを説明するため、
「singing」を足してみましょう。

 

すると、
My father was cleaning the room singing 

「私の父は歌いながら部屋を掃除していた」となり、
「歌いながら」という情報を加えることができるのです。

 

このような、「〇〇しながら〇〇する」という文を表す用法は【付帯状況】と呼ばれます。

 

付帯状況を使えば、他にも以下のような文を作ることが可能です。

付帯状況の例文

I was walking back home talking with my friends. 

「私は友達と話しながら歩いて帰った。」

 

He is cooking, listening to the radio. 

「彼はラジオを聴きながら料理をしている。」

ちなみに分詞部分が文末に来る場合、
コンマを使います。

コンマを使う場合、
Mary read a book, sitting on a bench 

(メアリーは、ベンチに座って本を読んだ)
というような形になります。

 

分詞構文には、 付帯状況の他にも
いくつかバリエーションが存在するので、
それらもチェックしていきましょう!

 

②「〇〇しているとき(している間)に〇〇する」

 

まず一つ目は、「〇〇しているとき(している間)に〇〇する」という用法。

 

現在分詞を使った部分が「〇〇しているとき」や
「〇〇している間」の部分を表現します。

 

次のような文がその例です。

例文

Cleaning my room, I found an old album in my closet. 

「自分の部屋を掃除しているとき、私はクローゼットの中に古いアルバムを見つけた。」

 

My friend got injured, playing basketball. 

「私の友達は、バスケをしているときに怪我をした。」

この用法の場合、「when」や 「while」を
使って次のように言い換えることもできます。

例文

While I was cleaning my room, I found an old album in my closet. 

 

My friend got injured when he was playing basketball. 

 

③「〇〇して、〇〇する」

次に紹介するのが、続いて起こる
二つ以上の動作を表す用法です。

 

例えば、次の例文を見てみましょう。

例文

Wearing his new shoes, he started to run around the school. 

「新しい靴を履いて、彼は学校の周りを走り始めた。」

この文では、「靴を履く」という動作と
「走り始める」という動作の二つが存在し、
これらは連続して起こっています。

 

分詞構文を使えば、
連続する複数の動作を表すことができるのです。

 

ちなみに、この用法の文は、
接続詞「and」を使うことで
次のように言い換えることができます。

 

例文

He wore his new shoes and started to run around the school. 

 

現在分詞についてのまとめ

現在分詞とは、動詞の原型に「ing」を付けたもののことです。

進行形だけでなく、
使い方によって形容詞や補語、副詞など
さまざまな使い方があります。

 

現在分詞によって、
無駄に長文になることを避けることが出来て、
言いたいことをコンパクトに言えるようになります。

そのため知っているととても役に立つ文法です!

 

ぜひこの記事を参考にして、
現在分詞をマスターしてみてください!

 

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