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レストランやお店、またはビジネスシーンで「いらないです」とか「結構です」と
断るときにNo thank youばかり使っていませんか?
案外知られませんが、
No thank youは断る時の定番フレーズですが、
ちょっとぶっきらぼうな印象を与えてしまう英語表現なのです。
「冷たい人だな」と思われてしまう可能性もあるので注意したいですね。
では、英語でいらないと言いいたいとき、
ネイティブはどのな英語表現で断っているのでしょうか。
カナダで20代の半分以上を過ごした私が、
実体験を基に自然な断り方の英語フレーズをご紹介します。
「いらないです」と断る英語表現
まずは基本的な「いらないです」の言い方をご紹介します。
間違っても「No!」とだけは言わないようにしてください。
動画でも英語フレーズが紹介されてますが、
NO!というのはぶっきらぼうな断り方になってしまいます。
動画で紹介されてる英語フレーズを知っていれば
レストランで食事をする際やショッピングでレジの人との会話などいろんな場面で役に立つこと間違いなしです。
どれも丁寧な言い方なのでシチュエーションを問わず使えますよ。
この記事でも1つ1つ詳しく解説していきますね!
No thank you
冒頭でも少しご紹介しましたが、
このno thank youはちょっと気を付けたい英語表現です。
抑揚をつけずに言うと相手を不快にさせてしまう可能性もあります。
使う場合はトーンに気を付けて優しい口調でいいましょう。
ただし、はっきりと「いりません」と断る必要がある場合にはNo thank youがぴったりですよ。
A: Would you like some coffee?
コーヒーはいかがですか?
B: No thank you.
結構です。
Stranger: Hey, where are you hiking to? Do you need a ride?
知らない人:やあ、どこ行くの? 車で送ろうか?
Susan: No thank you.スーザン:結構です。
Thank you, but not thank you.
では、冷たい態度にならないように断るにはどうしたらいいのでしょうか。
一番簡単なのは、Thank you, but no thank youです。
最初に相手の好意に対してThank youと感謝の気持ちを伝えることで、no thank youがとてもソフトになります。
カジュアルに言いたい場合はThanks, but no thanksでもOKです。
A: Would you like some cookies?
クッキーはいかがですか?
B: Thank you, but no thank you.
ありがとうございます、でも結構です。
A: Do you want a gum?
ガムいる?
B: Thanks, but no thanks. I’ve got mine.
ありがとう、でも大丈夫だよ。自分のあるから。
Thank you, but I’m fine.
No thank youを使わない断り方もあります。
「ありがとう」から切り出すときに
よく使われるのがThank you, but I’m fineというフレーズです。
I’m fineは「元気です」と言う意味だと学校で習ったと思いますが、ネイティブは何かを勧められた時に「大丈夫、結構です」という意味でI’m fineを使うんです。
私が初めて現地でこの表現を聞いた時には耳を疑いました。
まさかI’m fineが断りの表現だったなんて驚きですよね。
様々なシチュエーションで使われていて、日常生活の中でその登場頻度は非常に高いです。
断る時はno thank youとインプットされてしまっている人は、この機会にぜひThank you, but I’m fineにアップデートしておいてください。
何度も練習してさらっと言えるようにしておくといいですね。
(バスの中で)
A: Would you like to have a seat?
この席どうぞ。
B: Thank you, but I’m fine. I’m getting off at the next stop.
ありがとう、でも大丈夫です。次の駅で降りるので。
A: Do you want some cake for dessert?
デザートにケーキはどう?
B: Thank you, but I’m fine. I’m watching my weight.
ありがとう、でもいらないわ。今ダイエット中なの。
また、I’m fineだけで使われる場合もあります。
A: Do you want more coffee?
コーヒーのお替りはいかがですか?
B: I’m fine.
結構です。
Thank you, but I’m good.
先ほどのThank you, but I’m fineと同じように使います。
これもI’m fine と同じように
I’m goodだけの形で使うこともできますよ。
とても簡単ですが、イントネーションには少し気を付けてください。
I’m goodの「good」は軽く発音し、I’mよりトーンを下げてgoodと言うようにしましょう。
A: We are going dinner tonight. Do you want to come with us?
今日みんなでディナーに行くんだけど、一緒にどう?
B: Thank you, but I’m good. I have to prepare for the exam.
ありがとう、でも遠慮しておくよ。試験勉強しなくちゃいけないんだ。
A: Do you want to make a membership card?
メンバーズカードをおつくりしましょうか?
B: I’m good, maybe next time.
結構です、また次回にします。
カジュアルに「いらない」と伝える英語表現
カジュアルな「いらない」の表現をまとめました。
丁寧過ぎないので友達との会話や普段使いのレストランやお店などでも使えますよ。
どれも一言で簡単に言い表せるので、ぜひ使ってみてくださいね。
I’m all set.
「all set」とは「準備が整っている」とか「準備万端」という意味があります。
I’m all set.はカジュアルな会話で使われるもので、
「Are you ready?(準備は出来た?)」
「Yes, I’m all set(準備万端だよ)」
のように使うこともできます。
そして、I’m all set. は何かを断る時にも使える表現なんです。
その場合は「何もいりません(必要な物は全て整っています)」という意味になります。
学校では習わないと思うので聞き慣れないかもしれませんが、
ネイティブが日常生活の中でさらりと言っている一言なのでぜひ何度も練習してみてください。
(機内サービスで)
A: Would you like some coffee?
コーヒーはいかがですか?
B: No thanks, I’m all set.
大丈夫です。
I’m cool.
カッコイイとか冷たいといった意味がある「cool」ですが、
断る時にも cool は使えるんですよ。
決して「自分イケてる」という意味ではないのでご注意を。
とてもカジュアルな表現ですので、友達との会話にぴったりですね。
A: Do you want some more beer?
ビールもう一杯どう?
B: I’m cool. I’m getting sleepy.
大丈夫、眠くなってきちゃったよ。
Not for me
「私にはいらないよ」という意味のフレーズです。
もう少し柔らかい言い方にしたい場合は
maybeを最初に付けてmaybe not for meと言うといいですよ。
A: This pasta is really great. Do you wanna have some?
このパスタすごく美味しいよ。ちょっと食べてみる?
B: Not for me. I don’t like tomato sauce.
私は大丈夫。トマトソース苦手なの。
A: Would you like to have your burger with fries on side?
ハンバーガーにポテトをお付けしますか?
B: Sure.
お願いします。
C: Maybe not for me. Can I have some salad instead?
私は結構です。代わりにサラダはありますか?
Not more
「もういらないよ」という意味です。
「もう少しどう?」と何かを勧められた時に「もうこれ以上はいらないよ」という時に使います。
A: Do you want another cup of coffee?
コーヒーもう一杯どう?
B: Not more, or I will not be able to sleep tonight.
もういらないよ。夜眠れなくなっちゃうからね。
Not now
直訳すると「今じゃない」ですが、
断る時には「今はいらない」という意味になります。
これも上記と同様にmaybeを付けると
ソフトな言い方になるので覚えておくと便利ですよ。
A: Do you want some coke?
コーラいる?
B: Not now. I’m not thirsty.
今はいいよ。喉乾いてないんだ。
A: Do you want to have some chocolate cake I made?
私が作ったチョコレートケーキ食べない?
B: Maybe not now. I have just had a big lunch.
今はやめとくよ。お昼ご飯をたくさん食べたばかりんだ。
It’s OK
直訳すると「大丈夫です」。
日本語と同じように英語でも断る時に「大丈夫です」と言うんですよ。
とっても簡単なのですぐに使えると思います。
ただ、気を付けてほしいポイントが一つだけあります。
それはIt’s OKとOKの混同です。
It’s OKは「大丈夫、結構です」という断る意味ですが、
OKは「はい、お願いします」という真逆の意味になってしまうんです。
断ったつもりが断れていなかった、、、なんてことにならないように十分に気を付けてくださいね。
また、イントネーションにも注意してください。
It’s OKのOKは軽く発音し、語尾のトーンは下げてください。
A: Would you like some whipped cream on top?
ホイップクリームを上にのせますか?
B: It’s ok.
大丈夫です。
A: Do you want some wine with your meal?
食事と一緒にワインはどう?
B: It’s ok. I’m driving later.
大丈夫。後で運転するから。
まとめ
英語で「いらない」と断る時の表現をご紹介しました。
どのようなシチュエーションでも使える丁寧な断り方からカジュアルな表現まで様々なフレーズがありましたね。
ここで一度おさらいしておきましょう。
1. No thank you. 2. Thank you, but no thank you. 3. Thank you, but I’m fine. 4. Thank you, but I’m good. 5. I’m all set. 6. I’m cool. 7. Not for me. 8. Not more. 9. Not now. 10. It’s ok. |
どれもシンプルでとっても簡単なフレーズですね。
難しい単語は出てこないので非常に使いやすいと思います。
これまで断る時にNo thank youばかり言っていた人は、
ぜひこの機会に新しい表現を増やしてワンランク上の英会話を身につけましょう。
そして断る英語表現のほかにも
「No way」をはじめとする流行りのスラングを勉強してみてください。
Noにはこんな使い方があったのか、とスラングは学ぶほどに面白いです!
CHECK IT!
それではあなたの英語力が上達することをお祈りしています。
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