目次
英語で人は、
- 単数形で”person”
- 複数形は”people”
と初級英語で学習します。
会話中は、気にならないのですが、
英語でライティングをしている時に、
人数が出てきたら、数字で書きますか?
それとも、one, two と単語で書きますか?
あれ?どっちだっけ?となりませんか?
今回は、英語で人数について書くときの文法ルールや、
PersonとPeopleの違い、英語の言い回しなどについて紹介します。
PersonとPeopleの使い方とは?
PersonとPeopleの例文
それでは、簡単な例文をみながら
personとpeopleの使い方について説明します。
- There is one person in this room.
(この部屋には1人います。)
- There are five people in this room.
(この部屋には5人います。)
- There are 10 people in this room.
(この部屋には10人います。)
部屋に何人いるのかの違いを表した例文ですが、
1人の場合は、one personを使いました。
a person でも意味は同じですが、
one personと人数を具体的に伝える方が自然な表現です。
②と③は複数形peopleで人数を表していますが、
ここでポイントは、
②five people
③10 people
このように数字と単語で表記している違いです。
実はこれには文法ルールがあります。
アメリカ英語の場合
1から9までの数字は
one, two, three…と単語でつづり、
10からは、数字となります。
イギリス英語の場合
1から10までが単語でつづり、
11からが数字で表記されます。
これは、新聞やWebサイトなどでも
きちんとルールとして守られている表現になります。
ライティングにはとても大切ですので、
必ず覚えておきましょう。
PersonとPeopleの複数の使い方
次の例文を見てください。
(私たちは各人にノートを配布しました。)
⑤We handed out notebooks to people who were in the class.
(私たちはクラスに出席していた人にノートを配りました。)
④は、every=それぞれの~ という意味になりますので、
every people と書きたいところですが、
正解は、every person となります。
理由は、ノートをそれぞれの人に配ったので、
配った人数は複数ですが、
every の後ろは単数形を使うという
文法的なルールがあるので、personを使います。
⑤は、出席していた全員に配ったという意味になりますので、
複数形でpeople を使います。
複数形はPerson”s”なの?
では、基本をおさえた所で、
次は少しステップアップして「Persons」を紹介します。
え?単数形に sがつく?・・・ということは?
そうなんです。
単数形にsがつく persons は、
people と意味が同じになりますが
使い方が違います。
personの複数形personsは
日常の会話や一般的な文章では使わずに
おもにpeopleを使います。
実はpersonsは古い言い方で「人々」となりますが、
現在でも法律に関する内容、フォーマルな文章、研究所や学術書など、
広くたくさんのところで使われています。
(この殺人事件には2人の容疑者がいた。)
海外ドラマで人気の法廷サスペンスや刑事ドラマでは、
セリフでpersonsを使うことがありますので、
ぜひチェックしてみてくださいね。
いろいろな場面での人数を表すことば
看板で使われる人数について
テーマパークなどの料金表や電車、
またはエレベーターなどの人数制限ついての
注意書きでよく見る文章を紹介します。
1人につき5ドル
◆ $5.00 / person
料金表の『/』は、per と見ます。
$5 dollars per person と読みます。
1人につき7ドル、カップルは12ドル
◆$7.00/ person , $12.00 for a couple
カップルは2人の意味ですね。
for a couple はカップル一組につき、
という意味になります。
定員12人
◆Maximum 12 persons
エレベーターなどの人数定員がある時には、
公の文章なので、personsが使われている場合があります。
~人中~位ってどう言うの?
順位やグループの何人中などの言い方は
どうなるでしょうか?
◆ I was a second place out of 100 people in the marathon!
(マラソン大会で、100人中2番だった!)
何番目+ out of +何人中 という順番です。
日本語と順番が逆になりますので、
意外に難しいと思います。
なので、いつも頭の中で、
ゆっくり考えながら言うことが多いです。
◆ 7 out of 30 students got flu, so the school shut down my class.
(30人の生徒のうち7人がインフルエンザにかかったので、
私のクラスは学級閉鎖になりました。)
だいたいの人数はどう表現するの?多数?少数?
だいたいの人数を表す
では次に、おおよその人数やだいたいの人数を
表す場合はどうでしょうか?
次の例文を見て比べてみましょう。
A: There are around 50 people working in my department.
(私の部署には、50人ほどの社員がいます。)
B: There are about 50 people in my department.
(私の部署には、約50人の社員がいます。)
人数について確信が持てない時には、
Aで使った “around”を使うと良いでしょう。
だいたいの人数がわかっている場合は、
Bで使った “about”を使うと良いです。
日本語では、
どちらも「約」や「だいたい」と訳されますが、
実はニュアンスが全然ちがうのです。
この細かいニュアンスを
使い分けることができると上級ですね。
多数や少数って英語でなんていうの?
では人数が多い、少ないと言いたい時には
どうしたらよいでしょうか。
また、大多数の人々などについて、まとめました。
|
大人数 |
⇔ |
小人数 |
① |
a large number of people |
⇔ |
a small number of people |
② |
many people |
⇔ |
many people |
それぞれについて、例文を見てみましょう。
① A large number of people were against his opinion.
It was only a small number of people supported him.
(多くの人々は彼の意見に反対しました。わずかな人々だけが彼を支持しました。)
② Many people experienced the earthquake,
but there were fewer people who prepared for the great earthquake.
(多くの人が地震を経験しましたが、しかし、大地震に備えた人は少なかった。)
many people に似たもので
次の英語表現もあります。
かなりの人がいた
quite a few people = かなりの人
(パーティーにはかなりの人がいました。)
まとめ
今回は、英語の人数について紹介しました。
英語でしかも数字に関係することって、
なんだか苦手だなぁと思う方は多いのではないでしょうか。
私もその一人です。
人数について、基本的な単数形person と
複数形peopleの使い方や、
文章にした時のルールについて紹介しました。
また、結構よく見るpersonsという単語についても、
どのような場面で使われるのか学びました。
そして、具体的な人数がわからない時や、
大多数や小人数の意味の表現も紹介しました。
いろいろなパターンを学びましたね。
ぜひ人数については自信をもって使ってみてくださいね。