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今回はとても便利な表現の「Same here」についてご紹介します。
「わたしもです」と言いたいときに、どんな表現を使いますか?
「Me too」がパッと思い浮かぶかと思います。
だけど、ちょっと待ってください!!
海外の方たちとの会話で「Me too」ばかり使っていると、少し幼稚な印象になってしまうなと感じていました。
私は10年以上前からカナダに住んでるので、海外在住のネイティブたちと話したりメールを続けたことにより、
今でこそ使えるフレーズが増えました。
初めは「Me too」しか知らず、そればかり使ってたのですが、
ネイティブの会話では「Same here」という表現が本当によく使われます!
この「Same here」と「Me too」はどちらも同意や共感を表しますが、実は違いがあります。
「Same here」の意味を知って使いこなせるようになると、ネイティブとの会話ももっと楽しくなりますよ。
では、ネイティブもよく使う「Same here」について、さっそく解説していきます。
Same hereってどういう意味?
「Same here」とは「Me too」と同じように、共感や同意を表すフレーズで、
「私も同じです」や、「同じく!」といった意味になります。
でもどうして「私」という意味の「Me」や「I」が入っていないのに、同意や共感を表すことができるのでしょうか?
「Same here」を直訳すると、「ここも同じです」となりますよね。
「ここ=わたし」と考えれば納得できると思います。
つまり、「here」は、場所を表すわけではなく「here=わたし」ということなのです。
そんな「Same here」は、「Me too」と同じようなくだけた表現ですが
「Me too」よりも少しだけかしこまっている印象があります。
同じ意味を持つ「Same here」と「Me too」には、どんな違いがあるか気になりますよね。
ネイティブたちはどうやって使い分けているのでしょうか?
詳しくみていきましょう!
Same hereとMe tooの違いは?
「Me too」と「Same here」、2つの違いは一体何でしょうか?
その違いとは、「肯定文でも否定文でも使えるかどうか」です。
日本人がよく使う「Me too」は、実は否定文では使えません。
否定のときは、「Me neither」と言うのが正解なのです。
ところが、「Same here」は否定の時でも使うことができます。
Same hereとMe too、どちらがよく使われる?
では、ネイティブたちが実際によく使うのはどちらの表現でしょうか?
実はこのどちらもよく使われます!
「Me too」のほうは使いすぎると少し幼い印象になってしまうのも事実です。
ですが、ネイティブたちはそこまで気に留めていないと思いますよ。
大人でもよく「Me too」は使います。
Me tooを使った例文はコチラの記事に詳しくまとめました!
どんなシチュエーションだと自然なのか確認してみてください。
CHECK IT!
私がカナダで生活していたあいだは「Same here」も「Me too」も同じくらいよく聞いたので、
ネイティブたちはあまり意識せずに使い分けているようです。
では実際にはどうやって使うのでしょうか?
早速みていきましょう!
Same hereの使い方と例文
お伝えしたとおり、「Same here」は肯定文でも否定文でも使えます。
「わたしもです!」と同意や共感をしたい時に言えばいいだけなので、
「Me too」に慣れている人でも簡単に使いこなせるようになりますよ。
例えば、肯定文のときはこんな感じです。
(映画を観たいです。)
Same here.
(私もです。)
そして、否定文のときもこうなります。
(外にいきたくないな。)
Same here.
(私も同じく。)
ちなみに、このときに「Me too」を使いたければ「Me neither」となります。
また、「Same here」は「同じものがほしい」と言いたい時にも使うことができます。
例えば、レストランで相手と同じものをオーダーしたいときに、
A: I’ll have the french toast, please.
(フレンチトーストをください。)
B:Same here.
(わたしも同じものをください。)
といった具合に使うこともあります。
海外旅行でもすぐに実践できる、とても便利な表現ですね。
レストランで使う英語フレーズをもっと知りたい方は、
コチラの記事に箇条書きしてまとめましたので、
ぜひご覧ください!
Same hereは省略することもできる!
応用編となりますが、実は「Same here」は「here」を省略して、「Same」とだけ言うこともできます。
この場合ですが、「私も」の部分の「here」が無くても意味は全く同じです。
ちなみに、私はネイティブの友人と会話する時に、よく「Same!」と言っています。
最初に言われた時は「どういうこと?」と思いましたが、
会話の状況から「here」を省略したと分かり、目から鱗でした。
かなり砕けた表現にはなりますが、親しい間柄だとこの言い方もできますよ。
Same hereはフォーマルな表現?
「Same here」は、カジュアルな表現のスラングです。
「Me too」よりはフォーマルですが、ビジネスや目上の人との会話では使いすぎないほうがいいかもしれません。
ビジネスの場で同意したい時は、「So do(am) I」と言うほうがベターです。
あくまで、親しい人たちとの間で使うものとして覚えておきましょう。
まとめ
では、「Same here」についておさらいです。
- 「Same here」は同意や共感を表す表現
- 肯定文でも否定文でも使える
- 同じものが欲しいときにも使えるフレーズ
- 省略して「Same」とだけ言うことも可能
- 「Me too」と同じくらいよく使われる表現
- スラングなのでフォーマルな場では使いすぎないほうがベター
難しいフレーズではないので、今すぐにでも使えますよ。
「Me too」以外を知っていると、なんだか英語ができる気がしてきますよね。
初めて使うフレーズはなかなか自分のものにすることが難しいですが、
慣れてくると自然と使いこなせるようになってくるはずです。
では最後にSame hereのような便利で
2語で表現できる簡単フレーズを紹介しますので、
ネイティブとの会話でぜひ実践してみてくださいね!