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今回は、「Calm down」の意味・使い方について分かりやすく紹介します。
私は日本の中学卒業後、高校と大学をアメリカで生活をしていましたが、日本では全く聞いたこともなく、
中学時代には目にも耳にもしたことないフレーズだったので、初めてcalmの意味を知ったのは、その単語そのものを始めて知った時でした。
ただ、一度知ってしまうと、かなり色々な場面で使われてることに気づきました。
では、このフレーズには実際にどのような意味があるのでしょうか。
そして、「Calm down」というフレーズは、どんな時に使われるのでしょうか。
これから色々ご紹介する例をごらんいただくと、
「あ!あのシーンで使ってたかも!」と、映画や海外ドラマでのワンシーンを思い出したりするかもしれません。
とても使いやすいフレーズですので、わかりやすい例文を後ほどご紹介したいと思います。
「Calm down」 の意味とは?
calm(カーム)は、
- 「落ち着いた」、「静かな」、「穏やかな」という形容詞、
- 「静けさ」、「落ち着き」という名詞、
- 「落ち着く」、「落ち着かせる」という動詞、
があります。
では 「calm down」 とは?
実は「calm」と「calm down」は、熟語でありがちな意味の違いがほとんどありません。
でもフレーズとして、会話でよく出てくるのは「calm down」の方で、とにかく
「落ち着いて!」と、なだめる時に使うことがほとんどです。
私はまだ留学して間もない頃、誰かがこの言葉を使っているのを聞いた時、
「Calm down」ではなく「Come down」と聞こえてしまい、
下りてきて=落ち着いて、
っていうニュアンスなのかな、としばらく勝手に勘違いしていました(笑)
calmの由来
ちなみに、あまり日本では、あまりなじみのない「calm」ですが、
「Keep calm and carry on」(平静を保ち、普段の生活を続けよ)という、もともとイギリス政府が、第二次世界大戦が始まる前に、大戦が始まった後の混乱やパニックに備えて国民の士気を保つために作られたといわれるポスターがありました。
いまやこの「Keep calm and 〇〇〇〇」という合言葉が色々なところでモチーフとなり商品化されているので、このデザインから「calm」という意味を知った方も多いのではないかと思います。
「Calm down」の正しい使い方・例文
「Calm down」は、「落ち着いて」という意味合いで、意外とさまざまな使い方があります。
例えば、
- 誰かが口論をしているところに仲裁に入る時
- 誰かが何かに対して感情的になっているのをなだめる時
- 興奮が冷めやらない時に声をかける時
- 自分に対して言い聞かせる時
まだまだこの他にもいろんなシチュエーションはありえますが、今回はこの4パターンでご紹介したいと思います。
映画や海外ドラマで出てくるような、よりなるほど!と思って頂けるような例文でそれぞれご紹介してみたいと思っています。
実際の生活で使うことも多くあったので、実用性も高いですよ!
誰かが口論しているところに仲裁に入る時
【例文】幼い兄弟がけんかを始め、お母さんが止めに。。。
(こら、何やってるの? 落ち着きなさい二人とも!)
【例文】メジャーリーガーたちが乱闘を始め、監督やチームメイトが仲裁に。。。」
(ちょっとちょっと、やめろ、やめろ、やめろって!!!とりあえず落ち着け!!)
誰かが何かに対して感情的になっているのをなだめる時
【例文】レストランで店員さんにクレームを言うお客さんを別のお客さんがなだめに。。。
(ちょっとどうしたんですか、何があったんですか、落ち着きましょう、大丈夫ですよ。)
【例文】携帯電話をなくしてしまった友達がこの世の終わりのように取り乱すのをなだめに。。。
(大丈夫だよ、とりあえずできること考えよう。いったん落ち着こ、きっと大丈夫だからね。)
興奮が冷めやらない時に声をかける時
【例文】大好きな芸能人を街中で見て騒ぐ友人に。。。
(ちょっと落ち着かなきゃダメだって!)
自分に対して言い聞かせる時
【例文】大事な試験の前に一睡もできず焦る気持ちのまま試験を受ける時。。。
(落ち着け自分。。。きっと大丈夫。。。きっとがんばれる。。。)
ネイティブの会話では、これ以外にもいろいろな言い回しはありますが、
大きく分けて4つ、今回はご紹介してみました。
Calm downは命令文の意味ではない
ちなみに「Calm down」は、さまざまな場面でとてもよく使われる表現です。
例文でもご紹介したように、友人同士、お店、学校、職場、家庭、
いろいろな場面で、もめごとやハプニングで、感情が高ぶった誰かに対して使われることが多いですね!
英語学習者の中には、「あれ?Calm downって動詞から始まってるから命令文じゃないの?」
というような疑問を持つ方もいるかもしれません。
学校では、動詞から始まる文=命令文、と習いますが、会話ではすべてがすべて命令文になる
わけではありません。
日常会話で使う、このような動詞が入ったフレーズは、
どちらかというと、提案や声かけとして使われることの方がほとんどです。
他のフレーズにもいえることですが、
動詞から始まる文は命令文、という固定概念は会話ではあまり有効ではないので、とらわれ過ぎないように注意しましょう。
まとめ
「Calm down」についてまとめると、
1.「Calm down」は、とてもよく出てくるフレーズ
2.「Calm down」には、いろいろな使い方がある
3.使いやすいフレーズなので、自ら使える
4.自分に対しても使える
5.動詞から始まるからといって、必ずしも命令文、というニュアンスでもない
この5つのポイントを押さえておけば、
使いたい!って思ったときにすぐに使えるようになるきっかけになるでしょう!
あまりけんかや仲裁しないといけない場面には遭遇したくはないですけどね(笑)
なだめてあげる英語を使えることは、その場を和ませることもできる可能性もありますので、
知っていて損はないフレーズです。
では最後にcalm downのような便利で
2語で表現できる簡単フレーズを紹介しますので、
ネイティブとの会話に役立ててください!