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「Of course」といえば、「もちろん」という意味になることを学校で習った人も多いですよね。
でも実は、この「Of course」には「もちろん」以外に3つも意味があることを知っていましたか?
私もカナダに行くまでは単純に「もちろん」という意味しか理解していなかったので、ニュアンスの違いがあることを知ったときはびっくりしました。
特に、「You’re welcome」の代わりに使えると知ったときは、
どうして学校で教えてくれなかったの〜!と思ったほどです。
今回は、そんな重要な3つの意味を持つ「Of course」について使い方を解説していきます。
Of course3つの意味とは?
「Of course」は日本語にすると「もちろん」や「当然です」という意味になります。
ですが、一口に「もちろん」といっても、実はニュアンスが違ってくるのです。
その意味の違いは大きく分けて3つです。
- 当たり前なこと、よく知られていることに対して使う「Of course」
- 許可するときに丁寧な「Yes」を意味する「Of course」
- 同意や異議を唱えたいときに、発言を誇張する意味での「Of course」
ネイティブたちは、この3つの意味を自然に使い分けています。
では、詳しく使い方や例文で理解していきましょう!
Of courseを使った例文
大きく3つの意味がある「Of course」ですが、
使い分けはどうすればいいのか迷いますよね。
ひとつひとつみていきましょう!
①当たり前なことを表現する例文
(もちろん、スターウォーズは見たことあるよ。)
この例文はよく見る of course の使い方ですね!
②許可するときに「Yes」の代わりに使う例文
A: Could I borrow your pen?
(ペンを貸していいただけますか?)
B: Of course!
(もちろんですよ!)
貸せない理由はないです、というニュアンスですね。
③同意や異議を唱える場面で、発言を誇張する例文
A: I think you are right.
(君が正しいと思うよ。)
B: Of course I am!
(当然だよ!)
間違えてるわけないでしょ!といった感じでしょうか。
相手の発言に「当たり前でしょ!」と強く同意する時に使えます。
日本人に馴染みの薄いOf courseの使い方
ネイティブたちと会話していると、「こんな使い方もあったのか!」と
目から鱗だった「Of course」の使い方があります。
その使い方とは「You’re welcome」として使う方法です。
Thank youへの返事の仕方はたくさんありますが、実は「Of course」でもOKなんです。
ただし、この「Of course」にも「当然ですよ」という意味を含んでいますので、
会話によっては失礼になってしまうこともあります。
使い方には注意が必要です。
私はカナダでキッチンの仕事をしていましたが、
仕事中に「you’re welcome」の代わりに「Of course」を使うこともしばしばありました。
例えば、上司がやっている皿洗いを代わる場面で使うとこんな感じです。
A: I’ll take over.
(代わりますよ。)
B: Oh yeah? Thank you!
(あらほんと?ありがとう!)
A: Of course!
(もちろんです!)
上司はメニューの考案などやることがたくさんあるので、
手の空いている私が皿洗いをやって当然ですよ、
と言うニュアンスで「どういたしまして=Of course」と使っています。
Of courseを文頭で使う
「もちろんです」と一言の返事として使えるOf courseですが、文頭で使えます。
使い方としては、次にくるセンテンスを強調することもできます。
例えば、
A: We’ll throw a party this weekend, will you come join us?
(今週末にパーティをするけど、君も来る?)
B: Of course I will!
(もちろん行くよ!)
この場合は「I will」を強調した使い方ですね。
Of courseと似た意味を持つ表現は?
「もちろんですよ」という意味で
- 「Absolutely」
- 「Certainly」
- 「Sure」
といった表現が、「Of course」の代わりに使えます。
「Certainly」はフォーマルでかしこまった表現なので、ビジネスの場でも使えますね。
カジュアルな表現だと「Sure」も「Of course」と同じように使えるのですが、この2つにはハッキリとした違いがあります。
その違いをみていきましょう!
Of courseとSureの違いはなに?
どちらも「もちろんですよ」という意味で使える表現ですが、
「Of course」と「Sure」は具体的に何が違うのでしょうか?
「Of course」は「当然」というニュアンスを含む「もちろんです」という意味でしたが、
「Sure」には「当然ですよ」というニュアンスは含みません。
なので、「Of course」よりも柔らかい表現になります。
どちらかというと「Yes」や「All right」のカジュアルな言い換えというほうがしっくりくるかもしれませんね。
日常会話で「いいですよ〜!」という場面はかなりあると思いますが、
私はたいていの場合は「Sure」や、
さらにくだけた「Sure thing!」を使っています。
場合によっては「Of course」だと「あったりまえじゃん!」という失礼な感じになってしまうので、
無礼のないように使い分けたいですね。
sureについて、わかりやすくまとめましたので、
こちらから具体的に解説していきます。
ビジネスで使うOf courseを
「Yes」の丁寧な言い方として使える「Of course」ですが、ビジネスの場で使うには少しカジュアルになります。
言い換えとしては、先ほどもご紹介した「Cerainly」「Absolutely」のほかにも、
「By all means」「With pleasure」といった表現もあります。
A: Could you give me a hand?
(手をかしてくれますか?)
B: Certainly!
(かしこまりました)
A: May I borrow this book?
(この本をお借りしてよろしいですか?)
B: By all means.
(もちろんです)
A: Would you mind bringing a cup of coffee for me, please?
(よければコーヒーを持ってきてくれませんか?)
B: With pleasure.
(もちろんです)
Of courseはカジュアルな表現
「Of course」はカジュアルですが、失礼ではなくむしろ丁寧でフレンドリーな表現です。
ただ、説明したとおり「当然です」というニュアンスを含むので、会話の流れによっては上から目線で失礼な言い方にもなりかねません。
使うときは少し注意したほうがいいかもしれませんね。
Of courseとOff courseの違いは?
つづりは似てますが、意味は全然違う「Off course」という表現。
「Off course」は計画が予定通りにいかないことや、
直訳どおりに「道を外れる」という意味になります。
どちらも同じ発音ですが、Fがひとつあるか無いかで「Of course」とは全く違う意味になりますね。
センテンスの中で使う表現なので、「当然だよ」といったニュアンスも含みません。
例えば、ロケットの発射の場面で
(木曜日に発射されたロケットは30秒後に軌道を外れた。)
となれば、違いがわかりますよね。
ですので、日常会話の中での違いはハッキリと区別できると思います。
ちなみに対義語は「On course」(正しい方向に進んで)なので、
セットで覚えておくと間違わずに済みそうですね!
まとめ
以上のことをまとめると、
- 「Of course」は「もちろんです」という訳になる
- 大きく分けて3つの意味とニュアンスがある
- 「当然です」というニュアンスを含むので注意が必要
- 「You’re welcome」の返答としても使える
- 「Off course」は全く違う意味になる
- 言い換えとして「Sure」や「Absolutely」がある
- ビジネスでは「Certainly」や「By all means」などで言い換えられる
- 「Yes」の丁寧な言い方だがカジュアルな表現
となります。
では最後にOf courseのような便利で
2語で表現できる簡単フレーズを紹介しますので、
ネイティブとの会話に役立ててください!
ぜひ、英会話やネイティブの友人との会話で使ってみてくださいね!